荷川取 雅樹/著 「マクラム通りから下地線へ、ぐるりと」

「素晴らしい日曜日 1976年・夏」から「窓の雪はため息のように 1987年・冬・東京」
までの私小説短編7編と
第33回 琉球新報短編小説受賞作品「前、あり」、
第1回 RBC SFファンタジー大賞作品「病院鬼ごっこ」の短編小説。

知人の用事に付き合って入った印刷屋さん「プラネット」。
店内を見ているとカウンターに平積みになっていた本
「マクラム通りから下地線へ、ぐるりと」
本を開くと宮古の人が著した短編小説のようなので購入。
・色々なエピソードから宮古の人には懐かしく、ナイチャーにはかつての宮古島を
感じることが出来ると思う。
・全てに共通して「オチ」の部分が素晴らしく心に残る。
・サラッと読みやすいが、同世代の者としては、度々ひっかかり、
「あぁ、あの頃は…」何て思いに耽ってしまった。
★★★★☆(やや良い)
宮古島舞台、同世代の共感により★3からプラス★一つ。