国是 | どちて坊やが隠居をしたら~日本国でも毎日が徒然~

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「野宿でもお腹に肉のつく身哉」

日本一周・全県に足跡を目標に、車中泊やキャンプをしながら、
大好きなラーメンを食べ、100名城を中心にした城めぐりや
神社仏閣に参拝し御朱印を頂く、旅の絵(写真)日記です。





今から149年前、慶応四年(明治元年)三月十四日(新暦1868年4月6日)、
日本国の国是であります、「御誓文(伍箇条の御誓文)」が示されました。




明治天皇の勅命によって幟仁親王が揮毫した御誓文


一 広ク会議ヲ興シ万機公論ニ決スヘシ
(広く会議を興し、万機公論に決すべし)
(広く人材を求め会議を開き論議を尽くし、公正な意見をもって決める事)

一 上下心ヲ一ニシテ盛ニ経綸ヲ行フヘシ
(上下心を一にして、さかんに経綸を行うべし)
(身分の上下を問わず、心一つにて積極的に国を治め整える事)

一 官武一途庶民ニ至ル迄各其志ヲ遂ケ人心ヲシテ倦マサラシメン事ヲ要ス
(官武一途庶民にいたるまで、おのおのその志を遂げ、人心をして
 倦まざらしめんことを要す)
(文官、武官は言うに及ばず一般の国民もそれぞれ自分の職責を果たし、
 各自の志すところを達成すべく、人々に希望を失わせないことが肝要)

一 旧来ノ陋習ヲ破リ天地ノ公道ニ基クヘシ
(旧来の陋習を破り、天地の公道に基づくべし)
(これまでの悪しき習慣を捨て、何事も普遍的な道理に基づき行う事)

一 智識ヲ世界ニ求メ大ニ皇基ヲ振起スヘシ
(智識を世界に求め、大いに皇基を振起すべし)
(知識を世界に求め、天皇を中心とした国柄や伝統を大切にし
 大いに国を発展させる事)


明治天皇が京都御所の正殿である紫宸殿において御誓いあそばされた後、
臣下に向けて勅語を賜りました。




勅語と奉答書(太政官日誌掲載)

勅語
=現代語=
我が国未曾有の変革を為んとし、朕、躬を以て衆に先んじ天地神明に誓い、
大にこの国是を定め、万民保全の道を立んとす。
衆またこの趣旨に基き協心努力せよ。

=意味=
我が国は未曾有の変革を為そうとし、わたくし(天皇)が自ら臣民に率先して
天地神明に誓い、大いにこの国是を定め、万民を保全する道を立てようとする。
臣民もまたこの趣旨に基づき心を合わせて努力する事。


昭和21年元日の昭和天皇の詔書「新日本建設ニ関スル詔書」に
おかせられても、五箇条の御誓文をご引用あそばされ、
「叡旨公明正大、又何ヲカ加ヘン。朕ハ茲ニ誓ヲ新ニシテ国運ヲ開カント欲ス」
「国民ガ朕ト其ノ心ヲ一ニシテ、自ラ奮ヒ自ラ励マシ、以テ此ノ大業ヲ成就センコトヲ
 庶幾フ」と、御誓文の精神に立ち返り、国づくりに努めるご決意あそばされました。


日本国民は、この事を日々忘れず、今に生きる事が大切です。



現在の親や学校の先生は、これを教えているのであろうか。