
日帰りなのに続いている
ビックリつばめ2枚きっぷの旅
もう少しお付き合いくださいね
と
絢爛豪華なお部屋を見て



じっくり 襖 を見ていたら
夫が私をつっつく
そろそろ時間じゃない
慌てて受付へ 




こんな入り口があったなんて気づきませんでした

いよいよご飯

ちなみに
大御台所・囲炉裏の横に展示されているのは御祝御能の膳


これが食べれると思いっきり勘違いしてました

この日一番の私のお楽しみは『お城でご飯』
予約制で3日前までに二人以上で申し込むと
細川藩士の復刻料理を食べることができるんです
(おひとり様 3,000円。アルコールの提供はありません)
限定50食。
大御台所の2階で食べますが
1階には車椅子用のスペースもありました
本丸御膳熊本藩にちなむ飲食物法所の料理再現を中心に
熊本名物もとりいれ、現代の嗜好にあわせた季節の御膳です
献立は複数の膳でたくさんの料理が一同に並ぶ
武家の儀礼的な料理様式本膳料理を参考にし
いろいろな料理を少しづつひとつのお膳にとりあわせました~ リーフより ~
事前に申し込みの確認の電話が入ったのに
ちょっとしたハプニング発生
この料理を食べる為に熊本へ来たようなものなのに
料理が準備されてなかったらどうしようかと思ったけれど
・・・ちゃんと準備されていました
良かった

準備されていた御膳はこんな感じ
器が豪華

で
ご飯と椀が微妙に揃っていないのに食べ始めた夫
・・・けっこうお腹空いてたのね(笑)
近くで御膳の説明が始まったけど気付いていない夫。
どんだけ集中して食べてたのか
襖の前で私をつついたのも
かなりお腹が減っていたから・・・と思われます(笑)

私は貴重な御膳を前にまずは撮影

どれから食べようかな~
私がそう考えてる間にもぱくぱく食べる夫(爆)

お茶の蓋にも家紋入り
・・・手がちょっと写ってた

料理をぱぱっとご紹介
季節によってメニューは変わるそうですよ
御膾


まん丸な蓋の器に入っていた御膾

煎酒と煎酢をつけていただきます
御汁


「くしいと」 「そゝろ麩」
くしいと は ポルトガルから伝来した料理に由来するとか
そゝろ麩 は 展示されていた御祝御能の膳にも使われたそうです

御飯 と 御香物
御飯の蓋を取り忘れました
当時は胡椒を加えて炊いた御飯に
だし汁をかけて食べたそうですが
この御膳では
胡椒は仕上げにちらして香りをたたせています

味噌漬 いろいろ
御平椀


天草大王が入ってました
緑の葉物は『水前寺菜』と言うそうです

御猪口
今回の御膳では食べやすいように
湯葉を用いて葛あんをかけているそうです

御肴


小鯛は 卵黄をひいて焼く『金魚焼』 と 柚子味噌をひいて焼く『田楽焼』
鶏卵豆腐は『豆腐百珍』を参考に作ったそうです

辛子蓮根は熊本のお土産としても有名ですよね
『妙解寺納豆・干こる豆』も『とふこ味噌』も当時の藩主の滋養強壮を考えて作られた料理だそうです
そうそう
水前寺菜も何か説明されていたなぁ
撮るのと食べるのに忙しくて忘れてしまいました

干こる豆・・・納豆の塩漬けを干したもの。口に入れるとあの味がしました


御菓子
江戸時代・細川藩から幕府への献上品
朝鮮飴
今回の御膳では極上のレシピにくるみを入れたとか
おいしかったです

御膳の真ん中には家紋が描かれていましたよ
GWはどこも混雑するからゆったりご飯を食べたいと思い
早めに予約していたんですが
この御膳の事はあまり知られていないのか
事前予約が必要だからなのか混雑した様子はなかったです
ゆったりゆっくり食べるはずだったのに
夫はお腹空いてたみたいであっという間に食べてました(笑)
現代風にアレンジされている御膳でしたけど
当時の事をいろいろ考えて食べるのも楽しかったです
今みたいに冷蔵庫やレンジもないし
御膳の準備は大変だったでしょうね
時期によってはお城の夜間開園に合わせて
夜に御膳をいただくこともできるようですよ
気になっていた御膳を食べれて大満足でした