2018年の富士山
北海道恵山で高校生行方不明
北海道の恵山(えさん)で2020年5月15日から下山途中の高校生が行方不明になっているという。
今日も朝から100人体制に変えて捜索を再開しているという。
昨日の時点で警察は遭難者本人の写真を公開して情報提供を呼び掛けているようす。
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地図を埋め込んだらこうなったけど
地形表示だと等高線と標高が現れると思います
この行方不明の高校生が早く無事に発見されるといい。
(2022年現在まだ発見されていないようです)
今の時点で一つだけ言えるとしたら、山で一緒に歩く人がいる場合「先に行くね」と仲間と別れるのは良くない。いろいろな状況があるけれど、一般的に3人パーティで行動しているなら特別なことがない限り最後まで3人パーティで動いたほうが良い。
ひとりだけ離れて起きた遭難事故は結構あるからであるのだから。
行方不明と言えば、山岳遭難ではないけれど山梨の道志村キャンプ場で行方不明になった女児の再捜索ももう一度行われるという。
何の手掛かりもなく発見もされていないという。このような未解決の事件なのか事故なのか、当事者以外、人々の記憶から消えていくことを考えると、この世の中で生きている人間の時間の流れというのはものすごいスピードで流れ去り、何も教訓となっていないことがよくわかる。
私はよく過去の遭難事故を調べることがあるのだけど、山梨県警が県警ヘリ「はやて」による山岳遭難者救助の動画を公開しているので観た。
ヘリを出せば簡単に救助できるとか、救助隊が来たから安心とか、登る側の救助についての認識が甘いと事故は減らないと思う。
元旦の富士登山で遭難者を救助した大学生のニュースもあったけど遭難者は軽装備だったという。
私は富士山以外は愛知の低山が行動範囲だけど、毎回無駄に荷物を背負っているように感じている装備だけど、最低でもビバークできて、寒さをしのげ、1~2日は持たせられる程度の水と食料は持っていく。
正直、こんなところ何の装備もいらないけどね!って思うようなところでもだ。
冬の富士山の様子を動画で見ていると、あらためて傾斜もキツイし、爆風やアイスバーンのようなところがよくわかる。
シーズン中でも下山で転げてる人がいるくらいなのに、私なら行かないし、行くつもりがあればガイドによるしっかりとした訓練を受けると思う。
昭和33年の谷川岳の山開きのサンプル動画が見られるけれど、このころのナレーションは言葉があからさまで、なかなか厳しいことを言っている。これくらい厳しく注意喚起をてもいいんじゃないかなと個人的には思っている。
さて、伏線を敷いておいたけれど、次回はみんなが忘れてしまっただろう富士山ライブ配信滑落事故のオカルトについて少し触れようと思う。悩んだ末だけど・・・。