四代目市川猿之助さんのファンになって
10年くらいかな。
最初観た時は亀治郎さんだった。

今年の5月の出来事は、ショックで、
まだ、尾を引いている。

尾をひいているところに、
最近、ニ代目猿翁さんの舞台映像を
観る機会があり、その姿に驚愕した。

よだいめと、あまりに似ている。
似ているって言い方は変か、、。
猿翁さんの方が、先。なのだから。

ただ、ここまで似ているのは意識的なのか、

親族だからなのか。

驚きとともに、なんだか、とてつもない
違和感にも似た想いがこみあげる。

この名跡を継ぐために、背負っていくのに、

どれだけの壮絶な裏側。というものが

存在してたのだろう。

猿之助を三代目から繋いでいく。という事は

ここまで、似ないとダメなのか。と、

芸を継ぐってこういう事なのか。

なんだか、的外れな感想かもしれないけど、

そう、感じた。


この人は、自分がやりたいことを、

たくさんたくさん、捨ててきたのでは

ないのだろうか。


三代目の映像で一気に気持ちが

ネガティブになる、、、。


望んで襲名したのか、

そうせざるを得なかったのか。


あの記事だけで、死を選ぶのか。という人はわたしの周りにもたくさんいたけど、死にたい。という思いを持ちながら、一座を背負って来た人が、

ボロボロになりながら、働き続けた先で

一門の人からの告発的な記事をみたら、挫けるのは当然なのではないだろうか。


古参のファンの方が、だから、亀治郎のままでよかったのに。なんで、襲名したのか。と、

自分も、ずっと亀治郎がいいって言ってたのに。と。

あの出来事のあとに、まるで叫んでおられるような文章をSNSにあげておられたけれど。

昔からの方のファンの思いが、なんか

わかるような気がした、、。


三代目の舞台は見てない。

同じ演目でも伯父と甥では、ここが、違うよね。と、感想をおっしゃってみえる方がほとんどなので、似ている!って、こんなに、驚かなくても

多分いいのだろうけど。


なんだか、でも、おかしいな。と

思ってたファンは多かったと思う。

去年の今頃くらい?からかな。


どんどん何かが、ズレていってしまって、

でも、そこから降りる訳にはいかなくて。

日々どんどん進んでいき、ズレは大きくなりすぎて、あの出来事になったのだろうか。


頭の良い優しい人なのだと思う。

これから先はわからないけれど。

重い荷物は、もう、持たないで、

自由に、自分の為に。

やりたいように。


自分自身を生きて欲しい。