2021年1月28日 結論 | 武蔵野マダムのブログ

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2021年1月28日

すべての検査結果がそろったところで夫にも立ち会ってもらい診察をうけることとなりました。

私としては、もし、PET、MRI、CT、超音波 の結果次第ではありますができれば
全摘出は避けたい。(還暦過ぎの私ですが、スイマーです)
バランスが悪くても、できれば部分切除で対応いただきたい。との希望がありました。

共に診察室に入るとすべての検査結果を前に先生からの説明が始まりました。
「PETでみると乳房以外のところに転移はありませんでした」
「MRIをみると乳輪の下に3か所腫瘍があります。これを取り除くと乳輪の下の部分なのでバランスがかなり悪いと思います」
とおっしゃりながら、部分切除した方の写真を見せてくださいました。

たしかに、下半分ないのは・・・難しいかもしれない。

私が「手術後はホルモン治療でとのご説明でしたが、写真を見るとかなり小さいので、ホルモンでこのまま手術なしという方法はありませんか?」と伺うと

「別の30代の患者さんですが、そのような希望があり、対応しましたが3年後にかなり大きなものになり、最終的には全摘出し、放射線、抗がん剤治療になりました」との説明。

夫が「もちろん命が一番大切なのは、私も一緒な気持ちですが、QOLも戦う上で必要と考えております。
その上でやはり先生のご判断は全摘出がよいとのことでしょうか」と
確認をしてくれました。

先生は「QOL、と命とどちらが大切ですか」との答えながら、
「もし、必要ということであれば同時再建はどうでしょうか」との事。
続けて
「でも年齢を考えると、胸は下がっていきますし、左だけきちんとしているのはどうでしょうか」

確かにそうではありますが、そんなこと言われてしまったら身も蓋もない。
同時再建というけど、当然異物が体に入るわけだし、そのリスクはどうなのか。
また、予後に関して問題はないのか。
部分という事では本当にできないのか。と立て続けに質問しましたが、
形成の先生にそのあたりは確認をしてください。との返答。

なんだか、この先生でいいのか。
今まで少しづつですが積み上げてきた信頼が崩れていきます。
私にとって初めての試練です。
全身麻酔の手術で挑まなきゃいけないのに。

寄り添ってくれる気持ちって大事じゃない?

私がぼんやりしていると
T先生が「最短で2月17日に手術できますがどうしましょうか」
「もし、同時再建されるなら、次回の外来で形成の予約をしておきます」と予約の確認があり、
一応予約をして、夫と共に退出しました。

夫は自分としては命が本当に大切だし、早い方がいいと思っているよ。
後は君の決断次第だから、できることは何でも手伝うからと言ってくれました。

私は、「そうだね」と言いながらも、やろう、戦うぞ、って気持ちにはとうとうその日はなれませんでした。