おはよう

Guten Morgen

こんにちは

Guten Tag

こんばんは

Guten Abent

と、きて

おやすみ

Gute Nacht

である

Morgen, Tag, Abent は男性名詞であるから

GutがGutenに

Nachtは女性名詞であるから

GutがGuteになることは当たり前であるが

そもそもなぜ名詞に性別があるのだろうか？

一番有力な説は「対象の擬人化」らしい

でも

神の死んだ現代まで名詞の性が廃れなかったのには

なにか実用的側面としての理由があるはずである

それが「意思伝達の簡略化」であると私は思う

例えば

名詞に性の無い日本語&英語/有るドイツ語を比較したい

まず

名詞に性の無い英語と日本語を比較する

日本語の名詞の語順は

私→その子供→その石であり

そこに動詞「あげる」、助詞「は」、「に」、「を」がついて意味をなしている

一方

英語の名詞の語順は

I→the child→the stone と日本語と同じであるが

そこには動詞「give」があるのみで

助詞が存在しない

つまり、英語はシンプルな言語だ

ここでドイツ語も見てみる

ドイツ語の語順は

Ich→den Stein→dem Kind であり

動詞「schenken」があるのみで

助詞は存在しない

つまり

英語と同じくドイツ語もシンプルな言語である

では、名詞の性はどのように英語とドイツ語の「意思伝達の難易」に差を与えるのか

すんごい曖昧なこと言っていい？(限界きた)

ドイツ語なら

den Stein(原形.der Stein)を見た時点で「石を」どうにかするんだなって分かるし、dem Kind(原形. das Kind)を見た時点で「子供に」なにかしてあげたんだなって分かる

すごいじゃん

英語なら

the child見ても主語か間接目的語か分からないし、the stoneを見ても主語か直接目的語か分からない

ドイツ語はとてもシステム化された言語なので、今回述べたようなことがドイツ語の名詞に性があるメリットではないだろうか

なぜ Gute Nacht なのか？１-Guten Morgen, Tag und Abent-