先月末、余市の果樹園にリンゴの収穫に出掛けた。
いつもの「夫名義のリンゴ」の木だ。ぬかるんだ道を木々の下をくぐるように歩いて行くと、夫の名前のひめかみりんご。
ひとりで脚立を使って収穫を始めたが、今まで経験したことのないような果実の傷みや実の小ささ、腐敗などにびっくり。
自然が相手のことなので不平は言えない。丁寧に最後の一個、傷付いた果実も収穫して持ち帰った。
果樹園の職員さんの話
「今年はとにかく経験したことのない夏の暑さで、りんごの果肉がどんどん柔らかくなってしまい、そこが傷みの原因になったりカラスの餌食になってしまった。園全体がこういう状況なので、申し訳ないが補填する品物も無い」
本来なら香りが抜群で蜜が入ってスッキリした甘さの品種だけど、今年は本来の良さが感じられないものを黙って食べている。自然が相手です。誰のせいでもない。
収穫前、見るからに実が少ない 収穫後、半分以上傷付いていた
我が家の畑の状況を言えば
モロッコいんげんは例年の半分以下の収量。こちらも、暑さのせいで花は咲いたものの実にならないで終わってしまったものが多く、この件は地方ニュースでも取り上げられていた。
採れたてインゲンの天婦羅。美味しいんですよね。残念でした。
地植えして2年目の無花果は、保温のため簡易ビニールハウスを作って保護したつもりが、枝や葉だけものすごい勢いで育ってしまい(2メートル以上)、結局食べられるような実はならなかった。これは私の不勉強が原因で、無花果は枝の剪定とこまめな施肥、実の摘果が重要だったようだ。育てっ放し成らせっ放しはダメって言うことです。
春先の寒さでイチゴは例年の四分の一の収量だったし、最後の枝豆はネズミさんに食べられてしまったし、良かったのはハスカップの実と桃の実くらいでした。
一方、花の方は、昨年の今頃メルカリで買って植えたヒガンバナの球根80球ほどは、春になっても夏になっても音沙汰無しで、ひっくり返してみたら、鉢に植えた方は全滅(球根が凍って腐っていた)、地植えした方は、球根はあるもののビクとも成長せず「しーーーん」としてる。温暖化でもやっぱり北海道では無理なのねと思っていたら、今頃になって葉がにょきにょきと育って来た。その葉に向かって
「あなたね。このあといつどうやって咲くつもりなの?」と話し掛けている。
大輪のダリア(宇宙)は、私の顔より大きな真っ赤な花が咲く品種だけれど、今年は花が2個咲いた時点で、重さに負けて根元から折れてしまって、さようなら。
育ってほしくない雑草ばかりが、青々とすくすくと育った夏。暑さに負けて暑さに負けた私は、夏の庭仕事をほとんどさぼってしていなかったので、今になって雑草取り、野菜の支柱の片付け、イチゴの植え替え、菖蒲の植え付け、冬囲い、剪定枝払いと、半年分の仕事量に追われている。
「奥さんこれ今年中に終わる?」 道行くご近所さんが心配そうに声を掛けて下さる。
「おわりません。すみません」
今朝は雪が降った。
おーちゃんのセーターデビュウ。
先週の職場の窓からの風景。紅葉も今一つ冴えなかった。
来年の課題
野菜とダリアにはガッチリ支柱を立てる
果樹は春先と6月、最低限の薬を散布する
野菜の量は全体的に減らす(ご自由にどうぞを続ける)
里芋に挑戦
彼岸花はもう1年挑戦してみる