彼と待ち合わせたのは、商店街にある紅茶のお店。今時のおしゃれなカフェではなく、昔ながらの喫茶店です。
テーブルの上にはティーコジーを被せたティーポットと砂時計、彼のアップルパイと私のミルクレープ。紅茶の香りとツヤツヤのケーキ。それだけで癒しなのに、目の前には彼がいます。
最初はブラックティーで
ポットから注ぐと立ち上る香りを楽しみながらいただきます
彼とはいつも仕事の話から入ります
学生時代から手伝って来た家業なので、まぁぼちぼち…と言います
顔色がいいので、それなりにうまくやっているのでしょう
ただお兄さんと離婚するかもしれないという義姉さんのことが気にかかるようです
母はお義姉さんと仲がいいんすよねー
買い物に行ったり、2人で推し活したり…
楽しそうにしてますよ
お兄さん夫婦にはお子さんが2人いて、1人は障害があって支援学校の高等部に通っているのだとか
お義姉さんはその子のサポートをしながら、時間の融通のきく家業の手伝いをする道を選んだそうです
国立大卒で、結婚前は貿易の仕事に関わってきた義姉さんはなんでもテキパキとこなすので、会社でも頼られている存在だという
ところが昨年、お兄さんの不倫問題が発覚…どこのお家でも何かしら揉め事はあるものなんですね
そんな話題の中で、つい打ち明けてしまいました
お義姉さん、きっと辛いよね
うちの夫だって、パパ活しているから…これだって不倫みたいなものでしょ
お義姉さんの気持ち、よくわかる
しばしの沈黙…
あ、なんか…すみません
変な話題出しちゃって…
すみません、ごめんなさい
謝るべきはあなたじゃないよ
ティーポットの中の紅茶
濃くなっちゃったね
ミルクティーでいただきましょうか🫖
