手術当日
とにかく家族・友人はもちろん、まわりのスタッフも気持ちが重くならないようにリラックスさせてくれます。
「がんんばってね!」とは言わずに
「退院したらご馳走食べに行こうね」
「いっしょに頑張りましょうね」
病棟から手術室まで車いすで送ってもらい、一つ目のドアを通ります。
そこでマスクとキャップをつけて二つ目のドアが開くと、普段院内ではみられない、濃い緑・青・エンジ色の服を着た人ばかりがいます。
三つめのドアを入るといよいよ本番です。
整形外科・循環器内科・麻酔科・ペースメーカーの会社の人たちがいます。
手術台に上ると、心電図・血圧などのバイタル機器などがあっという間に装着され、点滴から麻酔を入れる事を告げられます。
意識が亡くなったことを確認するために、「いち、に、さん」と声を出して数を数えますが覚えているのは「はち」くらいまで。
オペ中に医師が忠告していた最悪の事が起きてしまったそうです。