海外子育てで「3,000万語の格差」がもっと意識されるべきだと思うのは私だけかね〔5〕
これの続きです『海外子育てで「3,000万語の格差」がもっと意識されるべきだと思うのは私だけかね〔4〕』これ↓↓の続きでーす『海外子育てで「3,000万語の格差」がもっと意識されるべきだと思うのは私だけかね〔3〕』こちら↓↓の続きです『海外子育てで「3,0…ameblo.jp『3,000万語の格差』は90年代に注目された『three million words gap』という英語に充てられた日本語訳ですが、「同じ国、同じ言語環境に生まれたとしても子供の獲得する語彙には家庭によって開きがある」という現象を総括して『3,000万語の格差』と語られるだけで、3,000万という数量が固定だとか、そこになにか絶対的な意味があるだとかってわけではないようですさて、そろそろ皆さんがすっかり忘れていたであろう、このシリーズ書き始めに投げかけた「活字を読む」行為について回収にかかろうと思う海外子育てで「3,000万語の格差」がもっと意識されるべきだと思うのは私だけかね〔2〕でも触れたのですが、「活字を読む」という行為には「①文字を見る」⇒「②その文字を音に変換する」⇒「③意味と結びつける」という流れをこなす必要があります。「①文字を見る」⇒「②その文字を音に変換する」のプロセスを妨げる先天的な困難がないのに「読む」ことを苦痛に感じる子供たちがいるとしたら、それはたぶん「②その文字を音に変換する」⇒「③意味と結びつける」の部分でつまずいているのだろう、ということが予想されませんか。日本人の子供であっても、意味と結びつけるのが得意でない場合には、その日本語の〈言葉〉の意味を厳密に理解していないケースもあるのではないかと思ったりします「読む」という行為に必要なステップを考慮に入れるとですよ。未就学年齢でいきなり英語環境に入れられた子…年齢と環境によってはかなりしんどくないですかね??だって、学校に上がると「読む」って必須になってくるじゃないですか。「②その文字を音に変換する」⇒「③意味と結びつける」をやろうにもその英語の言葉の「意味」を知らなかったりするわけでしょう。90年代の研究『three million words gap』では、語彙量の少ない家庭と読書量の少なさの関係は特に明確に触れられていなかったようです。この研究ではあくまで〈日常会話〉が対象だったみたいですしね。でも別にそこイチイチ研究で解き明かさなくても、察することのできる部分ですね。〈文語〉が日常会話に登場することはなくとも〈口語〉が書籍に出てくることはしょっちゅうあるわけで、やはり〈日常会話〉を知らずに読み進めるのは無理があるんじゃ…我が家は国境越え転々族転勤族なので日本人学校に通わせるという選択肢がありませんでした。ゆえのインターではありますが、私自身が〈言葉〉に過剰に気を配って育てたことがうまく結実したのか、うちの子たちは教員陣から「英語をうまく組み立てて自己表現ができている」という評価をいただきます。行き当たりばったりで上手くいった、とか、うちの子が頭が良かった、というわけでは決してありません。単に私が相当意図的に「語彙量を上げていく」フォローをしてきたことは関係あると思うんですね。サラマは、やっぱり、いきなり違う環境に投げ込まれた子供を大丈夫だとは思えず、ほっときっぱなしにはできなかったんですもん。しかしながら、我が家は家庭内言語が英語ではないのでね。ネイティブ家庭のお子さんと比べると語彙量が少ない。ここでも書きましたが、『海外でも私が日本語で子育てする理由〔1〕』外国人ママ友さんから時々「なんで日本語で子育てするの?」と尋ねられることがあるサラマですで、リアルなアンサーはというと、「私に英語オンリーで子育てするほどに…ameblo.jp私はdwarf planet(準惑星)も、hibernation(冬眠)も知らなかったし、うちの子たちは3歳時点でseam(継ぎ目)だとかremaining(残った)などと言えるレベルにはありませんでした。日本人でも幼稚園生で準惑星だの冬眠だのを知っているように、ネイティブのお子さんも知ってる子は知ってます。今、ケニ子は、宿題で、Oxford reading treeのlevel10とか11だとか読んでるレベルなんですけれども、ケニ子が意味を尋ねてくる単語が「dignity」「collapse」「undercover」とかなんですよね私なんか、生活のなかでdignityを意識したことのないだろうケニ子にどうdignityの概念を教えたらええっちゅーねんとか思うけれども、ハッキリ意味は分からなくとも、やっぱりもっと早い年齢でネイティブのお子さんのなかにはカスッてる子もいるんですよねー。アルファベットは表音文字(文字がただ音を表す)なので、表意文字(文字が意味を表す)中国語や日本語の漢字と異なって、耳から覚えて知っているかどうかは、読み進められるかどうかにけっこう影響ある気がします。日本語は「読み方を知らないけれどこの漢字はこういう意味だ」っていう読み進め方ができるのに対して、アルファベット圏は文字が音を表すだけでそれ以上でもそれ以下でもないので、その〈言葉〉知っているか知らないかがかなりモノを言う。デンマークは座学に入るタイミングが遅いので、ケニ子が授業で読書を始めたのは7歳半(1年生になったタイミング)からでした。その後文字を読み始めて1年も経たないうちから家ではずーーーっと本を読みふける子になったのですが、Diary of a Wimpy Kid: The Hilarious First Book in the #1 International Bestselling Series about Surv DIARY OF A WIMPY KID #1 DIARY (Diary of a Wimpy Kid) [ Jeff Kinney ]楽天市場${EVENT_LABEL_01_TEXT}このくらい。たった半年でゼロからここまで読めるようになるだなんて日本人から考えたら驚異的に見えるも、アゲイン、すでに単語の音と意味を知っている子供にしたらさほど難しくもないんでしょうね。Diary of a Wimpy Kid、別に単語は難しくない。彼女のクラスでは流行ってるみたいで、まあ、娘の学校に在籍する7歳8歳に刺さる標準的なレベルの本なのかな、という。では、じゃあ難しくないと言ったところで、日本で「読む」行為まで到達していなかった日本人の子供が全く英語を知らないままで来た場合、1年で読んだりするとなると難しいんじゃなかろうか。そしてスムーズに読めないとなった時に、みんながみんな前向きに「できるようになろう!」と頑張れるわけでもない気がします。