「トンイ」では、主人公ではないですが張禧嬪=チャン・オクチョンが登場していますが、張禧嬪が主人公のドラマは 『張王貞、愛に生きる』 で、なんと9作目
朝鮮王朝時代の〝3大悪女〟として歴史に残る悪女として知られています。
1961年のキム・チニ主演 『張禧嬪』から始まり、1988年チョン・ソンギョン主演『妊婦 張禧嬪』・・・から7作が、張禧嬪を主人公としたドラマが製作されています。
なかでも、2003年のキム・ヘス主演の『張禧嬪』は、大ヒットし、日本を含めアジア各国で張禧嬪の認知度を上げたそうです。
特に注目したい点は、このキム・ヘス主演のドラマは歴史的背景、登場人物の生い立ちや人柄、小道具にいたるまで、徹底調査して製作されたドラマで、張禧嬪を描いた作品の中でもっとも史実に迫ったバージョンである。-と言われています。
このドラマでは粛宗は、(愛しの)チョン・グァンリョルssi が演じています。100話ということで、まだ観ていませんが、いつか挑戦したいと思います。
ちなみに、1995年チョン・ソンギョン主演、粛宗 イム・ホssi の『妊婦張禧嬪』は鑑賞済み。
官吏の李聞政(イムンジョン)が記した『随聞録』に、
張禧嬪は仁顕王后を「中殿」と呼ばず「閔氏」と呼んだ上、「閔氏は邪悪な人間」と非難するようになる。また行動を見張るため寝殿を覗かせ・・・ついには神堂を作って巫女を呼び、仁顕王后の死を祈り始めています。
また、その一方で張禧嬪は、女官の中で最下位に属する水賜ムスリから側室となった淑嬪・雀氏スクビンチェ(=トンイ)の存在も疎ましく思っていた。もともと女婢として仁顕王后に仕えていた淑嬪・雀氏は、仁顕王后の復位を粘り強く粛宗に説得した張禧嬪の目の敵でもある。そのため、淑嬪・雀氏が妊娠したと分かると張禧嬪は悪質な手を使って彼女をいじめ抜き、ついには毒殺しようとしたという。これらの出来事が、この随聞録に記録されいる。
またそこには、「張禧嬪は妊娠した淑嬪・雀氏(=トンイ)をしたたかに打ち、縄で縛りかめをかぶせているところに粛宗が現れ、それによって寵愛を失った。」とある。
結果として、張禧嬪の悪どい本性を知った粛宗は、彼女が淑嬪・雀氏を毒殺しようとしたこと、そして仁顕王后を呪い殺したという淑嬪・雀氏の主張を信じ、張禧嬪に賜薬の刑を命じることとなった。-ということです。
追記で・・・
「淑嬪・雀氏の毒殺事件が実際に起こったのかは今もわかっていない。もし、淑嬪・雀氏が粛宗にウソを言ったのだとしたら・・・名君・英祖を育てた才女として語り継がれている彼女も、じつはしたたかな一面を持っていたといえる。」
ってありましたが、最後の一文-それは信じたくないですよね トンイは聡明で謙虚な方だったと信じたい