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ウメダデンタルクリニックブログ 大阪の審美・矯正歯科

ウメダデンタルクリニックは、大阪駅/梅田駅 徒歩5分の審美・矯正専門クリニックです。審美治療に関することや歯の治療の症例、正しい歯の知識について更新していきます。

大人になってもついついやってしまう、人間の”癖”。

「なくて七癖」という諺がありますが、貧乏ゆすりや爪噛み等をはじめ、人は誰にでもひとつやふたつ癖を持っているものです。

しかし、実はこの”癖”のせいで、後天的に歯並びや噛み合わせ、顎の形を悪くさせるケースが多いという事実はご存じでしょうか。

歯列矯正の仕組みと同じで、毎日の小さな積み重ねが歯を悪い方向にゆっくりと移動させてしまうのです。せっかくの綺麗な歯並びが、”癖”のせいで悪くなってしまうのは悔しいものですよね。



下記にあげる”癖”に思い当たる人は、ぜひ意識的に治すようにしてみてください。


(1)頬杖をつく
机に向かっているとき、ついつい片方の頬に手をおいて体重を乗せてしまっていませんか?
この癖は、顔を歪ませ、歯に外側から圧力をかけて位置を動かしていきます。
特にいつも同じ方の手で頬杖をつくと、片方側への歪みがひどくなります。


(2)片側の歯でものを噛む
左右どちらかの歯で食べ物を噛んでいませんか?いつもどちらかの歯に偏ってものを噛んでしまうと、噛んでいる側の顎と歯へ負担がかかり、顎が歪んできます。食べ物は左右均等に噛むようにしましょう。


(3)指しゃぶり
幼い頃の指しゃぶりの癖がなかなか抜けなかったという人は実は多くみられます。幼少時までなら特に問題はありませんが、癖が抜けきれないと特に出っ歯になりやすく、他にも、開咬、叢生といった歯並びになりやすいです。


(4)爪噛み
これも指しゃぶりと同様に、歯への負担が大きくかかり、出っ歯、開咬、叢生といった歯並びになるケースが多いです。


(5)歯ぎしり
歯ぎしりは寝ている間に、歯を強く噛み締めたり、上下の歯をすりあわせてキリキリと音を出したりする症状のことです。
この癖は確実に歯をすり減らしていきますので、知覚過敏や歯周病といった症状が現れてきます。
また、顎を疲労させるため、顎関節症になる可能性が高いです。

歯ぎしりに関しては、本人が無自覚な睡眠時に行われるものですので、治療は専門医にかかるべきでしょう。就寝の際にマウスピースをはめる治療が一般的ですが、原因が心因性のものである場合は、心療内科やカウンセリングといった治療も必要となってきます。


無意識に行われる癖や仕草を治すのはなかなか大変です。

しかし、例え歯列矯正をしても、癖が治ってないとまた歯並びは悪くなってしまいます。

少しずつでも、”癖”を意識して治す癖を身につけてみましょう。