「泣けて良かった
本当に良かったね…」
そう言って
肩を抱きしめてくださったのは
入院先の看護師さんで




まだ若かった
10代の頃

わたしはこころの病を患っていて
長い間
入院生活を送っていました


  


症状での苦しさ
病気と闘う辛さ





10代の多感な時期を
そんな風に過ごすのは
口で言う程
容易くはなくて





。*



だけれど

辛いはずなのに悲しいはずなのに

「泣く」

ということが

出来ずにいました

 





「周りに迷惑をかけるから」

とか

「周りに心配をかけたくない」

という思いから


自分のこころに

蓋をしていて

 



ただただ

悲しみや苦しさに

飲み込まれていました






。*






そんなある日

入院してから半年が過ぎた頃

どうしようもなく

苦しくなって






先程の看護師さんが

大丈夫

大丈夫

と言ってくださり


 




その優しさに触れて

わたしは

思わず泣いてしまいました









看護師さんのあたたかさは
それまでひとりで抱えていた苦しみを
溶かしてくれるような
そんな感じがして

わたしは
おいおい泣きました



「泣けて良かったね」

わたしの全部を
肯定してもらえた様な気がして





。*





そうして
悲しみや苦しさを
涙にして流すことで
わたしのこころは
少しづつ
安定してゆきました
 


少しづつ少しづつ
周りのひと達にも
こころを開くことが出来るようになって


 


あの時

看護師さんが

隣にいてくださったことで


「泣けて良かった」

と言ってくださったことで






どれだけ心強かったことか




勿論
優しい主治医や
心あるカウセラーさんとの
出会いも
大きくて




。*








大人になると

泣くという機会も減ってゆくけれど

それでも

感情を表に出すということは

大切なことだと思っていて






。*






悲しいときは

思い切り泣いて 

自分の心と向き合って


そうすることで

次に来る「楽しい」を

より嬉しく感じられるから

     …





 。*









時々泣いて


笑顔の方の方が少し多めで


嬉し涙も流しながら


穏やかに過ごすことができたら

最近そんな風に思います




。*





今も病を抱えてはいるけれど

なんとか上手く付き合えるようにも

なったかな?






。*







重いテーマだし

このことを記すことを

随分迷いましたが

もし

同じように

感じていらっしゃる方が居るならば


わたしも居るよ

伝えたくて




烏滸がましいけれど

今度はわたしも

誰かのこころの隣にいたいな

思ったり




だけど

もし

お目汚しになったなら

本当にごめんなさい








。*





長くなりましたね

最後までお付き合いくださり

本当に

ありがとうございます



。*





今日がお仕事の方も

そうじゃないよという方も

この後の時間が少しでもhappyでありますように。*







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