♪ニャンコ、ニャンコ、花さかニャンコ
赤 白 黄色に 青 ピンク……
「NHKみんなのうた」の一曲『花さかニャンコ』である。
初回放送が2019 年4月〜5月ということで、現在拙者が目や耳にしているのは、どうやら再放送ということらしい。(2020年2月現在)
親しみやすいメロディと可愛いらしいアニメーションで、幼児向けの歌として実にNHKらしい……
と言いたい所であるが、よくよく歌詞を読み解いてアニメーションを観ると、何ともシュールで恐ろしさすら感じる。
ネコジャラシ一本と「ピポパポパ」で、あっという間に町、国、地球、銀河と宇宙の果てまで征服してしまうイリュージョン。
花さかニャンコは、教祖や独裁者を超え、もはや神レベルである。
そしてブラックホールに咲いたのは、ウルトラQで子供たちにトラウマを植え付けたあのマンモスフラワー『ジュラン』ではないか‼️
さて、そんなエモいお伽話は置いといて、何とこの曲の作詞作曲と歌は、あの永遠の『カントリーガール』谷山浩子嬢であった❗️
ある意味、なるほどっ❗️と納得できたのであるが、まだまだ「谷山浩子ここにあり」といった健在ぶりで、大いに狂喜乱舞した小生であった。
ここでやっと本題に入る。
なんと言っても『カントリーガール』である。
70年代フォークソングに陰りが見え、80年代ニューミュージックにとって替わろうというまさに80年3月、その掉尾を飾ったのがこの名曲である。(発売時は、当然ドーナツ盤レコード)
そして何よりも、2次元美少女オタクをこの日本に解き放った元凶というべき聖典でもある。
カントリーガール
きみの目の中で 夕焼けが燃える
カントリーガール
きみのほほえみは 草原のにおいがする
にぎやかな都会の景色は 変わる万華鏡
いつでも きみを驚かせる七色プリズム
きみはおふるのスカート はじらうように
それでも瞳をかがやかせて街を歩いてたね
カントリーガール
きみの目の中で 夕焼けが燃える
カントリーガール
きみのほほえみは 草原のにおいがする
好・き・だ・よ!
とまどいがちの きみの視線が
いつも追いかけるのは
長い煙草をきざにくわえた 若い男だった
そいつがある日 きみに手わたした
青い封筒 手紙の中に
書かれていたのは こんなセリフだったね
カントリーガール
きみの目の中で 夕焼けが燃える
カントリーガール
きみのほほえみは 草原のにおいがする
好・き・だ・よ!
あいつがきみを捨てたのは
たった七日目のこと
化粧のうまいおしゃれな娘に
さっさとのりかえたのさ
きみは 鏡に映った
自分の顔にむかって
あいつがくれたいつかの言葉を
泣きながらつぶやいてたね
カントリーガール
きみの目の中で 夕焼けが燃える
カントリーガール
きみのほほえみは 草原のにおいがする
好・き・だ・よ!
う〜ん、切なすぎる。。。
でもなんとなく救われる、余韻が残る歌詞である。
37行の歌詞に14回も登場し、たった七日で捨てられた『きみ』。
当時イメージしたのは、伊藤つかさ❓
今なら、りんご娘の王林ちゃん❓ はたまた新海映画『雲の向こう……』の沢渡佐由理❓
妄想は尽きない…………
のであるが、言いたいのはここからである。
実は、この曲には歌詞の続きがあった‼️
オリジナル発売から5年後、アルバム『眠れない夜のために』に収録された「カントリーガール」には、何と4番の歌詞が存在したという衝撃‼️
小生が慣れ聞いた「カントリーガール」は、『きみ』が捨てられた3番まで。
" でも、きっと立ち直ってくれる、ぼくはいつまでも見守っているよ!"
という前向きなラブソングと解釈していた。
では、幻の4番の歌詞を見てみよう。
ぼくははじめから終わりまできみをみていた
真っ赤なルージュ そっとひいてみて
すぐにふきとったのも
今すぐうしろをふり返れぼくはここにいるよ
ぼくが書いた あの手紙の言葉を
もう一度きみに贈ろう
カントリーガール
きみの目の中で 夕焼けが燃える
カントリーガール
きみのほほえみは 草原のにおいがする
好・き・だ・よ!
いやはや、ビックリポンである。
ついに一人称が出てきたと思ったら、今度はたった6行の中に3回も『ぼく』が登場する。
そして、手紙を書いたのは『ぼく』だという…
う〜ん、どういうこと❓
『そいつ』が『ぼく』の代わりに手紙を渡したということなの❓
それを勘違いした『きみ』は舞い上がり、勘違いされた、代役の『そいつ』は、遊び半分で付き合ってみたということなのだろうか……
明るい希望の失恋ソングが、小生の中で一転、キモいストーカーソングにとって変わった……
いずれにせよ、今なら間違いなくアウトな『ぼく』に『きみ』が振り返ることは無いだろうことは、想像に難くない。
何ともやるせない気持ちになる。
どうやら『ぼく』の正体に関しては、『きみ』の父親説もあるようだが、拙者が言及するのはここまでにしたい。
尚、「カントリーガール」には、さらにもう一つバージョンがあり、90年発売のベストアルバム『カントリーガール』の一曲目に収められている。
こちらも、85年版と同じく4番までのバージョンである。
実は最初から4番はあって、シングル盤発売にあたり、収録時間の関係でカットされたという。
近年彼女のライヴでは、4番バージョンが披露されることが多いようだが、小生的にはやっぱり慣れ親しんだ80年ドーナツ盤バージョンが一番しっくりくる。あのUFOが出現する時のような音も含めて。。。
どれがベストかは人それぞれだろう。
だが産みの親、谷山浩子 嬢には大変申し訳ないが、願わくば、4番を知らない頃の自分に戻りたいと思う今日この頃なのである。
