今、中川優芽花さんの演奏を聴きました。
ものすごく緊張してるのがわかったし
ショパンコンクールという怪物に飲み込まれ
必死にもがいているようにも見えた。
私はまだ数えるほどしか優芽花さんの演奏を聴いてないけれど
自分らしい演奏で乗りに乗っているのとは、ちょっと違うのはわかった。
前奏曲の8番あたりからピアノが鳴り始め
11番あたりから音色に透明感が。
13番あたりで、ピアノが目覚めたように感じた。
雨だれの途中から、優芽花さんの目からボロボロと溢れだした涙。
どんな涙だったのだろう。
彼女の内側で、何が起こっていたのだろう。
一瞬鬼の形相になって
発火するように激しくなった16番。
弾き終わると素早く眼鏡を持ちあげて涙を拭いた。
23番の音色は、本当に美しかった。
轟轟と燃えさかる怒りの炎のような24番
小さな手を強く握って
拳を鍵盤に叩きつけると
崩れ落ちるように演奏が終わった。
客席や審査員席からは見えただろうか。
彼女の内側で激しく渦巻く24色の炎が。
行き場をなくし、内側で燃え滾るこの感情に
私はショパンを感じた。
今もこうして書きながら
涙が溢れて仕方ない。
何が正解なのだろう。
どう評価されるのだろう。
もし私が審査員だったら
聴くものとの乖離ではなく
共鳴にこそ重きをおきたい。
甘いのだろうか。
笑われるだろうか。
だけど、今目の当たりにしたこの演奏を
きっとこれから先も忘れることはないと思う。
優芽花さん
ブラボーーーっ!
魂の演奏をありがとう。
24歳のお誕生日おめでとう!
思わず書きに来てしまいました。