とにかく暑い🥵37°


久々の休みで庭の芝刈りとお墓参り


午後からはのんびりしながら、、、、








もうすぐ8月15日


大宮経由で中央区5丁目にある、

さいたま地方法務局へ申請に行った


大宮駅構内の物産展を楽しんで













物産展はさておき、乗り換えのJR埼京線が運行遅延で仕方なく歩くか?約3キロ、、、この暑さで3〜40分歩くのは辛いのでタクシー🚕で行くことにした。なんだかんだでタクシー往復で3,700円だった。帰りの運転手さんが話好きの楽しい人だったので色々話が聴けてタクシーも目的地だけでなく知らないことを知るきっかけになるなら、安いなと感じた。


さいたま地方法務局での申請は司法書士事務所に頼まず自分で作成したので司法書士報酬にして3万くらいコスト掛けずもたいした書類でもないのに掛かる印紙代が3万は高いなぁと思いながらも窓口の係員が添付書類1枚1枚記載内容を明るく丁寧に笑顔で確認対応してくれたのでオーケーかなと。




あっというまに目的の申請が終わって大宮駅までのタクシーを待つ間、人が入りきれないくらいの受付窓口があった。


なんだろう?




外国人在留申請、在留資格、、、、


言葉や顔見ると様々な国の外国人で溢れてた。


今日の法務局は日本人より外国人が多かった


それがもう当たり前の日常なんだなと思った。







それにしても暑い🥵

冷えたコークが飲みたい



安田記念、宝塚記念

文春オンライン 2023.06.23

「神さまはリーマン風の中年男」2億円馬券を1発ゲット! 競馬史上最強の勝負師“ヒシミラクルおじさん”が起こした「新橋“1222万円”事件」とは
《キセキの大博打から20年》

あの騒動からもう20年になる。2003年6月29日、宝塚記念。ヒシミラクルの単勝を1222万円買い、1億9918万6000円の配当を手にした人物をめぐる騒動である。

 ことのはじまりは前日の土曜日、午前11時ごろだった。場所は東京・新橋にあった場外馬券発売所、ウインズ新橋。ひとりの中年男性が高額馬券払い戻しの窓口に現れ、3週間前の安田記念の単勝馬券130万円分をさしだした。的中馬券は9・4倍で、払い戻される金額は1222万円になった。ここまでは、そういう人もいるんだな、とうらやましく思う話なのだが、その男性は払い戻した金をすべて宝塚記念のヒシミラクルの単勝に賭けるのである。

「サラリーマン風の中年男性」がヒシミラクルの単勝に1220万円」

 ヒシミラクルは前年の菊花賞を10番人気で、2か月前の天皇賞(春)も7番人気で勝ってファンを驚かせていた。しかし、菊花賞から天皇賞の間に3戦して、有馬記念11着、阪神大賞典12着、大阪杯7着と、穴として狙うにはおもしろいが、大勝負はしづらい馬だ。

それにくわえて、この年の宝塚記念は前年の年度代表馬シンボリクリスエスをはじめ、皐月賞、ダービーを勝ったばかりのネオユニヴァース、安田記念に勝ってGⅠ6勝のアグネスデジタルなどの強豪が顔を揃えていた。また、3000m以上でGⅠ2勝のヒシミラクルには宝塚記念の2200mはちょっと短いのではないか、というのが一般的な評価だった。

 そのヒシミラクルの単勝に1222万円も投入されたことで、一時、オッズは1.7倍まで急下降した。全国のウインズや競馬場で宝塚記念の前売り馬券を買っていたファンは大騒ぎになっただろうと思う。

 なにが起きたんだ!? 

マスコミはJRAに問い合わせ、翌日のスポーツ紙はこの“事件”を大きく報じた。「サラリーマン風の中年男性」が、前述したように、ウインズ新橋でヒシミラクルの単勝馬券を買ったためにオッズが下がったということだった。

三度めのミラクルで賞金より多い配当をゲット

 宝塚記念当日、阪神競馬場にいたわたしも、知り合いに会えば、あいさつよりも先にこの話になった。それでも、レースのパドックがはじまると、有馬記念以来のレースになるシンボリクリスエスの状態はどうかとか、3歳のネオユニヴァースは古馬相手で通用するのかとか、ヒシミラクルに大金を投じた人物のことなど忘れ、いつものように馬券検討に没頭していた。

ところが、ヒシミラクルは勝つのだ。中団のうしろから外をまわって進出すると、直線で前にいたシンボリクリスエスやタップダンスシチーらをねじ伏せ、さらに外から追い込んできたツルマルボーイを首差抑えてゴールインする。菊花賞、天皇賞につづく三度めのミラクルである。

ゴールの瞬間、多くのファンは1222万円の単勝を買ったという人物のことを考えたのではないか。もちろん、わたしもそうだった。最終的にはヒシミラクルの単勝は6番人気で16・3倍に落ち着いていたが、一緒にレースを見ていた人は、配当が発表されるとすぐに計算して言った。

「賞金より多い……」

その年の宝塚記念の優勝賞金は1億3200万円。話題の馬券師は、優勝賞金よりも多い配当を手にしたのだ。

マスコミの「2億円男」の捜索がはじまった

 さあ、大変だ。月曜日のスポーツ紙はヒシミラクルの勝利を伝える記事と2億円の馬券をとった人物の話でにぎやかだった。

 いったいどんな人なのか――。

マスコミの「2億円男」の捜索がはじまる。その対応に追われたJRA広報部は、払い戻しに現れても「プライバシーに関わることなので、発表はできない」と答えるしかない。

 インターネット上では「神」とか「ミラクルおじさん」ということばが飛び交い、男性は競馬ファンの夢を体現したヒーローになっていた。さらに、ダービーでネオユニヴァースの単勝(2・6倍)を50万円買えば130万円になり、それをそのまま安田記念のアグネスデジタルの単勝に転がしたのではないか――。そう推測する人もいた。たしかに、数字上のつじつまは合うし、夢もある。ただ、仮にそうやって単勝を転がしてきたとしても、恩義のあるネオユニヴァースやアグネスデジタルがでている宝塚記念で、まったくべつの馬に1222万円を賭けるセンスというか、博才には恐れいる。まさしく「ミラクルおじさん」は「神」だ。

スポーツ紙やネットだけなく、一般紙でも話題の人に

 2億円近い払い戻しには税金はいくらかかるのか。よけいな心配をするスポーツ紙もあった。それらの記事によれば、課税の対象になるのは9300万円超ということで、この人物が平均的な中年サラリーマンだとすると、930万円超の所得税が課せられるのではないかということだった。

 また、馬券の最高額は1枚50万円だから、その人物は50万円の券24枚と22万円の券をもっている。50万円券の払い戻し額は815万円で、1枚ずつ換金すれば大騒ぎにならずに払い戻せる。そんな世話を焼くスポーツ紙もあった。

暴力団関係者があぶく銭をそそぎ込んだという声は意外にも…

 スポーツ紙やネットだけではない。一般紙でも2億円を当てた中年男性は話題の人になっていた。7月5日の『朝日新聞』社会面には、「常道外れた競馬の『神』」というタイトルの、8段組の大きな記事が載った。インターネットの掲示板の書きこみについて取りあげ、〈「暴力団関係者があぶく銭をそそぎ込んだ」と推測する声は不思議と少ない〉などと朝日らしい書きかたをする一方で、JRA職員のこんな話も紹介している。

〈1千万円単位で買う客は「決して特異ではない」と話す。バブル景気のころには一度に3千万円をはる豪胆な客も見た。「そのときは外れていましたが」〉

 そういう客は無表情で淡々と買っているそうだが、場外発売所や競馬場の現場で仕事をしてきたJRAの職員は驚くような馬券師を見てきたことだろう。

わたしも一度だけ、そういう馬券を買っている人物に遭遇したことがある。バブル華やかなりしころの東京競馬場、ある重賞の日だった。インターネット投票はもちろん、マークシートも導入されていない時代の窓口は混雑していた。そのなかで、客がひとりしかいない窓口を見つけて並んだのだが、前の男性はいつになっても買い終わらない。肩越しから覗いてみると――当時の窓口は客に見えやすいように買い目が表示されていた――そのころ話題になっていたオーナーが所有する馬2頭の、連複一点買いだった。ああ、そういうことか……。状況を察したわたしは、べつの窓口に並び直した。

 結果は、1頭が勝ち、もう1頭は惨敗だった。なんとなく安堵したわたしはしかし、惨敗した馬から買っていた。それにしてもあの男性はいくら買ったんだろう。

「2億円を当てたオッサン勝負師」を大追跡!

「ミラクルおじさん」をめぐる騒動はつづく。

『週刊ポスト』(03年7月18日号)には「『2億円を当てたオッサン勝負師』を大追跡!」という記事がある。7月2日の早朝、「競馬関係者」からポスト編集部にひとつの情報がもたらされる。7月1日の午後2時ごろ、都内の繁華街にあるウインズに2億円を当てた本人という男性から「あす、そちらに払い戻しに行きたい」と電話があった。男性は冷静で、話しぶりも紳士的だったことからJRAも本人と判断し、払い戻しに備えている――。そんな情報だったという。ポスト誌の取材班はすぐにそのウインズに向かい、張り込みをつづけたが、それらしき人物は現れなかった。

ポスト誌の取材班がウインズで張り込んでいた7月2日、複数のスポーツ紙にも「2億円を当てた本人」と名乗る男から電話がかかっている。その人物は「恵まれないこどもたちのために全額寄付したい」という手紙を添え、的中馬券をウインズ新橋に書留で送付した、と話していたという。書留は3日の朝には届くということだった。

結局、「ミラクルおじさん」がどんな人物かはわからず

 これにはJRAも困惑していた。そもそも、郵送による払い戻しは受けつけてないし、JRAの職員が間にはいって換金する行為も禁止されている。送られてきた馬券は送り主に返送するか、送り主がわからない場合は「拾得物」扱いとなり、警察に届けることになる。JRAはそう説明している。

 これについても続報はない。ポスト誌にしてもスポーツ紙にしても、騒ぎに乗じたいたずら電話に振りまわされたわけだが、馬券を当てた本人はどう思って見ていたのか。

結局、「ミラクルおじさん」がどんな人物かはわからなかった。騒ぎも一段落したころ、馬券はどこかの競馬場かウインズでしずかに払い戻され、JRAも発表しなかったのだろう。

ヒシミラクルが“ミラクル”と名付けられた理由とは

 あの宝塚記念から1年後の夏、わたしはオーナーの阿部雅一郎氏に会っている。ヒシミラクルについての取材で、「名前があまりにもぴったりなので驚いてます」と言うと、「そうでしょう」と笑った阿部氏は、ミラクルとつけた経緯を教えてくれた。

 血統も地味で見栄えのしない芦毛のヒシミラクルは2歳の春になっても買い手がつかず、5月の北海道トレーニングセール(調教された馬の走りを見てから売買される)に上場された。トレーニングセールに参加するのがはじめてだった阿部氏は、午前中におこなわれた調教供覧に遅刻し、馬の走りは場内で流されていたビデオで見ることになった。これが幸運につながった。ビデオを見て「たまたま目にとまった」馬はタイムがよくなかったことで競る相手もなく、ひと声で落札できた。最低落札価格の650万円だった。

「それでも、ちょっと高いかなと思った」と言う阿部氏は、「これで1、2勝できたら御の字、それ以上走ったらミラクルだぞ」ということで、ヒシミラクルと名づけたのだという。

 650万円の馬は6勝し、GⅠで三度もファンを驚かせ、5億円を超える賞金を稼いだ。そのうえ、「ミラクルおじさん」という伝説の馬券師まで誕生させることになったのだ。


2024.05.28


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