クイーンS（予想）

◎ボンドガールはあの位置からよく来てくれてはいるが、3連複をフォーメーションにしてしまったが故の取り損ね。痛恨。ベタ流ししとけばよかったが、そこらの判断は難しい。単勝もわずかに及ばず。馬連はまあまあついたけど的中はこれだけとなって、収支はちょいガミという馬券結果。

ボンドガールは返し馬の時点で頭を上げたりと、ハミ受けの敏感なところを見せてたので、ヤネはかかるのを恐れたのかもしれない。ゲートでも立ち上がったりしてたし、スタート自体はまともも、あの位置での競馬になるのもやむを得ないのか。ちょっと自分が想像してたよりも乗り難しい馬だったという印象を受ける。ほぼ直線だけの競馬でよく2着に来たが、本来は長い直線が向くタイプだろう。

勝ったコガネノソラは終始好位後ろの外追走。馬場的にはイン有利とまでは言えないが、この馬の更に外を回った馬は全滅してるので、ギリ外過ぎないとこを回れたのが良かった面はある。にしてもしぶとく脚を使っていて、稍重馬場でラスト4F11秒台を重ねてきた内容もまずまず優秀。この感じなら2000mまでなら問題なさそうだ。まあ3歳馬ワンツーで51kgはやはり有利だった。

ウンブライルは今回も不可解な負け方。ルメールのなんの工夫も無い乗り方も遺憾だが、外回した馬は皆来てないし、距離も少し長いのかもしれない。どこかで走って来るだろうから、人気が落ちた時に買う呼吸でいきたい馬。

ドゥアイズは、これは予想で危惧してた通りの外回して届かず。勝ち馬ともコンマ1秒は悔しい敗戦だが、負けて強しと言えなくもない。どこかでまたチャンスはある。

アイビスサマーダッシュ（予想）

追い込み有利だ、枠は思われてるほど関係ないだとか、頑張ってデータを収集してみたが、終わってみたらなんてことない外枠前目の馬で決着。ラスト1F11.7からするともう少し後ろの馬が詰めてきてもよさそうなものだが、妙に全体時計もかかってるし、発走直前の雨が微妙に影を落としていたのかも。ただ、だったら「正統派」のチェイスザドリームが来ても良さそうだが、そうならないのもまた中々難しい。

ただまあこれも終わってみればの話だが、上位2頭はG2勝ちのある馬で、3着テイエムスパーダにしても重賞勝ちがある。いわゆる千直狙いの馬が集まって、実績的には乏しいメンバーになりがちだが、まともな実績の馬が参戦すれば、ここでは力が違うということなのかもしれない。

ましてウイングレイテストに至っては59kg。データ的にも不利なのが顕著な重斤量だが、これはかなり凄いこと。

で、斤量59kgの馬は予想では毎回毎回不安と書いてる気がするが、実際そこのところどうなのか調べてみた。↓表は今年の平地重賞での斤量59kg馬の全成績。

なんやかんや言いつつよく来てる気はしてたが、なんとなんとの着度数1−3−2−1で複勝率85.7%、複回収値194円。斤量故、勝ち切りこそしないが3連複軸としてはもう見たら買えのレベル。重斤は実力の証。この中で唯一勝ってるレーベンスティールは完勝だったし、相当強いのだろう。このデータにもっと早く気づいていればだが、生かせる機会はきっとまだまだあるはず。

クイーンS、アイビスSDレビュー