元々健康に良い食べ物として定番の梅干。
丙申の梅干:https://umasi.net/products/detail/142
「申年の梅には神の力が宿る」と伝えられてきました。
平安の中期960年に、都では病が流行り、村上天皇は当時高級品だった梅干しで人々を救い、天皇本人も梅干しと食べることで病を克服しました。
この年が申年であったため、「申年の梅は縁起がいい」という風習ができたんです。
日本で「三大飢饉」と呼ばれている「享保」「天明」「天保」の改革で、「天保飢饉」は申年に始まり、「天明飢饉」では日本国内で死者が数十万人にも及びました。
ただ、紀州藩だけが一人の死者も出なかったのです。
それは紀州田辺藩が梅干の栽培に力を入れていたからだと伝えられています。
まさに梅干しの力が紀州を救ったとも言えます。
古くより、お正月に丙申の梅干をお茶に入れて、一年の無病息災を祈る風習があります。
このお正月は60年に一度、縁起をかつげるチャンスです。(^_^)
参照:http://info.umasi.net/473.html