今日はなんとなく論文を紹介したいと思います。
Positive emotions in early life and longevity: Findings from the nun study.
10年前の論文だけど、幸せ感情に関する研究です。この研究は元々、加齢とアルツハイマー病について始まったのですが、研究の一環として感情の種類(ポジティブ・ネガティブ)と寿命との関係を調べています。
ここでの「ポジティブ」「ネガティブ」は「良い」「悪い」を表しているわけではありません。ポジティブな感情とは、達成感・楽しみ・充実感・満足感・希望・興味関心・愛情・安心などをいいます。ネガティブな感情とは、怒り・軽蔑・嫌悪感・無関心・恐怖・悲しみ・恥などをいいます。
結果は「感情のあり様は60年後の生存に影響する」というものでした。ネガティブな感情は寿命に影響しなかったけど、ポジティブな感情の表出の数は影響していました。ポジティブ感情の表出数下位1/4と上位1/4を比べたら、60年後、下位1/4の死亡率は上位1/4の死亡率の2.5倍ありました。で、寿命も約10年違いました。
ちなみに、研究の対象はアメリカの修道女(180名)です。1930年に彼女らが書いた自伝(当時18才~32才)を後から分析したのです。
ここで「なぜ修道女か」と思うかもしれません。彼女らが研究の対象となったのは、食生活や運動、文化、生活習慣がある程度統制されている(一定である)環境にいる人たちだからです。未婚だし、子どもいないし、周りからのサポートも同じ。煙草も吸わなければ過度な飲酒もない。職業も同じで社会経済的地位も同じ。
寿命を縮める原因は世の中にゴロゴロしているので、複雑な社会の中で生活している人より、カトリックの厳格な(そして健康的な)生活を送っている人のほうが調査に適しているのですね。
まぁ、一般化には限界があるけど。
みーんな同じ状況にいたとしても、自伝の書き方は人それぞれです。
そこには個人の物事の捉え方の特徴が現れてきます。
修道院に提出する自伝だからこそのバイアスや限界は色々あるけれど、面白い研究だなって思いました。
ブログの内容も似たようなものかしら
ちなみに今日は上司に仕事の段取りの悪さを迫ってしまい、なんだかやるせない気持ちになりました。でも、そのために帰りが遅くなった私をさりげなく先輩が待っててくれて、駅までの帰り道、話を聞いてくれました。ネガティブ(自責感、罪悪感)もポジティブ(あったかい気持ち、感謝)も両方感じまくった1日でした。
※注意:この内容は、あくまで「1つの論文」をざくっとまとめたものです。ポジティブ感情こそが絶対!とか、ネガティブな感情は悪いものだ!などと言っているわけではありませんので悪しからず。
Positive emotions in early life and longevity: Findings from the nun study.
Danner, Deborah D.; Snowdon, David A.; Friesen, Wallace V.
Journal of Personality and Social Psychology, Vol 80(5), May 2001, 804-813.
Journal of Personality and Social Psychology, Vol 80(5), May 2001, 804-813.
10年前の論文だけど、幸せ感情に関する研究です。この研究は元々、加齢とアルツハイマー病について始まったのですが、研究の一環として感情の種類(ポジティブ・ネガティブ)と寿命との関係を調べています。
ここでの「ポジティブ」「ネガティブ」は「良い」「悪い」を表しているわけではありません。ポジティブな感情とは、達成感・楽しみ・充実感・満足感・希望・興味関心・愛情・安心などをいいます。ネガティブな感情とは、怒り・軽蔑・嫌悪感・無関心・恐怖・悲しみ・恥などをいいます。
結果は「感情のあり様は60年後の生存に影響する」というものでした。ネガティブな感情は寿命に影響しなかったけど、ポジティブな感情の表出の数は影響していました。ポジティブ感情の表出数下位1/4と上位1/4を比べたら、60年後、下位1/4の死亡率は上位1/4の死亡率の2.5倍ありました。で、寿命も約10年違いました。
ちなみに、研究の対象はアメリカの修道女(180名)です。1930年に彼女らが書いた自伝(当時18才~32才)を後から分析したのです。
ここで「なぜ修道女か」と思うかもしれません。彼女らが研究の対象となったのは、食生活や運動、文化、生活習慣がある程度統制されている(一定である)環境にいる人たちだからです。未婚だし、子どもいないし、周りからのサポートも同じ。煙草も吸わなければ過度な飲酒もない。職業も同じで社会経済的地位も同じ。
寿命を縮める原因は世の中にゴロゴロしているので、複雑な社会の中で生活している人より、カトリックの厳格な(そして健康的な)生活を送っている人のほうが調査に適しているのですね。
まぁ、一般化には限界があるけど。
みーんな同じ状況にいたとしても、自伝の書き方は人それぞれです。
そこには個人の物事の捉え方の特徴が現れてきます。
修道院に提出する自伝だからこそのバイアスや限界は色々あるけれど、面白い研究だなって思いました。
ブログの内容も似たようなものかしら

ちなみに今日は上司に仕事の段取りの悪さを迫ってしまい、なんだかやるせない気持ちになりました。でも、そのために帰りが遅くなった私をさりげなく先輩が待っててくれて、駅までの帰り道、話を聞いてくれました。ネガティブ(自責感、罪悪感)もポジティブ(あったかい気持ち、感謝)も両方感じまくった1日でした。
※注意:この内容は、あくまで「1つの論文」をざくっとまとめたものです。ポジティブ感情こそが絶対!とか、ネガティブな感情は悪いものだ!などと言っているわけではありませんので悪しからず。


会いに 行ってきました。








と産まれてきてね、と祈っております 







