「湯けむり横丁」おおみや | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

これまで住んでいた新潟は温泉地数が全国で3位という温泉王国だったので、
温泉好きの我が家としてはとってもうれしい地でした。

っていうか、新潟に住んだから温泉好きになったと言う方が正しいのですが。

そんな、温泉好きになってしまった我が家が埼玉に移り住む時には
日帰り温泉に行くという事を断念しなければならないと覚悟しました。

やっぱり埼玉は新潟ほど温泉のイメージは無いですもんね。

でも、いざ探してみたらあったんですよ! しかもメチャクチャ近所に!!

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そこは、国道17号線「新大宮バイパス」と県道2号線の交差点付近にある、
『野天湯元湯快爽快「湯けむり横丁」おおみや』。

埼玉の日帰り温泉は新潟ほど数は多くないけど、
こんな家から車で10分ちょっとのところに日帰り温泉施設があるなんて、
新潟に住んでいた時よりもいい環境じゃないかぁ♪

さらに大宮駅から無料の送迎バスも出ているので会社帰りにも気軽に行けちゃいそう。

ちなみに住所は「さいたま市西区三橋5-1010」、そう最後の「1010」は銭湯ですねぇ~

ってことで、毎年大晦日は近所の「スーパー銭湯」に「アカスリ」に行くのが定番のボクですが、
2013年の最後は「天然温泉」で1年の疲れを癒す事にしました。

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この「湯けむり横丁」にも有料で「本場韓国式アカスリエステ」というのがあるんですけどね。

今回は妊婦の相方は家でゆっくりとしてもらっていて、
息子と2人きりなので「アカスリ」はまた別の機会にしたいと思います。

ちなみにここには「アカスリ」以外に、「手もみ本舗」という整体や「足底つぼ本舗」、
日本の指圧みたいなもので、指だけでなく拳や足、肘、膝などを使う「タイ古式療法」という
様々な「リラクセーションコーナー」があるんですよ。

さらには1,200円でカットなどが出来る「カット&ビューティーサロン」まであるなんて驚き!

どこまでもリフレッシュできそうですね~♪

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施設内に入るとやっぱり都会だからか? それとも大晦日だからか?大混雑。

駐車場は立体駐車場や第2駐車場まであったから止められない事はなさそうだけど。

靴を脱いで鍵付きの下駄箱に入れるのですが、鍵は自分で管理するシステム。

平日の入浴料は、大人800円、子ども(3歳~小6)400円で、
通常はフロント前の券売機で買うのですが、JAF会員は割引きがあり
大人720円の後清算で入る事ができました。

また入浴料にはフェイスタオル1枚レンタル料も含まれているので手ブラでも気軽に行けますね。

その他、有料のバスタオル(100円)や館内着(300円)などもありますよ。

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受付を済まして中に入って行くと、そこはまるで小さな温泉街。

どこかしら江戸の街並みの様な、それとも「千と千尋の神隠し」の世界の様な、
なんとも風情があっていい感じです。

2層建てになっている施設の1階は大きな吹き抜けになっていて、
そこのほとんどは開放的な「お食事処」。

しかし、驚いた事になんとその中央部分には「足湯」があるんですよ!

これまで新潟の日帰り温泉も30ヶ所ほど行きましたが、
入館した後にさらに室内に「足湯」がある施設なんて初めてです。

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わざわざ「足湯」を設置する意味ってあるのかなぁ? とも思いつつも、
だからこそ贅沢感を味わえるって事なんでしょう。

風呂上がりの食事でちょっと湯ざめしちゃったぁ、なんて言う人もいるでしょうしね。

そして、ここで12/20~1/30の期間「ゆく年くる年フェア」として
色んなお徳なものがもらえる「足湯でじゃんけん大会」という名物イベントが行われていました。

せっかくだからボクも参加したかったのですが、息子が『早く温泉に行こう!』って
急かすもんだからスルーするはめに・・・

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でもお得な「ゆく年くる年フェア」の1つに、「湯けむり横丁」の会員になるのに
普段は300円のところを、期間中は100円だというので入会はしておきました。

特に入館料が割引になる訳ではないのですが、有効期限も無く年会費無料で
前記の「リラクセーションコーナー」各種が安くなったり
ポイントが貯まると入館招待券や食事券がもらえたりするんです。

各地にある「野天湯元湯快爽快」施設でも使えるそうですし、
近所の温泉だからこれから絶対に何度もリピートするからね。

でも、久しぶりの温泉だからってそんなに急がないで、
初めて来たところだからまずはいつものように館内探検しようよ!

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と、ボクらは周りをぐるりと囲うベランダの様にある2階へ。

2階にはゆったりとくつろげる専用マット11床が敷いてある「リラクゼーションルーム」や、
有料の「貸し部屋」などがあります。

畳が敷いてある「桟橋席」から小さな温泉街を見降ろすのもなかなか雰囲気があっていいですねぇ。

そして2階は息子が楽しみにしていた温泉の入り口もあるんですよ。

青い暖簾を見つけると即行で入って行っちゃいましたよ。
ふ~・・・赤い暖簾の方に行かないで良かったぁ。

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脱衣所のロッカーはフロントでもらった鍵で使えます。
この鍵の番号で食事も出来て後でフロントで清算できるのは便利ですね。

またちょっとした小上がりがあるのは、この混雑時の息子対応に便利でした。

備品としては、ドライヤー、綿棒、ヘアトニック、ヘアローション、スキンローション、
ティッシュ、体重計、扇風機、ジュースやカミソリの自販機などがありましたよ。

さて、さっそく息子がウズウズしてしょうがない温泉に入りましょう!

・・・って、実はここの温泉は「オムツをしている人はNG」なんですよ。

息子、完全じゃないけどもうオムツは卒業できました。
ギリギリセーフです。

でも長男は良くても、次男が生まれたらしばらく来られないのかなぁ・・・

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内風呂はあまり広くは無く、どうやら温泉では無いみたいですが色んなお風呂がありました。

まずは、「掛け湯」で流して入浴前は清潔に。
そして、「白湯」でのんびりと。

寝たままでジェット噴流が足を刺激する「寝湯」や、座ったままで背中などをマッサージする「座り湯」、
息子は気をつけなきゃいけない深めのお風呂で全身ジェットの「スーパージェット」など。

その中でも初めての感覚だったのが低周波電気で刺激を加えてくる「電気風呂」。

「い!?痛たたたたぁ!?」と顔も強張るほどのピリピリ感。
これって罰ゲームか? ホントに身体にいいの? と思いながら初めての体験を堪能。

息子にはきっと無理だから近づかない様に言いましたけどね。

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その他、「サウナ」が低温と高温が2つもあるっていうのはいいですね。

2部屋あるので混雑は解消できるし、「高温サウナ」があまり得意じゃない息子も
「低温サウナ」でゆっくりとテレビを見ていました。

そしてサウナ後に汗を流して入るのが好きな人もいると思いますが、「水風呂も」ちゃんとありますよ。

洗い場はこれだけ混雑していてもあまり待たないくらいの数はあり、
仕切りもあり、ボディシャンプー、リンス、シャンプー完備で問題なし。

介護用のイスはあるのに、子ども用イスが無かったのは不思議な感じがしました。

さて、ここの売りはやっぱり天然温泉掛け流しの「外風呂」ですよ。

住宅街にあるので「野天風呂」って言っても新潟の様な素敵な眺望なんて期待はしていませんが、
その代わり敷地も広く、お風呂の種類も多い。

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この日は約42℃の「あつ湯」と約38℃「ぬる湯」があり、好みで入り分け、
お湯が流れるあたたかい岩盤に寝そべられる「うたた寝之湯」や、
信楽焼の大きな陶器の「信楽壷湯」には息子と2人きりで贅沢に浸かり、
最近衛生的に無くなってしまったところが多くなった幻の天然温泉の「うたせ湯」までありました。

さらに贅沢を感じたのは、「外風呂」の中にさらに小屋があるのですが、
「庵湯」と呼ばれるそこはまるで湯治場の大衆浴場の様な雰囲気。

檜の浴槽の香りはもちろん、ここにもちょっとした洗い場があります。

この「庵湯」は最高に気に入りましたよ♪

さらにビックリしたのが、この喫煙者の肩が狭い時代になんと「喫煙所」があったんです!

着衣のスペースや脱衣所にあるならわかるのですが、
「外風呂」に入っている人のための喫煙スペースだなんて、超ヘビースモーカー対象じゃないですかぁ!

この時代に逆行した設備もなかなか面白いですね。

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あ、そうそう大事な事を書かないと!
温泉で一番大事なのはお湯ですよねぇ~

掘削した地下1500mから湧き出た源泉の名は「さいたま三橋温泉」。
泉質は「ナトリウム-塩化物泉」で、薄褐色、無臭だけど塩辛さを感じます。

源泉34.7℃だそうですが、「あつ湯」があるほどなので加温している事になりますね。
また、豊富な湯量から「源泉掛け流し」とは言っていて絶えず源泉は注がれているみたいですが、
お風呂のそこから出る循環湯も併用している様です。

まあ、泉質としてはそれほど希少で珍しいものでも無いですが、
こんな近所に温泉が湧き出ていたっていうだけでもハッピーですよ。

さすが掘ればどこでも温泉が出てくると言うほど温泉大国の日本。
日本のどこに住んでも、温泉好きの我が家が枯れてしまう事は無いって事がわかりましたよ。

いい気持ちで2013年の最後を過ごす事ができました。

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※泉質、施設、アメニティ、料金、アクセス、雰囲気、清潔度、混み具合、
その日の気分、体調などなど、ボクの独断と偏見とわがままで付ける、★5点満点の温泉「お好み度」。

・・・お好み度★★★★☆

単なる湯に浸かるだけの日帰り温泉施設ではなく、温泉街を再現したり、湯治場の雰囲気があったりと、
価格以上にのんびり長居できる温泉のテーマパークみたいな施設でした。

新潟みたいな自然に感じる風情は無いのは当たり前ですが、
それを人工的に楽しませてくれる工夫があって好印象♪

近所だし絶対に我が家はリピートしますが、混んでいたのとオムツNGだけが残念です・・・

野天湯元湯快爽快「湯けむり横丁」おおみや

埼玉県さいたま市西区三橋5-10-10
電話:048-620-1126
料金:平日-大人800円、小人400円/土・日曜・祝日-大人1000円、小人400円(各フェイスタオル付)
(平日2時間制:大人600円、小人400円)
営業:10:00~深夜2:00(受付は閉館30分前まで)