駅でほろ酔い利き酒 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日、って言ってもだいぶ前になってしまいましたが、
4/28、新潟駅に「ホテルメッツ新潟&CoCoLo西館」がオープンした際に
満を持して同時にオープンした「ぽんしゅ館」に行ってきましたよ。

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「ぽんしゅ館」についているキャッチコピーは「越後のお酒ミュージアム」。

新潟と言えばコシヒカリと並んで「日本酒」が代名詞の様な県ですもんね。

これまでも「越後湯沢駅」構内にあったのですが、
車で行く機会があっても、なかなか電車で途中下車する機会が無かったので、
新潟駅の構内に新潟県が誇るお酒をテーマとした施設が出来たのはとってもうれしいです♪

まず特筆すべきは、「利き酒番所」。

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新潟には現在93の酒蔵があるのですが、その代表銘柄95種類、
オススメ銘柄22種類、合計117種類がそこに集まっていて、
それをなんと、全て味わう事ができる利き酒コーナーが「利き酒番所」なんですよ!

受付カウンターで500円を支払うと、専用メダルを5枚と小さなお猪口を借りられます。

そのメダルをズラりと並んだ「利き酒マシン」に1枚投入して
お猪口をセットしてボタンを「ポチっ」とすると、お酒が出てくる仕組みとなっています。

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1人で5種類のお酒を味見しても良し、5人で1杯づつ飲んでも良し、
また気に行ったお酒を5杯飲んでも良し、で楽しみ方はそれぞれ。

また、全銘柄制覇したい人には利き酒スタンプカード「全蔵制覇記録帳」(100円)も売っています。

これだけの地酒は地元のボクらでもなかなか出会える機会は無く、
さらにオススメ銘柄はなるべく旬のお酒を入れるのだそうで、
これは観光客だけではなく、地元の人間も長く楽しめますね~♪

特にめったにお目にかかれない、そして自分ではなかなか買えない
鶴齢や鶴亀などの純米大吟醸があったり、
餅米で作ったものやウイスキー樽で貯蔵されたという珍しいお酒、
さらには日本酒の酒蔵が作った梅酒までもが用意してあって、
5杯だけじゃ止まらなそうなラインナップですよ。

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でも、何杯か飲んで行くとやっぱりオツマミが欲しくなってきちゃいます。
だけどここは純粋に利き酒をするコーナーだし・・・

なんて思っていたら、うれしいサービスを発見!

なんと「日本酒に合う塩」として、佐渡や笹川流れの新潟産はもちろん、
日本だけには留まらず、世界各国から54種類の塩が
無料のオツマミとして用意されていましたよ。

枡に盛った塩を舐めながら日本酒を飲むといった情景を見たこともありますが、
辛かったり、甘かったり、苦かったり・・・
ここまで個性豊かな塩を舐めながら飲む日本酒も乙ですねぇ~

粗塩は舌の上に乗せお酒を飲みながら溶かすと甘みが増していくそうですよ。

また、隣には唯一ここで食べていいオツマミ「モロキュウ」(100円)も売っています。

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そして、利き酒に自信のある人は「利き酒師テスト」に挑戦してみるのも楽しそうです。

まず1枚ずつコインを入れて3種のお酒を飲みます。
そして最後にもう1杯飲み、そのお酒はその3種の内のどのお酒かを当てるテスト。

みごと正解したら「ぽんしゅ館利き酒師認定証」がもらえるんですよ。

ボクも今度チャレンジしてみようかなぁ。

また、他にも企画物には「嗜好性テイスティング」では
「薫酒」「爽酒」「醇酒」「熟酒」とタイプの違う4種類を飲み比べられるコーナーや、
「二十歳の入門者へ勧める日本酒」など飲みやすい地酒を集めたものも行なわれてましたよ。

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でも、本格的にテイストしたい人は、口の中にふくんで風味を味わったら
酔っぱらわないように飲み込まずに吐いたりするようですね。

ボクにはそんなもったいな事はできませんが、でも味の違いをしっかりと味わい分けるために
お猪口は設置されている水道で毎回ゆすぎ、さらには用意してある飲料水を一口飲んでから
5種のお酒を口にしましたよ。

って言っても、たかが5杯だけどいい気分になってきちゃいましたけどね・・・

さすが、新潟生まれの息子もだいぶいける口になってきましたよ。

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って、これは飲料水を飲んでいるだけなんですけどね。
さらにボクのマネして『辛いねぇ~』とか『スッキリだねぇ~』とか言ってましたが・・・

このお楽しみは、あと18年経ってからだね。


ここでテイスト出来るお酒が全部そろっている訳ではないですが、
同じフロアの「日本酒番所」には新潟が誇るたくさんの銘酒が売られています。

めったに手に入らない贈答向けの高級吟醸酒の一升瓶だけでなく、
お土産に買いやすい手頃なカップ酒や小瓶酒が50種類以上あるのもうれしいですね。

もちろん、新潟の美味しいもんは日本酒だけではないので「越後魚沼商店」には
新潟の風土から生まれた食材を利用したご当地菓子から発酵食品まで揃えます。

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そう、新潟県は日本酒が有名ですが、
その醸造技術が活かされているのは日本酒だけではありません。

今、新潟は糀を使った「味噌」「醤油」「酢」など
発酵食品の質の高さにも注目が改めて集まってるのですよ。

そこでボクが感激したのはここに新潟産の醤油がズラリ30蔵も揃っている事。

濃い口、薄口、たまり醤油、しろ醤油、再仕込み醤油だけでなく、
減塩、うす塩、魚醤、だし醤油などなど・・・
醤油一つでもこんなに種類があるなんて迷っちゃいますねぇ~

でもさらにうれしい事に、その一部の醤油を試舐め?できるんですよ。
利き酒ならぬ「利き醤油」です。

ボクは変わりどころで、新潟名物の「南蛮海老醤油」と、
今流行りの「塩麹醤油」を自分の家用と、母の日&父の日の贈り物として実家用に買いました。

「塩麹醤油」は素材の旨味が引き出されてオススメでしたよ。

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また湯沢の「ぽんしゅ館」でも人気だった「魚沼・爆弾おにぎり家」も出店されています。
やっぱり、新潟と言えばお米も欠かせないですもんね。

ここでは「魚沼コシヒカリ」を使用したおにぎりが食べられるのですが、
なんとお米一合、茶碗約2膳分のズシリと重い巨大おにぎりをその場で握ってくれるんですよ。

まっくろな海苔に包まれたその姿はまさに「爆弾」です。

でも味は保証付き♪
シンプルな塩おにぎりで(350円)で食べてお米の味をしっかりと堪能するのも間違いないですが、
定番の鮭、梅の他、20種類以上も用意された具を入れても最高♪

また、ごはんにピッタリなお惣菜もたくさん売られているので
駅弁代わりにもいいかもしれませんね。

ちなみに小さいのがいい人用に「小爆おにぎり」もあります。

この「ぽんしゅ館」の3階は駅に直結していて、
新潟のこだわりの美味いもんをお土産として買って行くのにも便利だし、
新幹線の待ち時間にちょっと利き酒をしてほろ酔い気分になるのも良し。

来県された観光客にはもちろん、地元の人も味わえ楽しめる施設が出来てうれしいです♪
「ぽんしゅ館」越後のお酒ミュージアム

新潟県新潟市中央区花園1-96-47
新潟駅CoCoLo西館3F 西口改札 連絡通路直結
電話:025-240-7090
営業時間:9時~21時



・・・と、色々なお酒をちょっとずつ味わい、たくさんの美味しいもんを見ていたら
これだけじゃ足りなくなってきましたよ・・・
今すぐ味わいた~い!!

そんなボクの切実な願いをこの「ぽんしゅ館」は叶えてくれました。

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3階から長~いエスカレーターを下ると、1階には杉玉がぶら下がる門が・・・ここは酒蔵!?

いえ、ここは「魚沼釜蔵」(うおぬまかまくら)という居酒屋でした。

ちょっと重々しい門は入りづらかったのですが、開いてみるとそこには
古民家の様な木の香りが漂う落ち着いた内装の中に、
新鮮な素材を思わせる市場の様に活気あふれる店員さんたち。

どうやら3階からじゃなくても1階の通りからが正面の入口の様です。

ボクらは息子もいたので個室に通してもらいました。

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「魚沼釜蔵」は南魚沼市六日町に本店があり、新潟の誇る日本酒に合う
地元の旬の素材を中心に活かした食を提供するお店で、
さらにここの「新潟駅店」では、3階で見た美味しいもんを活用したメニューもあるんです。

ボクらも定番の新潟名物から、旬のものを食しましたが、
もう軽く準備運動は出来ているので当然お酒は日本酒です。

事前に店員さんに何のお酒か聞いたのですが、
「純米吟醸」だということしか覚えていない「本日の升酒」(500円)。

本日のオススメのお酒が飲めてお得な時が多いらしいので
注文前に店員さんに聞くといいでしょう。

クゥ~♪ やっぱり、地の物には地酒が合いますね。

そして、日本酒をソーダとトニックウォーターで割った「日本酒ソニック」(500円)や
「自家製日本酒サングリア」(グラス/650円)などなど、
新たな日本酒の可能性に挑戦したメニューも気になって留まる事なくいただいちゃいましたぁ♪

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あぁ~酔っぱらったなぁ~

3階でちょっとお酒をテイティングするだけじゃ、終わるはずないですもんね。
さらに色んな美味しそうな食材を見たらやっぱり1階まで下りてきちゃいますよ。

それに1階には「魚沼釜蔵」だけでなく、「ピッツェランテ ラ・ナンシ アネサメゴイ」という
新潟産の旬の素材を使ったイタリアンのお店もあってそれぞれのニーズに応えられるようになってますし。

またそうやって、酔って、食べて、『帰るのは明日の新幹線でいいか~♪』
ってなった人にはさらに「ホテルメッツ新潟」もあるって事ですしね。

上手く出来ていますよねぇ~

さすが、「越後のお酒ミュージアム」というだけあって地元のボクらにもワクワクさせてくれます。

呑み処 食事処「魚沼釜蔵」新潟駅店

新潟県新潟市中央区花園1-96-47
新潟駅CoCoLo西館1F 西口改札 連絡通路直結
電話:025-240-7092
営業時間:朝食/6時半~10時、 昼食/11時~14時、喫茶/14時~17時、 夕食/17 時~23時
(ホテルメッツ新潟に宿泊者は、朝食500 円)