「青銅婚式」はイタリアントラットリア | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

6/2(日)は競馬発祥の地イギリスで初めて「ダービー」と
名前が付いたレースが行なわれた日なのですが、
ボクら夫婦の8回目の結婚記念日でもありましたぁ♪

ボク等らしい日でしょ?

8周年は「青銅婚式」というのが一般的ですが、
その他「ゴム婚式」「電気器具婚式」とかも言うらしいです・・・ってなんじゃそりゃ?

で、せっかくの日曜日でもあったのでそんな2人の記念日を祝いに
笹出線の上近江の交差点近くにある「Alla Vecchia Pentolaccia」
(アッラ・ヴェッキア・ペントラッチャ)というイタリアンレストランで
ちょっと贅沢にお祝いのディナーをすることにしました。

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以前そんな記念日には予約してちょっと贅沢にフレンチのフルコースなどを
食べに行ったりもしていましたが、息子が生まれからすっかりご無沙汰。

当然そういった雰囲気を重んじる高級なお店で息子がジッとしていられる訳がありませんもんね。

でも、たまにはちゃんとしたコース料理を食べたい!

最初は個室のある割烹料理でも予約しようかなぁと思ったのですが、
メニューを見ている内に、結構こういう料理なら温泉宿で食べてきているしなぁと思い、
せっかくだから和食じゃない方向で息子を連れてでも気軽に食べられるところは無いだろうか?

そこでたどり着いたのがこのお店なんです。

実は昔、新潟市西大畑にお店があった時には相方が行った事があって雰囲気は知っていたんですよ。
それが4年前新潟市に帰ってきて初めて行きました。

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舌をかみそうなくらい長い店名なので「ペントラッチャ」と略しますが、
ここはまるでイタリアの大衆食堂。

店員は陽気にイタリア語を話し、店内にいるお客さんも
気兼ねなく声をあげて会話を楽しんでいる活気あふれるお店なのです。

このお店を「イタリアンレストラン」と書いてしまいましたが、
高級店を「リストランテ」と呼ぶなら、まさに大衆食堂を意味する
「トラットリア」という表現がピッタリ。

子どものイスも用意してくれて、気取っていたら逆に浮くぐらい、
ヤンチャな子どもも大歓迎のスタイルがうれしいです。

と言っても、オープンしたばかりの時間だったので誰もいなかったんですけどね。
でも、他のテーブルにはすでに予約カードが置かれているほどの人気店。

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欧州の田舎の家の様な外観の店内は、本格的な石窯が見えるオープンキッチンとなっていて、
インテリア、プレート、グラスそして料理の盛り付け、店員さんのユニホーム、BGMなどなど、
いたるところまでこだわってイタリアの食堂を再現したそうで、

まさにお店のコンセプト『旅先で訪れたイタリアのレストランを想わせる
エンターテイメントの演出』という通り、イタリアに行った時の思い出が蘇りましたよ。

ちなみに店名「ペントラッチャ」は、土鍋をひっくり返した中にプレゼントを入れ、
目隠しをして割るというイタリア、ローマの伝統的な遊びの名前なんだそうです。

そしてそんな楽しい雰囲気の中、ボクらがたのんだのは『ペアコースB 2名様仕立て』(6,300円)。

前菜1皿、ピッツア1皿、パスタ1皿、魚または肉料理1皿、ドルチェ2皿、カッフェを
メニューから好きな料理を選びます。

黒板には新潟の旬の素材にこだわったオススメ料理が書いてあるので、
そこからも選ぶ事が出来るんですよ。

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ボク等はまず前菜にこの「土鍋で熱々!フレッシュムール貝の
白ワイン磯蒸し 黒胡椒風味」を選びました。

そしてボクは「キールロワイヤル」、息子は「新潟ぶどうジュース」、
相方は「ノンアルコールビール」でカンパ~イ♪

って、ゴメンなさい、ボクだけアルコールを飲んじゃって・・・
実はこのお店、公共の交通の便が悪いので相方が車を出してくれたんですよ。

息子はこのムール貝を『ぼぉ~の♪ ぼぉ~の♪』とホッペに指をあてて夢中になって食べてました。
『ボーノ』は言わせたんですけどね。

ムール貝と言えば、新婚旅行の時にベルギーで食べた
バケツいっぱいに入ったムール貝を思い出すなぁ~

一緒にラスクが付いていたのですが、さらにオリーブオイルにつけて食べていた
「自家製パン」をおかわりして、このムール貝の出汁の利いたスープにもつけて食べちゃいました。

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つづいてピッツアは「長野産グリーンアスパラガスと
カンパーニア産プロヴァラ・アフミカータのピッツア。

薪と石窯で焼き上げるナポリ・ピッツアの厚い生地はそのものに塩味が利いていてモッチモチ♪
とろけるモッツァレラの燻製も香ばしく、シャキシャキのアスパラがいい食感を与えてました。

ただ、息子はアスパラをよけて食べていましたが・・・

ボクはさらに赤ワインを追加。

銘柄は忘れてしまいましたが、この日にイタリア中部から届いたばかりで
ボクがそのボトルを開ける第一号になったそうで、ちょっといい気分です♪

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そしてパスタは「富山湾から取り寄せた白海老のラグーペスカトーラ
不ぞろいのパスタ マルタリアーティ」。

って、実は「マルタリアーティ」がショートパスタだとは知らずにたのんじゃって
きて見てビックリしちゃいました。

でも香り高い白海老やひき肉を包み込んで食べるこの普段食べた事の無いパスタで
なんだか特別な気分にもなれましたよ。

こんなパスタ、よく行くイタリアンレストラン「サイ●リア」には無いですもんね。

そういえばこのお店の姉妹店は、同じ新潟の上越市に「ラ・ペントラッチャ」があったり
東京の青山には「イル・パッチォコーネ」「カザーレ・デル・パッチォコーネ」の2店舗、
神奈川の川崎市にも「イル・パッチォコーネ・ディ・キャンティ」というのがあるのですが、

「トラットリア・デル・パッチォコーネ」という名の姉妹店が
本場イタリアのローマにもあるんですよねぇ。

そりゃあ、本場の雰囲気が感じるのもわかりますよ。

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さていよいよメインのですが、ここはさらにコースに1,000円を追加して選んだ贅沢な肉料理、
「新潟県産牛サーロインの炭火焼 新潟・妙高産ルーコラとパルメザンチーズのせ」にしました。

さすがちょっと奮発しただけあってふんわりと肉汁が口の中いっぱいに広がります♪
そしてまたまたボクは赤ワイン「キャンティ」を追加。

この記念日の夕暮れを、まるでイタリアにいる様なほろ酔い気分でまったりと過ごして・・・

!? って、ありゃりゃ!
もうウチの息子はお腹いっぱいになっちゃって、もう大人しく座ってられるのも限界みたいですよ。

せっかくいい気分といい料理を堪能していたのに、
しばらくボクは息子と店を出て散歩することとなりました。

まあさすがに賑やかな雰囲気のお店だと言っても、店内で子どもが走りまわるのはダメでしょうね。

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でも結局なかなか大人しくしてくれないので、
お店に戻ってボクのスマホのゲームをさせて落ち着いてもらいましたよ。

いちおう全ての料理は終わりましたが、ちょっと飲みなおしで、
「白ワイン」と「カゼルタ産水牛のモッツアレラチーズとトマト、バジルのサラダ」を
追加注文しました。

するとその時、店内の別のテーブルも何かお祝い事があったらしく、
花火をパチパチさせたケーキが運ばれてきて、店員はもちろん店内のお客さんも含めて
『おめでとう~』という声があがりました。

なんのお祝い事か聞き取れなくてよくわからなかったのですが、
息子もその花火に惹かれた事もあり、そのテーブルに行って『おめでとう~』と伝えにいったら
さらに店内が盛り上がりましたよ。

その時「実はボクらも今日が結婚記念日なんですよ」と、ちょっとアピールしちゃいましたけどね。
そうしたら店員さんがボクらの写真も撮ってくれました。

何だかこのアットホームな感じ、いいですねぇ~

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さて、いよいよドルチェですが、これは店員さんが見本を持ってきた中から
息子が『白いプリンがいい』と言って選んだ「ぷるぷるパンナコッタと
プルーンのマルメラータ添え」と、イタリアのドルチェと言ったらの「ティラミス・カッフェ」。

息子に『パンナコッタ ぺるふぁぼ~れ』と言わせましたが、これは難しかったか・・・

案の定「パンナコッタ」は息子に一人占めされてしまったので、
もう1つを息子の嫌いな「カッフェ」の「ティラミス」にしておいて良かったです。

それをボクは「エスプレッソ・ダブル」で、相方は「カプチーノ」でシメ、
イタリアンのコース料理を充分堪能させてもらいました。

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そしてお会計はこれだけ飲んで、食べて、騒いでと3時間近くお店にいたのに全部で1万円ちょっと。

メニューに書かれた料理一品一品の値段はちょっと高く見えましたが、
ボリュームもあるので数人でシェアして食べるのが良さそうですし、
さらにコース料理をたのめば、まさに大衆食堂並みのお値段でした。

味はお酒を飲む事に合わせてか、全体的に濃い目でしたが、
新潟や近県の旬の食材にこだわっているっていうのもいいですね。

もう大満足でお店を出ようとした時に、なんとお店の人から思いがけないサプライズが!

さっき撮ってくれた写真をプリントしてくれて、
それに『結婚記念日おめでとうございます。 素敵なことがたくさんありますように・・・』と
メッセージがありました。

自ら結婚記念日をアピールしていたとはいえ、うれしいおもてなしに感動です♪

ホントに「グラッチェ!グラッチェ!」
息子も親のよろこびが伝染してか、お店を出る時に『あるべでるちぃ~』と
教えたイタリア語でご機嫌でした。

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そんな8周年の「青銅婚式」。

これまで毎年のように何かしら大事件があった6年間でしたが、
この1年間は比較的平穏に過ごせたのではないでしょうか・・・

まあアルビの残留争いに家族全員が険悪になったり、
大ゲンカした事もありましたが、そういう事も含めても何とか仲良くやっております。

ごちそうさまでしたぁ~♪

「アッラ・ヴェッキア・ペントラッチャ」

新潟県新潟市中央区上近江2-4-23
電話:025-384-4861
営業時間:11時半~15時、17時半~22時半(LO:21時半)
定休日:毎週月曜日(祝日の場合翌日)