J1最終節「コンサードーレ札幌」【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

未だにまるで夢を見ているようです・・・

12/1(土)、新潟市は小雪がちらついていました。
とうとう凍える雪国の冬がはじまりましたが、この日局地的にこの場所は熱く燃えましたよ!

ボクら家族は「東北電力ビッグスワンスタジアム」で行われた
J1リーグ第34節「アルビレックス新潟 vs コンサードーレ札幌」に参戦してきました!

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って言ってもさすがに息子はこの寒空の下ずっといるのはかわいそうなので、
スタジアム内の託児所に預けてきたんですが、
息子もそこでアルビ勝利を信じてチャントを歌っていたそうです。

アルビは前節終了時で勝ち点「37」でJ2降格圏内の17位の崖っぷち。

ただしJ1残留ラインの15位にいる神戸と16位のガンバが勝ちさえしなければ、
まだJ1残留出来る可能性があります。

今節アルビが残留するために最低限しなければならない事・・・それは『勝利』。

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今節、このホームに迎える相手の札幌は今季リーグ戦では18位とすでに来年J2が決まっていますが、
以前札幌の指揮をとったこともある柳下監督への恩返しの意味もあるだろうし、
アルビと同じくシーズンの終わりを勝利で締めくくりたいという思いもあるでしょう。

札幌のサポーターの皆さん、ビッグスワンまでお越しいただきありがとうございます。
そんな思いは充分に感じますが、来年のボクらは皆さんと同じ舞台に立つ訳にはいきませんよ!

J1に残る為、J1チームとして恥ずかしくない試合を絶対にお見せすることを誓います。

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もちろん同時刻にキックオフになる「V神戸vs S広島」「J磐田 vs G大阪」の試合経過も気になります。

でも、きっと広島は今季チャンピオンとなった貫禄を、
昨年までアルビにいた森保監督や千葉選手が見せてくれる事を信じましょう。

そして、磐田は以前指揮をとった柳下監督への恩返しの意味も込めて
必ずホーム最終戦を勝利で終えてくれるでしょう。

なので試合中に各会場の試合経過をケータイでチェックすることなんてしません!

最後2012年のアルビのシーズンが終わる笛が鳴るまでこの目の前のピッチに
全神経を集中して悔い無く戦い、『勝利』することだけを考えます。

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さあ、笑っても泣いても今季のJ1リーグは最終節・・・いや、絶対に最後は笑って終えたい!

柳下監督は前節の不可解な退席処分により、
そして司令塔のミシェウがカードの累積によりベンチに入る事はできません。

しかし、ベンチに入っても入らなくても気持ちは一つ。
選手だって、コーチ、スタッフ、スポンサーやボクらサポーターだって・・・

試合前に2500人以上のサポーターが道路に並び選手の入りを鼓舞しました。
ゴール裏には42枚もの地区後援会旗が掲出され、新潟県民の声が集結しました。
「NSGカレッジリーグサンクスデー」として700名以上の学生たちが「新潟讃歌」を熱唱し想いを託しました。
そして、選手入場の時は入場ゲートで配られたオレンジシートを掲げ、そこに描かれた文字は・・・

『奇跡を起こそう! We are ONE』

そう、28,055人の観客を抱えたこの日ビッグスワンは1つのなり、
15:33新潟の意地とプライドと今後の運命を賭けたキックオフの笛がなりました!

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もう「勝利」することだけが自分たちの唯一出来ることであるアルビに迷いはありませんでした。

ミシェウの代わりゲームメイクするはミネイロ。
そのミネイロが前半7分にCKを獲得し自ら蹴ったボールは一度クリアされたが、
再び自身でゴール前に上げ、それをロペスが競り合い、坪内が右足でシュート!

坪内はこの夏、大宮から移籍補強した右サイドバック。

なぜ得点力の無さが課題のアルビはスタメンで使いもしないDFを補強したんだ?
と、クラブの方針を疑う声もあがり、坪内本人も肩身が狭かったでしょう。

過去に彼が在籍した神戸、札幌、大分はJ2降格をさせてきてしまいました。

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前半8分、ゴーール!

その坪内のシュートはその汚名を自ら祓う、このアルビを残留へと近づかせる待望の先制点となりました!

しかし、アルビはこれまでの様にこの1点を守るためにこんな時間から得意の賢守にシフトせず、
逆に1点をリードした事でじっくりと冷静に攻めるモード。

ただし、前半26分にミネイロの左CKに坪内のヘディングや、前半31分のミネイロの枠にとんだFKも、
また38分には勲のスルーパスから藤田の右足のシュートなど、
決定的なチャンスは生まれるも全て相手GKの好守に阻まれました。

これまで1点で苦い思いをしてきた嫌な記憶があるし、前半のうちに追加点をとって2点差にはしておきたい。

そんな前半38分、一番ゴールをして欲しい人から悲願の追加点がうまれました。

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ゴーーール!!

昨年は13得点とエースの役割を果たしましたが、今季はここまでたった5点。
アルビに得点力が無く勝てなかった原因がこの人にあるという事は、本人も認めていたことでしょう。

そんな悩めるエースの得点をボクらは最も見たかったんです!

ミネイロの右CKを直樹が頭で落とすと、頭で相手ゴールに意地で押し込んだのはブルーノ・ロペス!
とるべき人がとって、ビッグスワンのボルテージが最高潮になったまま前半が終了。

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この試合は負ける気がしない!

そう思った後半、札幌もやっぱりJ1チームである意地を見せ、元アルビの大島選手、
そして榊選手の2人を一気に投入しシステムも変更てくると嫌な流れになり
なんと後半8分に入ったばかりの榊選手にゴールを許してしまい再び1点差にされてしまいましたよ。

しかもその後の後半10分にも札幌は畳み掛けるように3枚目の選手を投入し、
何度も嫌なシーンを迎えることになり、何度もヒヤリとされるシーンがありましたが、
相手のミスに助けられていました。

早くなんとかアルビのペースに戻したい。

そう思っていた後半26分、ミシェウの代わりという大役を任せられ、
ここまでの2ゴールに見事絡んできた男の豪快な右足ミドルシュートが
札幌のゴール左隅に刺さり、ゴーーーーーール!!!

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再び2点差にした、そのゴールを叩き込んだのは今季補強したアラン・ミネイロ。

シーズン中はせっかく補強したのに、あまり出番もなく、
アルビにしては珍しくハズレの外国人だったという声も聞こえていましたね。

この大舞台で全ゴールに絡み、その悪い流れを強引に引き戻すほどの活躍。
かなり遅咲きだったけど、まさにこれぞ助っ人外国人の姿ですよね。

そして、まだ交代枠を使ってなかったアルビは征也から元気な武蔵を投入。
すると再び前線が活気づいた後半35分、絶好調のミネイロが相手GKのこぼしたボールを見逃さず
我がエースのロペスにクロスをあげ、ヘディングでドンピシャリ!

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ゴーーーーーーーーーーール!!!!

残留するための最低条件の「勝利」を決定づける4点目を叩き出しました!

もうここからはこのリードを守り続けるのではなく、今季たまったウップンを晴らすかの様に
さらに追加点をとりに攻撃的な貴章、宣福と投入し「蹴散らせ!」ムード。

途中なんだか連携がフワフワしているところもあったけど、
なんでこれまでこんな試合が出来なかったのだろうか?

アルビはやれば出来る子なんですよ。
醜いアヒルの子は見事、この冬空に美しい羽を広げ羽ばたきました。

そして、アルビレックス新潟の2012年シーズンの終わりを告げる長いホイッスルが鳴り響きました。

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結果は「4-1」と勝利!
見事アルビは今季最終戦を勝利、遅すぎる初の連勝で今季ホーム3勝目を飾りましたよ。

しかし、これで最低条件をクリアしただけ・・・他会場の様子は!?

ボクもすぐケータイに手を伸ばしましたが、どうやらみんな一斉に
ケータイをいじりだしたせいか電波が来ない・・・

どうなった? ピッチにいる選手もわからない???
どうやらまだ他会場は終わっていない様子。

そして、しばらくすると場内アナウンスが『アルビレックス新潟の残留が決定いたしました』と!

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会場は悲鳴のような歓喜が響き渡りました! 残った? 来年もJ1? ウソ・・・起きたよ奇跡。

ドローでも残留の可能性を残していた神戸とガンバは共に負け、もう勝つしかないアルビが勝ち残った。

やったぁ・・・夢でも見ているようだ。

ホント長くて苦しかった、ツラかった・・・
でも、こんな思いをした1年だった分、J1昇格の時よりうれしかった。

うぅ~~マジで泣いてしまったよ。

でも、もう、こんな思いはしたくない、
だけど今はバンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪

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諦めないで良かったぁ、信じてきて良かったぁ、アルビを愛してきて良かったぁ!

ホント選手もガンバってくれたけど、それよりもサポーターの皆さんお疲れさまでしたぁ。
そして、他のチームのサポの方もあたたかいお言葉をかけてくれて、ありがとうございます。
さらにはこの試合が終わった後に、普段サッカーに興味が無いような人にも
たくさんの『残留おめでとう』のメールをいただきホント、アルビを気にかけてくれて感謝感謝でした。

埼玉の親からメールが来たのはビックリでしたが・・・

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でも、うれしかったけどもうこんなツラいシーズンなんて過ごしたくない。
残留争いしてよろこんでいる場合じゃない。

今季15位・・・それでいいのか?

確かに毎年主力メンバーから他のJチームに抜けていくのは
とっても痛手だったにもかかわらず、9年間もよくガンバってきたとも思えます。

しかし、これでいいはずはありませんね田村社長? 当然ブーイングですよ。

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来年も引き続き柳下監督が指揮をとってくれることになりました。

監督は『来年はもっともっと強くなって、サポーターの皆さんに
たくさんのよろこびを与えます』と力強く誓ってくれました。

この苦い経験を無駄にせず来季はもっと上のステージで戦える事を期待します!
いや、それをする事が今アルビの最もやるべき仕事でしょう。

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この中からどれだけの選手がアルビで来季もプレイしてくれるかわかりませんが、
なんの脈絡のない最後の武蔵のジャパネットタカタの社長のモノマネ。

スベっていたけど、何だか明るい未来が見えた気がしましたね。

来年スタジアムで歓喜するだけのために、またシーズンパスを更新しますよ。

アルビを愛するサポーターの皆さま、また春になったらここホーム「ビッグスワン」でお会いしましょう!

それでは良いお年を~

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