三門雄大にくびったけ | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

アルビレックス新潟の敗戦から一夜去った10/28(日)の午後、
まだその現実を受け入れられないままに、足は近所の「アピタ」に向かっていました。

それはそのアルビのオフィシャルスポンサーである「アピタ」新潟西店さまで、
15時からアルビの選手である三門雄大の「トークショー&サイン会」があるからなんです。

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これは新潟のラジオ局FM-PORTの「アルビフリーク」という、
11/3(土)の9時15分位から放送される予定の公開収録番組なんですよ。

司会は自身も熱狂的なアルビフリークの立石勇生さん。

ラジオの放送を楽しみにしている方は、この先ネタバレしちゃうので気をつけてくださいね。


『こんなJ2降格圏内の崖っぷちにいる大事に時季に、イベント出演している場合じゃないでしょ!』と
お思いの方もいるかもしれませんが、こういったファンやスポンサーさまのサービスは
大手企業チームでないアルビにとって、とっても大切な事なんです。

結果がなかなか出ないとファンが離れて行き、スポンサーさまも離れていく。
そうなると余計にいい選手を獲得することが出来ずに悪循環になってしまい、
ますますアルビの将来は暗くなっていってしまうんですよ。

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昨日の試合で心身ともに疲れ、午前中には新潟医療福祉大と練習試合経てから
こういったファンサービスをやってくれているってことは、
選手たちもチームの一人としてアルビの発展のために戦ってくれているんだと思いましょう。

照れくさそうにしながらユニフォーム姿で現れてくれたのも、その気合の現れですよ。

と、言っても、さすがに昨日の今日で明るい話題も出にくいですよねぇ・・・

と言うことで、何か明るい雰囲気を作りたくて『三門選手 J1通算100試合出場おめでとう♪』
と書いたボードを作って息子に持たせちゃいましたぁ。

裏から見ると逆さですが、表面はちゃんと見えるんですよ。

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さすが立石さんはそんな息子をしっかりと見付けて触れてくれて、
200人ほど集まった会場からは三門に『100試合出場おめでとう!』の声が上がりましたよ。

それに対して三門は『J1、100試合は一つの目標にしてきた数字。
その先150、200とJ1のアルビで達成できるように頑張ります』と言ってくれました。

しかし、やっぱり昨日の鳥栖戦の話に触れない訳にはいかず、
三門は終始ガニマタで深刻な顔をしていましたよ。

昨日、多くのサポーターが入り待ちしていた姿には、
『石川直樹と感激して泣きそうだ』と話していたそうで、
『それに応える事ができずに情けないし、申し訳ない』と。

ただし、その目は下を向いている訳ではなく、ブーイングをせずに常に一生懸命応援してくれる
アルビのサポーターの気持ちを痛く重く真剣に受け取ってくれ、
『ボクたちにできることは、1試合1試合全力を出し切って闘うことだけ』と
前を向いて力強く言ってくれました。

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その後、「YES」と「NO」で答える質問コーナーではちょっとサッカーの話題から離れ、
和やかな雰囲気になりました。

「新潟の食事は美味しい」という質問に「YES」とあげ、
『好きなのは「かきのもと」と「のっぺ」』と答えて
会場からは『オヤジだぁ』のツッ込みをもらっていました。

それとボクと同じく海無し県出身の三門は『「ノドグロ」の美味しさも知ってしまった』と言っていましたよ。

「他の選手に負けない部分があるか?」の質問には迷いながら「YES」とあげ、
プレイでは『自分でも限界が見えて来ない時もある豊富な運動量』との事でしたが、その他には
アルビの選手会長らしく『例え大先輩のウッチーや小林慶行であっても遠慮せずにいけるところ』だそうで、
ベテラン選手と若手選手との重要な繋ぎ役になっているようですね。

また、唯一三門の笑顔が見られたのは、お子さんの話と仲のいい石川直樹の事を話している時だったかなぁ。

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三門は昨年結婚し、6ヵ月の息子さんがいるんですよ。

昔は子どもが苦手でどう接していいかわからなかったそうですが、
子どもが出来てからだんだんと慣れてきたし、やっぱり子どもを見ていると癒されるんだそうです。

そして、パパ友として村上や征也などとも仲が良いので、
『早く直樹も結婚してほしいですね』と言っていましたよ。

『直樹は練習した後の食事の時とかもなぜか勝手についてくる』とも言っていて、
一つ上の先輩なのに、以前のトークショーでもそうでしたが、ホント直樹はイジられキャラなんですねぇ。

そう言えば会場からの質問コーナーで、『亜土夢のフェイスガード』の話になって、
あれは練習中に直樹の足が亜土夢の顔に当たって鼻骨骨折をしたそうなのですが、
それを三門は、『直樹が先日の名古屋グランパス戦で
田中マルクス闘莉王選手に当てられて鼻骨骨折をしたので、
同じ「田中」つながりで、田中亜土夢に仕返しをしたんだ』と言っていましたよ。

なんとか和やかな雰囲気になり、次はサイン会になりました。

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ボク自身は選手どころか芸能人のサインにもほとんど興味は無いのですが、
息子を三門に会わせたくてサインをもらいにいきました。

だって、息子は前の日一生懸命『レッツゴー 俺達のミカ(オイ!) ミカ(オイ!) 三門雄大に首ったけ~』
と三門のチャントを一生懸命練習してきたんですもん。

これまでボクが教えた訳ではないのに、チームのチャントは数曲、
選手のチャントは東口、ミシェウ、勲などが歌え、
さらにはキムジンス、アランミネイロ、貴章のコールも出来るんです。

こんな2歳児ってたぶんいないですよねぇ?

きっと選手が知ったらうれしいと思って、三門は無理やり覚えさせて言わせようと思ったのですが、
ん~、やっぱり本番はそう上手くいきませんでしたよ・・・

まあこのチャント、初めて聞いた時三門はかなり照れくさかったと言っていましたが。

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お次はジャンケン大会で、勝った人には三門の履いたサイン入り臭いつきスパイクを1名にプレゼント。

勝ち抜いたのは親に言われて何もわからずただジャンケンをやっていた様な小さな女の子でしたが、
これをきっかけにアルビが好きになってくれたらいいですね。

最後に三門選手は鳥栖戦で負けてしまったその後にも大きな声援をいただけた事に感激した事、
そして、残り4試合絶対来年もJ1で闘えるよう死ぬ気で戦う事を誓ってくれました。


情けなくなる事、失望する事、悔しい事、歯がゆい事、イラだつ事、唖然とする事・・・多々ありますが、
それらが吹き飛ぶほど歓喜させてくれる瞬間も確かにありました。

試合に勝っても、勝てなくてもボクらはアルビレックス新潟を愛しています。

そしてその選手がそう誓ってくれるかぎり、ボクらは信じつづけるでしょう。

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三門はサインにも写真撮影にも、ファンからの質問も1つ1つ丁寧に対応してくれました。

息子は東口、ミシェウにつづき、息子は「三門」の顔を覚えましたよ。
この初めて息子の背中に描かれたJ1選手のサインは、思い出と共にずっと残る事でしょう。

しかし、それが過去のいい思い出としてだけではなく、
息子がモノごころついた時にもこの新潟がJ1の選手が住む街でありつづける事を願います。