月岡温泉共同浴場「美人の泉」 | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

先日の8/25(土)にはボクらがやっている競馬サークル「馬の会」の集まりがあり、
次の日には東京からきた「師匠」と「がお君」をつれて息子と一緒に
新潟観光として「月岡温泉」にやってきましたぁ♪

そこでは新潟の地酒巡りを楽しんだり、「カリオンパーク」や「わくわくファーム」で遊びましたが、

やっぱり「磐越三美人湯」に数えられるお湯に入らずして帰る訳にはいきません!

ってことで、入ってきましたよ↓

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ここは「月姫広場」の「湯足美」(ゆたび)という「足湯」です。

・・・って、ウソウソ。

もちろんこれで終わりじゃなくてちゃんと全身浸かってきましたが、とりあえずここにも行ったってことで。

ボクも「足湯」として★を5つ付けた名湯ですからねぇ。

しかも、実はこれまで何度も「湯足美」には来ていますが、この時は偶然にも見られたんですよ、
日本庭園の中にある演舞場「月美台」(つきみだい)で行なわれる「月岡芸妓」による手踊りが!

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そう言えば、知らないうちにちゃんと踊りの始まる13時半に合わせたかのようにここに来ていました。
ん~、我ながらナイスコーディネートの旅程ですね・・・偶然ですけど。

でも、ただでも残暑の厳しいまっ昼間で、いつでも熱い「湯足美」お湯に、
写真のようなのんびり優雅に浸かるって言う感じではありませんでした。

踊っている人はもっと大変だと思いますが、やっぱり「足湯」は涼しい季節か涼しい時間帯がいいですね。

で、まずはオススメの「足湯」も浸かってもらったし、いよいよ日帰り温泉施設にご案内で~す。

行ったのはバイパス沿いにある月岡郵便局の隣、月岡温泉共同浴場「美人の泉」↓

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「月岡温泉」には30軒ほどの旅館があり、日帰り入浴対応もやっているところも多いので、
雰囲気もいいだろうし旅館に行こうかと思いましたが、
やっぱり宿泊客が優先なので日帰り対応は早い時間に終わってしまうところが多いのです。

そこで気軽に行ける日帰り温泉施設がいいのですが、「月岡温泉」に2つある施設のうち、
「ほうづきの里」 には先日行ったばかりなので、今回はもう一つの「美人の泉」にしましたよ。

ここには10年以上前に行ったきり来た事が無かったんです・・・

それは「共同浴場」というだけあって、ご近所さんの日常に入るお風呂っていう感じで、
まったく観光客向けの設備が整っていないという印象があったんですよ。

ただ、今回の件で少し調べてみたら、ちょっと変更があったみたいだったので、
改めて久しぶりに訪れてみました・・・

男4人で「美人の泉」にね♪

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外観もこじんまりとしたまるで街の銭湯のの様ないで立ち。

入り口の券売機でまずは入浴券を購入し、ガラガラと趣のある引き戸を開け、
中に入って右手にある窓口に券を提出します。

入浴料はタオル無しで大人/500円の小人/300円と、共同浴場っていう割にはやや高め。

窓口でもタオルは100円、バスタオルは300円で購入できます。

入り口の左手にある下駄箱はカギがありませんが、番号の書いた厚紙を洗濯バサミで靴に付け、
それと同じ番号の書いた札を持つという古典的な方式。

これが靴の盗難防止にはならないかもしれませんが、貼り紙に書いてあるように
靴の履き間違えの防止みたいですね。

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以前訪れた時にはすぐ脱衣所っていう感じでしたが、奥につづく廊下があり、
そこには多くの休憩所がありました。

その中には「静かな・・・お昼寝専用室」とかいう仮眠室まであり、
増築されてより使いやすくなったようです。

でもちょっと学校とか幼稚園の廊下や教室みたいで、趣はあんまりありませんが・・・

一番奥には座敷の休憩所があり、食堂が無い代わりに持ち込みOKなので
ご近所の方がちょっとした会合にも使われたりしているみたいですね。

ボクらは脱衣所から一番近い、待合室で待ち合わせです。

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脱衣所の中に入ってみるとこちらも改修工事をしたのか?前より広くなっている印象。

新しいだけあって清潔感もまあまあありますね。

ただ、鍵付きのロッカーではなく、脱衣所には棚と脱衣籠だけ。

貴重品を入れるロッカーは別にありますが、利用する時は鍵をフロントでもらうシステムになっています。
と、いうのも以前はロッカーのカギを持って帰っちゃう人も多くいたそうですよ。

だいたい他の施設では下駄箱のカギと交換のところが多いですもんね。

ロッカーのカギを返さなきゃ帰れないシステムにすれば、
他人の靴もロッカーの鍵も持って帰る人は減るんでしょうけどね。

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まあそれにしても今回は息子の世話役の「師匠」がいるからちょっと楽だなぁ♪

「師匠」はよく動物や子どもに好かれるという特性があるので、息子もすぐなついてくれて助かります。

特に1人だと自分も濡れているし、入る時より出る時の着替えが大変なんですよねぇ。

そう言えば、ここの脱衣所で大きな改革というのが2台のドライヤーが設置されたことなんです!

以前は寒い冬に行って、濡れた髪を冷たくして帰った覚えがあります。

これはうれしいですんねぇ~って言うか、必須ですよねぇ。

それから無くなってもクレームお断りと貼り紙がされたスキンクリームなどのメーカーの試供品や、
使用前、使用済みの区別がつかないので使うのにためらうヘアブラシなども置いてありました。

まだちょっとおもてなしとしては行き届かない部分もありますが、大きな進歩の様な気がしましたよ。

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さて、さっそく浴室に入るとさらに硫黄の香りが強まります。
ここも「ほうづきの里」と同じく換気のために窓を開けていますねぇ。

それほど濃い硫黄泉ということです。

そしてそこにあるのはエメラルドグリーンに輝くお湯の入った内風呂が1つのみ。

露天風呂が無い代わりに脱衣所の脇には裸のまま外に出られる
ちょっとした休憩所も設置してありました。

内風呂は10人入ったらもう窮屈な湯船ですが、けっこうな賑わいなので
この鮮やかなグリーンのお湯をお見せできなくてとっても残念です。

あまりにも鮮やかなので、バスクリーンでも入れているんじゃないかと疑う人もいるほどで、
館内には『着色等はしておりません』と貼り紙がしてあるほどなんですよ。

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そんなお湯の泉質は、含硫黄-ナトリウム-塩化物温泉、源泉名は月岡5号井、6号井で
やや熱めの鮮やかな緑色の湯面には若干油膜がぎらぎら浮いて、硫黄の匂いでややしょっぱく強い苦味もあります。

食塩硫化水素泉の湯は硫化水素泉の漂白作用で肌を白くする作用があると言われ、
それが月岡温泉のお湯は「美人の湯」と言われる要因。

また「万座温泉」に次ぐ日本で2番目に硫黄成分濃度が高い事で有名で、
8ヶ所ほどある洗い場はの蛇口は真っ黒に変色しています。

そこには『現代の日本の技術では変色しない蛇口は作れません』みたいな貼り紙がしてあって
その言い回しにおもわず笑っちゃいましたよ。

って、ことなので当然金属製のアクセサリー等は必ずはずして入浴しましょうね。

そうそう、以前は無かったシャンプーもボディーソープも備え付けてあるのがうれしい変化です♪

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まあ残念なことにお湯は完全にかけ流しではなく、循環式でオーバーフローされた分
源泉が絶えず供給されているそうです。

毎日営業は始まる時に100%の源泉を総入れ替えしているとのことですが、
人気があるお湯でもあるので夜になるにつれてお湯の鮮度は落ちて行くのがわかるそうで、
一番いい状態のお湯に入るには朝一番に行くのがオススメ。

そんなお湯のヘタリが話題になるなんて、それほどいい成分を持ったお湯という証明でもありますね。

オッさん3人は、このメチャクチャ即効性のあるこの「美人の湯」で、
お肌もしっとりサラサラなりましたよ♪

ただ、肌の弱い人にはこの濃い硫黄泉は強いかもしれないので息子は水道で上がり湯を浴びましたけどね。
もともと気も細かい肌の息子はこれ以上の美肌効果はいりませんね。

はぁ~、いいお湯でした♪

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※泉質、施設、アメニティ、料金、アクセス、雰囲気、清潔度、混み具合、
その日の気分、体調などなど、ボクの独断と偏見とわがままで付ける、★5点満点の温泉「お好み度」。

・・・お好み度★★★☆☆

月岡温泉共同浴場という名の通り、かなり質素な施設で観光客向けではないですが、
気軽にこの月岡の美人の湯を味わえるので、施設は気にしないお湯好きには絶好の施設です。

同温泉街にある同じく★3つの「ほうづきの里」と甲乙つけがたいですが、
通常は大人料金が600円で16時以降のは440円になる「ほうづきの里」に対し、
常に500円である「美人の泉」なので、時間帯によって分けて行くとちょっとお得。

また「美人の泉」の方が遅い時間までやっているのは便利。

月岡温泉共同浴場「美人の泉」

新潟県新発田市月岡403-8
電話:0254-32-1365
料金:大人/500円、小人/300円
営業:10時~21時(11~3月は20時まで)
定休日:火曜日

さて、東京から来た2人が帰る新幹線の時刻が迫ってまいりました!

・・・って言うかもう最終の新幹線ですよ。

新潟市街地まで戻ってきた「師匠」と「がお君」は、にぎわい市場「ピアBandai」
お土産と、帰りの新幹線で飲むお酒を購入し、

ホントはそこの佐渡廻転寿司「弁慶」で夕飯を食べようと思ったのですが、
あまりにも混んでいてこのままでは新幹線に乗り遅れるかもしれないので急遽予定を変更!

「小嶋屋総本店」亀田インター店まで車を走らせ、新潟名物の「へぎ蕎麦」を食べるぐらいならまだ余裕。

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と、思ったのですが、息子も一緒に「へぎ蕎麦」を食べるはずだったのですが、
あまりにもコシの強い蕎麦で噛み切れず窒息しそうになっていたので、
急遽時間の無い中でお子さまカレーを追加注文。

もう、終電に間に合わないかもしれない、まあ最悪もう一泊か、深夜バスという方法もあるしね・・・

なんてポジティブシンキングでしたが、なんとか2人は最終の新幹線に滑り込みセーフ!

そんな仲良くなったお世話係の2人を見送る息子は、何となく寂しそうな顔をしていましたが、

「お母さんが待っているからお家帰ろうか・・・」って言ったら
すぐに『お家帰る』って切り替わりました。

こうして、男4人は過ぎ去る新潟の夏を名残り惜しむかの様に、時間ギリギリまで遊んじゃいました。