先週のお話になりますが、またまた日帰り温泉に行ってきました。
今回行ったのは、ボクが新潟に住みだした当初は日帰り温泉施設はそんなに多くなく、
1993年に開業してから、充実した施設と場所も新潟市街から気軽に行けることもあって
休日には入場制限もしたこともあるほど人気の、福寿温泉「じょんのび館」です。
1993年に開業してから、充実した施設と場所も新潟市街から気軽に行けることもあって
休日には入場制限もしたこともあるほど人気の、福寿温泉「じょんのび館」です。

「じょんのび」とはこの辺の方言で「のんびり」とか「ゆったり」するといった意味があります。
以前、そんな名前の新潟限定ビールもありましたね。
その名の通り、この施設を含めたこの辺一帯は、「ほたるの里」と呼ばれ、
いい季節には裏の川や「ほたるの里公園」沿いに流れる「矢垂川」などで
ホタルの幻想的な舞が見られるそうです。
いい季節には裏の川や「ほたるの里公園」沿いに流れる「矢垂川」などで
ホタルの幻想的な舞が見られるそうです。
まだ明るいので、帰りに見に行ってみましょう。

また同じ敷地内には、ホタルや角田山、矢垂川の資料を集めた「角田山自然館」や
地元巻産の木材の素晴らしさを知る事のできる「新潟市ほたるの里交流館」。
地元巻産の木材の素晴らしさを知る事のできる「新潟市ほたるの里交流館」。
さらに近くには角田山登山「福井ほたるの里コース」など、自然豊かで静かな場所にあります。
館内に入ると天井も高くとっても開放的な空間が迎えてくれます。
まずは下駄箱に靴を入れ、そのカギをフロントに預け、入館料を支払うと、
タオル、バスタオル、館内着のセットとバーコードの付いたロッカーキーが渡されます。
タオル、バスタオル、館内着のセットとバーコードの付いたロッカーキーが渡されます。
館内での食事などはこのバーコードで読み取り、後精算なので楽チンですね。

入館料ですが、昔は大人1,000円だったのでとっても高いって印象があったのですが、
2005年10/10に、ここ巻町が新潟市に合併されたことで、大人850円に値下げされたので
とっても利用しやすくなりました。
2005年10/10に、ここ巻町が新潟市に合併されたことで、大人850円に値下げされたので
とっても利用しやすくなりました。
でも、館内着やタオル無しなども選べるようにして、もう少し価格を下げられればもっといいのになぁ。
だいたい日帰り温泉施設で何時間ものんびりすることの無いボクらに、館内着なんて無用ですもん。
それにこの白い館内着、ちょっと趣が無いのでなんだか人間ドックにでもいるような感じですよ。

それにしても、館内の広さは県内屈指でお風呂に入る前の探検のしがいがあります。
まずは食事が出来る大広間は117畳と52畳の2つあるのですが、
手前の大広間は「喫煙」ができるので親子連れにはキビしいかな。
手前の大広間は「喫煙」ができるので親子連れにはキビしいかな。
でも、横になれるタオルケット完備されている気遣いもいいですね。
施設をずっと奥に進んでいったところにあるもう一つ大広間。
そっちでも違うメニューで食事ができるそうなのですが、どうやらこの日は営業をしていないようでした。
そっちでも違うメニューで食事ができるそうなのですが、どうやらこの日は営業をしていないようでした。

こっちは子連れ向きらしく「禁煙」なのはもちろん、キッズスペースもありましたよ。
何人かの子どもが遊んでいましたが、ウチの息子は最近他の子が遊んでいるオモチャを
取り上げようとするんですよねぇ・・・
取り上げようとするんですよねぇ・・・
そして、それで遊ぶのかと思ったら、取り上げられた子どもが別のオモチャで遊びだすと
今度はそっちを取り上げにいくんです。
今度はそっちを取り上げにいくんです。
『オレのオモチャはオレの物! オマエのオモチャもオレの物!』
と、まるでジャイアンみたいで、親が近くにいるとヒヤヒヤしてしまいますよ。

まあ、年上の子にも力づくでいくので、奪えなくて泣く事もよくあるのですが・・・
たのむから、仲良く遊んでくれよぉ。
そして、この奥の大広間が子づれ向けであることを証明するかのように、
ここまで行く廊下には息子の眼がキラキラ輝いて釘付けにされたゲームコーナーがあります。
ここまで行く廊下には息子の眼がキラキラ輝いて釘付けにされたゲームコーナーがあります。
もう、この辺をうろうろしているといつまで経ってもお風呂に入れないので、長居は無用ですね。
またこの他にも、喫茶、売店、リラックスルーム、女性専用ルーム、衛星放送を放映しているテレビルーム、
さらには有料の貸部屋4部屋とどこで「じょんのび」したらいいのか迷うほどの充実度ですよ。
さらには有料の貸部屋4部屋とどこで「じょんのび」したらいいのか迷うほどの充実度ですよ。

さて、さっそくお風呂に入りましょうか・・・
ん~、息子はトラウマになってないだろうか?
ん~、息子はトラウマになってないだろうか?
「温泉に入るよ」って息子に言うと、息子は『おんてん、ぱぱぁ♪ おんてん、ぱぱぁ♪』
と、うれしそうな顔をしてボクの手を引っぱり、青いノレンの方に連れて行こうとするんです。
と、うれしそうな顔をしてボクの手を引っぱり、青いノレンの方に連れて行こうとするんです。
温泉嫌いになっているどころか、逆に温泉好きになってるの?
もうあの事故の事忘れてしまったのかなぁ?
もうあの事故の事忘れてしまったのかなぁ?
「温泉はパパと入るもの」と、間違って認識しているけれど、ま、いいか♪
お風呂は和風情緒のある「源氏の湯」と、清潔感のある洋風の「平家の湯」が
偶数日と奇数日の男女日替わりで入れるそうです。
偶数日と奇数日の男女日替わりで入れるそうです。
この日は偶数日だったので男子は「源氏の湯」。

脱衣所はあたたかな暖色系で統一されているのですが、
相方の話によると青で統一された「平家の湯」は寒々しい感じがしたみたいです。
相方の話によると青で統一された「平家の湯」は寒々しい感じがしたみたいです。
脱衣所にはドライヤー、ヘアブラシ、コップで飲む飲料水機、ベビーベッドなどが設置。
息子が着替えの最中に走りまわってどっか行ってしまっても、
横いっぱいに広がった鏡ですぐ見つけられるのがうれしかったです。
横いっぱいに広がった鏡ですぐ見つけられるのがうれしかったです。
まず内風呂ですが、「掛け湯」をし、ジャグジーや滝が流れる「大浴槽」、
地元の材木を使った沸かし湯の「丸太風呂」、
まるで渓流を表現したかの様な「流水風呂」ではホタルが光る演出。
地元の材木を使った沸かし湯の「丸太風呂」、
まるで渓流を表現したかの様な「流水風呂」ではホタルが光る演出。
さらに、サウナは2つあり、普通の「サウナ」に、
全面ガラス張りで緑の木々を眺めながら入る「森のサウナ」、
そしてそれぞれに「水風呂」があります。
全面ガラス張りで緑の木々を眺めながら入る「森のサウナ」、
そしてそれぞれに「水風呂」があります。
息子にトラウマが無くテンション高いのはうれしいのですが、
このかなり盛りださんな浴槽に目移りして、ちょこっと浸かったら『あっち』、
また浸かったら『あっち』と言って次から次のお風呂に行きたがるんですよ。
このかなり盛りださんな浴槽に目移りして、ちょこっと浸かったら『あっち』、
また浸かったら『あっち』と言って次から次のお風呂に行きたがるんですよ。
ん~まったくのんびり浸かれません・・・なにかオモチャを持ってくれば良かったかなぁ?
ちなみに、「平家の湯」には、「大浴槽」の他、
低周波によるマッサージの「ジャグジー」「寝湯」「打たせ湯」「サウナ」
「スチームサウナ」「水風呂」などがあるそうです。
低周波によるマッサージの「ジャグジー」「寝湯」「打たせ湯」「サウナ」
「スチームサウナ」「水風呂」などがあるそうです。
洗い場は赤御影石を隔て板に使った仕切りがあり、ボディソープ、シャンプー、子ども用のイスもありました。

そして、ここの露天風呂がちょっと驚き!
これだけ広くて立派な施設なのに、露天風呂に行くにはスリッパを履いて
裸のまま40段程ある階段を下りていかなければならないのです。
裸のまま40段程ある階段を下りていかなければならないのです。
いちおう壁と屋根に囲まれているのですが、冬は確実に冷えます。
さらに階段は濡れているので、息子を一人で下ろしもしなかったですが、
抱っこして下りるのもちょっと怖かったなぁ・・・
抱っこして下りるのもちょっと怖かったなぁ・・・
これはお年寄りや身体の不自由な方はもっと大変ですよ。
露天風呂自体は壁に囲まれているので景色はそんなに良くはありませんが、
緑あふれる中なかで広い浴槽なので開放感はあります。
緑あふれる中なかで広い浴槽なので開放感はあります。
そこには打たせ湯が出ていて、息子はそれ手で触れては顔にチョンチョンチョンと塗るんです。
なんの真似をしているのかわかりませんが、周りの人に笑われてましたよ。
そして息子は・・・『あっち』。
「ええぇ~~~~っ!? 今やっと階段を下りてきたばっかりなのにぃ!
もう少しゆっくり浸かろうよぉ~」
もう少しゆっくり浸かろうよぉ~」
と、言っても息子はどんどん階段を上ろうとしちゃいます・・・はぁ~

さて、地下1,400mから毎分180L湧出する福寿温泉の泉質は
「ナトリウム・カルシウム-塩化物泉」(低張性アルカリ性高温泉)。
「ナトリウム・カルシウム-塩化物泉」(低張性アルカリ性高温泉)。
若干白く濁っていて、ややしょっぱく、無臭。
温度調整のために加水し、衛生管理のため循環ろ過装置、塩素を使用し、
浴槽のお湯も毎日抜いて掃除しているそうです。
浴槽のお湯も毎日抜いて掃除しているそうです。
お風呂の後は脱衣所にあったビンの牛乳を息子に飲ませてあげたら、
一気に全部飲みほしてしまいました・・・
一気に全部飲みほしてしまいました・・・
そしてそれを見たボクは悲しそうな顔をして「パパのはぁ?」って言うと、
息子は『は!?』という顔をして、『はい、ぱぱぁ! はい、ぱぱぁ!』と
空のビンをグイグイとボクに押しあててくるんですよ。
息子は『は!?』という顔をして、『はい、ぱぱぁ! はい、ぱぱぁ!』と
空のビンをグイグイとボクに押しあててくるんですよ。
中身入っていないのに、息子なりに悪いと思ったのでしょうか?
それともこれってイジメ?
それともこれってイジメ?

帰る前には「禁煙」テーブル席で食事をすることにしました。
そんな、終始テンションの高い息子はやっとここにある水槽の魚を見て落ち着いてくれましたよ。
魚を見てよろこんでいたので、ぜひホタルも見せてあげたいと思い
施設の裏の暗い中川の近くまで行ってみましたが、
残念ながらホタルの見頃の時季はもう1ヶ月ほど過ぎてしまったらしく、
見る事ができませんでした・・・。
施設の裏の暗い中川の近くまで行ってみましたが、
残念ながらホタルの見頃の時季はもう1ヶ月ほど過ぎてしまったらしく、
見る事ができませんでした・・・。
まあ、温泉嫌いになっていなかったのでちょっと安心はしましたけど、
もうちょっと「じょんのび」と浸かりたかったなぁ。
もうちょっと「じょんのび」と浸かりたかったなぁ。
※泉質、施設、アメニティ、料金、アクセス、雰囲気、清潔度、混み具合、
その日の気分、体調などなど、ボクの独断と偏見とわがままで付ける、★5点満点の温泉「お好み度」。
その日の気分、体調などなど、ボクの独断と偏見とわがままで付ける、★5点満点の温泉「お好み度」。
・・・お好み度★★★★☆
ちょっと古さも感じられますが、アクセスも良く、施設も充実していて満足度は高いのですが、
やっぱりネックは露天風呂への連絡の悪さかなぁ・・・
やっぱりネックは露天風呂への連絡の悪さかなぁ・・・
あとは、館内着無しのプランのご検討もお願いします。
福寿温泉 じょんのび館 新潟県新潟市西蒲区福井4067 電話:0256-72-4126 料金:大人/850円、小学生以下/500円(バスタオル・タオル・館内着付)、3歳以下は無料(タオル無し) ※平日17時以降、大人/500円、小学生以下/350円(バスタオル・タオル) 営業:10時~22時 定休日:第1・3水曜日、1・12月は第3水曜日、(祝日の場合は翌日)、1/1、12/31