新生アルビ、柏からの再出発【J特】 | 馬の会長日記

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その時思ったことを気ままに更新してま~す。

5/26(土)はアウェイの日立柏サッカー場で
J1リーグ第13節「柏レイソル vs アルビレックス新潟」が行なわれました。

まずは、柏まで遠征に行かれたアルビサポの皆さまお疲れ様でした。

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5/21(月)、黒崎久志監督と西ヶ谷隆之ヘッドコーチが辞任しました。

解任じゃなくて「辞任」。

アルビは結局今後の運営を監督やコーチに決めてもらうこととなりました。

自ら辞めると言ってもらえれば、アルビは違約金や今季の契約金を
フルで払わなくてもいいことになって好都合だったのかも。

今季のリーグ戦は2勝3分7敗で勝ち点9の17位。

一番の大スポンサー様のサンクスデーでホームで犯した第12節の「1-6」大敗

監督やヘッドコーチを追い込むのに、これ以下はない最悪の絶好のきっかけだったことでしょう。

ボクはチームの成績が出ないのは全てが監督の責任だとは思えません。

現に優秀な選手を毎年引き抜かれつづけたこの弱小チームを2年間J1リーグに
とどめてくれたという見方もできます。

ボク個人的にはワクワクさせてくれた黒崎監督の采配は大好きでした。

選手、コーチ、監督として約6年半、ボクらの大好きなアルビに力を注いでくれた黒崎久志さんに
心からありがとうございましたと言いたいです。

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現在アルビレックス新潟ユースの監督を務める上野展裕氏が暫定的に指揮を執るかたちとなっていますが、
そんな黒崎さんの思いを無にしないためにもアルビはここから生まれ変わらねばなりません。

しかし、前節退場となったキムジンスは出られず、
同じく前節の途中で負傷したウッチーは右ひざ前十字じん帯、内側側副じん帯、
外側半月板損傷の全治約8ヵ月で今季絶望となってしまいました・・・

さらには大輔もU-23でキャプテンマークを巻き、日本のために戦っていて欠場。

監督が辞めて大きくチームは変ろうとしていますが、
それがまだ上昇に向かう明るいニュースだとは思えない状況です。

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その上今回の相手「柏レイソル」は言わずと知れた昨年、J1のリーグチャンピオン。

しかも、通算対戦成績では3勝4分7敗と負け越している上に、ここ3戦負けていて
昨年の2戦に関しては合計7失点の無得点と、もう惨敗もいいところ。

この状況下、敵地でアルビに勝機はあるのでしょうか?

実はあるんですよ、これが。

これまでアルビがリーグで柏の地で負けたのは昨年が初めてなんです。

さらに今年の柏は調子悪く、1試合少ないとは言え現在15位と低迷していて
アルビがもうちょっとで手のとどく相手となっているんですよ。

J1残留ラインを超すにはぜひとも叩いておきたい相手です。

それに昨年のチャンピオンをやぶる事が出来れば、自信も勢いもつきます!

もう何がなんでも生まれ変わらなければならないアルビ、
醜いアヒルの子から美しい白鳥として羽ばたくためのホイッスルが鳴りました。

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アルビはこの悔しさをバネに立ち上がりから積極的に前に行っているのがテレビ画面からも伝わってきました。

開始2分でフィニッシュまでいけるなんて今季は見られなかった姿。

しかし相手の柏の特技は素早いショートカウンター。

前がかりになっているアルビを再三脅かしつづけています。


それに主審はあの史上最悪の試合のフエを吹いた中村太氏。

彼の姿をもう二度とピッチ上では見たくなかったのに、またここで出会ってしまいましたね。

前半13分に村上、前半16分に亜土夢と立て続けにイエローをもらってイヤな予感がしましたが、
このファールがカードものなのは間違いなかったですけどね。

でも、なんか縁起が悪いって思っちゃってたんですよ。

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特に東口が試合開始時からファンブルしていて危ない場面があったのは
ホントにスゴく嫌な予感がしていたんです。

なんか不安定だなぁ・・・って。

そしてその予感は的中してしまいました。

なんで競馬は的中しないのに、こんなことばっかり勘が冴えているんだろう?

前半32分、左サイドで柏の工藤選手を倒してしまい、レアンドロドミンゲス選手のFKは
ニアサイドの競り合いに当たり高く宙へ。

ゴール前に落ちてくるボールを増嶋選手が貴章などが競り合うと、
キャッチをしようとしたGKの東口はとれず、こぼしてしまいました。

健太郎がクリアするも時すでに遅しで、ボールはアルビのゴールの中に入ってしまったのです。

うぅ・・・オウンゴールで先制点を許してしまった・・・キビしい。

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しかし、選手はもちろん、サポーターの方やチーム全体、
誰一人としてこのまま終わるアルビじゃないということを表していましたね。

「1-0」で迎えたハーフタイム中も、アルビのサポーターからコールがずっと聞こえてきて、
ボクはなんだか涙が出そうになりました。

そして、あそこはパンチングでも良かった、最初の失点はGKの判断ミスだと思ったことを
帳消しに出来るほどのスーパーセーブを連発した東口も、
ゴールを守るキーパーながらもその気迫が攻撃力となって相手選手に襲い掛かっていたように見えます。

正直いって、柏にとってアルビがここまで低迷しているとは思えないほど、怖いチームに見えたことでしょう。


しかし、気迫だけで勝てないのがJ1リーグ。

それで上手くいくようならば、今までなんだったっていう話になりますよね。

後半41分、アルビのCKをしのぎカウンターを仕掛けた柏はジョルジワグネル選手から澤選手へ。
これを澤選手は冷静に決め、柏が追加点。

積極的にゴールを狙いに行った失点であった・・・

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前線からのプレスで相手から何度もボールを奪った。

決定的シーンもいくつもあった。

アルビにしては多い15本のシュートを放った。

東口のファインセーブも多くあった。

しっかりとやりたい方向性も伝わってきた。

そして、選手は最後まで力の限り走った。


しかし、結果は「0-2」の敗戦。

柏からJ2の熊本への期限付き移籍が決まった北嶋秀朗選手へ、柏のはなむけの勝利になったことだろう。

そう、監督がいなくなっただけで、状態がよくなった訳ではない。
そんなすぐに上手くいくようだったら、最初からそうしているはずですもん。

しかし、明らかに選手の動きや目は違っていましたね。

まだ今アルビは生まれ変わろうとしているところです。
きっとこれを継続していくと信じて、長い目で見ていきましょう。

この目の輝きを失わない限りかならず美しく羽ばたける時がくるはずです。

この一戦を見てそう感じたのはきっとボクだけではないでしょう。

拍手でもブーイングでもなく、試合終了後もずっと選手の背中を押すコールが
柏に行ったアルビのサポーターの方から聞こえてきました。

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この試合の翌日には、この時のスタメン以外が残って埼玉県の「秋葉の森総合公園」で
大宮アルディージャと練習試合をしたそうです。

そこでも高い位置からのプレスをかけ相手のボールを奪ってのショートカウンターが基本で、
常に得点を狙っていこうという積極的な動きが見られたようですね。

そして、前半早々に平井が先制点を奪い、つづいて12分に武蔵が追加点、
22分にはまた平井と、立て続けに得点をあげ、PKから1点を献上してしまったものの、「1-3」で勝利。

練習試合だから何とも言えませんが、上野監督代行になっての初勝利。

まだまだ、アルビは死んでいません! ここからリスタートですよね。

今回は準備期間が短かったかもしれませんが、不幸中の幸いでリーグはしばらく中断期間に入ります。

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次のアルビレックス新潟は6/6(水)にホームの「ビッグスワン」で
Jリーグヤマザキナビスコカップ予選リーグ第5節、「鹿島アントラーズ」との対戦です。

リーグでは結果を出せていないアルビですがナビスコCでは3戦2勝で、しかも前節では今季ホーム初勝利

7チーム中、上位2チームしか決勝トーナメントに進めない予選リーグで現在3勝したチームは鹿島と清水のみ。
その後をアルビが追いかけています。

リーグでは低迷しているけど、カップ戦はなかなか好調。

ここで鹿島を直接叩ければアルビの決勝トーナメント進出がグッと近づきますね。

黒崎さんが絶対に負けたくないチームの1つとしてあげた鹿島。

昨年のカップ戦のチャンピオンですが、黒崎さんが監督になってから1度も負けていないチームなんです。

その思いを胸に生まれ変われるはずのアルビでホーム2勝目をつかみとりましょう!



♪さぁ今こそ見せてやれ 俺たちの新潟アレ どんな時も どこにいても 新潟の誇り胸に
 アレアレアレアレオレ アレアレアレアレオレ アレアレオレ! アレアレオレ! アレアレアレアレオレ