もうだいぶ前になってしまいましたが、9/21(水)~24(土)の3泊4日で行ってきた
「北海道」家族旅行記のつづきで~す。
「北海道」家族旅行記のつづきで~す。
そしてついに最終日、4日目の朝を迎えましたよ。

台風も過ぎ去ったはずなのにスッキリしない曇り空に
朝モヤか?「地獄谷」からの湯気なのか? 霞がかった温泉街の風景が広がります。
朝モヤか?「地獄谷」からの湯気なのか? 霞がかった温泉街の風景が広がります。
いつもは遅起きのボクですが温泉宿だけは別。
寝ぼけながらも乱れた浴衣を着なおし、寝グセ全開のまま朝風呂に浸かりに行きます。
やっぱり朝日を浴びながら夜とは違う風景を露天風呂で眺めるのは最高です♪

そして、朝食も北海道の食材をたっぷり味わえるバイキング。
また食べすぎちゃうと苦しい思いをするうえに、
この後もきっと美味しいもんを食べる事になるはずなのでちょっと控え目盛りです。
この後もきっと美味しいもんを食べる事になるはずなのでちょっと控え目盛りです。
息子も昨夜の反省を活かししっかりと専用イスに座らせました。
トラウマになって無くて良かったぁ。

これでホテル「雅亭」とはお別れなのですが、「新千歳空港」方面に向かう前に、
最後にこの「登別温泉」で会っておきたい方がいるんですよ・・・
最後にこの「登別温泉」で会っておきたい方がいるんですよ・・・
それは「登別温泉」と言えば、「のぼりべつクマ牧場」のクマ・・・ではありません。
たしかに有名ですが、この旅行の「旭山動物園」でたくさん動物は見たんだもん、
さらに入園料2,520円払って今さらクマばっかり見たってねぇ。
さらに入園料2,520円払って今さらクマばっかり見たってねぇ。
「旭山動物園」の入園料は800円だったしね。
それは昨夜行ったら閉まっていた「極楽通り」の「閻魔堂」にいる「閻魔様」です。

おお! 座高5.2mもある巨体はやっぱり迫力がある!
釜の形をしたお賽銭箱に地獄のイメージでデザインされた時計・・・
「登別温泉」最大の祭り「登別地獄まつり」の30周年を記念して平成5年につくられたそうなので、
伝統はないみたいなのですが、実はこの「閻魔様」動くんですよ。
伝統はないみたいなのですが、実はこの「閻魔様」動くんですよ。
1日に5~6回、きりのいい時間になると音と共に腕を振り上げ凄まじい形相に変わるカラクリ人形なのです。
それを「地獄の審判」と呼ぶそうなのですが、残念ながら最初の審判の時間10時を過ぎちゃたばかりでした・・・
ちなみに冬期は夏場より審判が少なく、お天気が荒れた時もお休みになるそうで、
さすがの「閻魔様」も寒いのは苦手?
さすがの「閻魔様」も寒いのは苦手?
また毎年8月の最終週末に行なわれる「登別地獄まつり」で「閻魔様」は
「閻魔堂」から出て山車に乗車し、鬼退治に街中をねり歩くらしいです。
「閻魔堂」から出て山車に乗車し、鬼退治に街中をねり歩くらしいです。
祀られるだけでなく積極的に活動している「閻魔様」は「登別温泉」のシンボル的存在となっているんですね。
さて、地獄と極楽を満喫した「登別温泉」をあとにして、「新千歳空港」方面に向かいましょう!
ボクが「新千歳空港」を利用する時に、時間があれば必ず立ち寄るところがあるんです。
それは「社台スタリオンステーション」。

道中、どうなっちゃうんだ?ってぐらいの集中豪雨にあいましたが、
クマは見なくても、ウマは見に行っちゃいますよぉ♪
クマは見なくても、ウマは見に行っちゃいますよぉ♪
ここには、現役時代偉大なる成績を納めた競走馬たちが、種牡馬として第二の人生を過ごしている、
(有)シャダイコーポレーション「社台グループ」が保有する牧場です。
(有)シャダイコーポレーション「社台グループ」が保有する牧場です。
「シャダイ」の文字は競馬をやったことある方ならきっと目にしたことがあると思いますが、
世界に通用する日競走馬の生産を目的に、日本の競馬史に残る数々の種牡馬を輸入し、
多くの実績を残しているグループで、
世界に通用する日競走馬の生産を目的に、日本の競馬史に残る数々の種牡馬を輸入し、
多くの実績を残しているグループで、
「社台グループ」抜きではこれまでもこれからも日本の競馬界の発展は無いと言ってもいいほどの
競走馬生産グループなのです。
競走馬生産グループなのです。
なので、この牧場で過ごしているのは現役時代連日スポーツ紙をにぎわせたヒーローたちばかりなんですよ。
この「社台スタリオンステーション」はそんなヒーローたちに、なんと無料で出会えるんです!
と、言ってもここは種牡馬を繋養するための牧場。

この日見学できる名前を見てもそうそうたるメンバーで、年間に何千、何億と稼ぐ大事なお馬さんばかりです。
これも牧場さん側のご厚意でボクらは会う事ができるのです。
アイドルホースたちに出会えてテンションが上がるのもわかりますが、
決して騒いだり、大きな音をたてたり、フラッシュ撮影など馬を驚かすことをしないで、
しっかりと見学マナーを守って見学しなければなりません。
決して騒いだり、大きな音をたてたり、フラッシュ撮影など馬を驚かすことをしないで、
しっかりと見学マナーを守って見学しなければなりません。
決められた見学時間を守るのも当然、火気厳禁だし、出したゴミは持ち帰るのはもちろん、
餌を与えようとしたり、馬に触ったり、放牧地に入ったりするのは問題外ですよ。
餌を与えようとしたり、馬に触ったり、放牧地に入ったりするのは問題外ですよ。
遠くから静かに見届けるだけです。
この静寂なムードに息子も空気を読んで、大人しく見ていますよ。

で、さっそく迎えてくれたのは「キンシャサノキセキ」。
以前はここにトウカイテイオーが出迎えてくれたんですけどね。
現役時代の「キンシャサノキセキ」は2010年と2011年の高松宮記念を連覇し、
同年の「最優秀短距離馬」に2年連続選出された生粋のスプリント王なんです。
同年の「最優秀短距離馬」に2年連続選出された生粋のスプリント王なんです。
気難しいタイプで大敗することも多かった彼ですが、
今では見学客に愛想を振り向いているかの様に気分良さそうに歩いてましたよ。
今では見学客に愛想を振り向いているかの様に気分良さそうに歩いてましたよ。

この遠くからジッとボクらを見つめている美しい栗毛の馬は
2006年の「最優秀短距離馬」にも選ばれた「ダイワメジャー」です。
2006年の「最優秀短距離馬」にも選ばれた「ダイワメジャー」です。
2004年の皐月賞、2006年には2年半ぶりのGI制覇となった天皇賞(秋)とマイルチャンピオンシップ、
2007年の安田記念と2度目のマイルチャンピオンシップという、
5つのGIチャンピオンの称号を持つ名馬中の名馬ですよ。
2007年の安田記念と2度目のマイルチャンピオンシップという、
5つのGIチャンピオンの称号を持つ名馬中の名馬ですよ。
ボクは10番人気で皐月賞を勝った彼を「ダイワメジャー? そんな馬出走してたっけ?
ぜんぜんメジャーじゃないじゃん!」と、暴言を吐いてしまったのを覚えています。
ぜんぜんメジャーじゃないじゃん!」と、暴言を吐いてしまったのを覚えています。
その後、「ノド鳴り」とも呼ばれる病気で、引退が囁かれるほど低迷していて
手術後には素晴らしい活躍をしましたね。
手術後には素晴らしい活躍をしましたね。
夏の新潟競馬場にも遠征してきて、2着だったけど「関屋記念」を盛り上げてくれたのを忘れませんよ。
・・・あぁ・・・1頭1頭、見るたびに思い出がたくさん溢れてくるのですが、
息子や相方にとっては全て同じに見えるんだろうなぁ?
息子や相方にとっては全て同じに見えるんだろうなぁ?
って、この記事を読んでいる人ももしかして退屈ですか?

相方さん、彼の事は覚えてませんかねぇ?
彼はあなたに初めての万馬券をプレゼントしてくれた「シンボリクリスエス」ですよ。
「シンボリクリスエス」はアメリカで生まれた外国産馬で、
天皇賞(秋)、有馬記念を連覇するなど活躍し、2年連続で「年度代表馬」に選出されたのですが、
その2002年の有馬記念では、逃げ粘る13番人気のタップダンスシチーを捉えて優勝したんです。
天皇賞(秋)、有馬記念を連覇するなど活躍し、2年連続で「年度代表馬」に選出されたのですが、
その2002年の有馬記念では、逃げ粘る13番人気のタップダンスシチーを捉えて優勝したんです。
その時ボクは相方と神戸旅行に来ていて、阪神競馬場でこの「有馬記念」を観戦していたのですが、
この荒れた結果に呆然とするボクの横で、馬連1-8の「14,830円馬券」を握りしめた相方がいました・・・
この荒れた結果に呆然とするボクの横で、馬連1-8の「14,830円馬券」を握りしめた相方がいました・・・
そんな、「シンボリクリスエス」の子どもで、
JRAのGIを優勝したのは今のところフェブラリーS馬のサクセスブロッケンのみなのですが、
JRAのGIを優勝したのは今のところフェブラリーS馬のサクセスブロッケンのみなのですが、
この奥にいる、「キングカメハメハ」はかなり父親としもスゴいんです!
最も有名なのは一昨年、牝馬三冠馬アパパネ、そしてJC馬のローズキングダムではないでしょうか?
また、現役馬でもフィフスペトルやルーラーシップ、トゥザグローリー、ショウリュウムーンと
いくつか重賞を勝っている、いつGI馬になってもおかしくない名ばかり連なっていますよ。
いくつか重賞を勝っている、いつGI馬になってもおかしくない名ばかり連なっていますよ。
当馬の現役時代は右前浅屈腱炎を発症し8戦7勝という短い戦歴で引退しましたが、
それも2004年のNHKマイルC、日本ダービーを「変則二冠制覇」、
しかもいずれもレコードタイムで優勝し濃い記録を刻んだものです。
それも2004年のNHKマイルC、日本ダービーを「変則二冠制覇」、
しかもいずれもレコードタイムで優勝し濃い記録を刻んだものです。
これからもこの「キンカメ産駒」は活躍してくれるはずなので、覚えておいてソンはないでしょう。

そして、覚えておいてと言うより、競馬ファンでは無くても
この写真に写っている馬の名前は記憶にあると思います。
この写真に写っている馬の名前は記憶にあると思います。
史上2頭目の無敗の三冠馬「ディープインパクト」。
この馬に関しては、ボクが多く語る必要もないほどのスーパーホースですね。
その後帰国し、凱旋門賞失格が通告された「ディープインパクト」の走りを見に東京競馬場に行き、
雨の中、JCを優勝した武豊と一緒に万歳三唱をした思い出があります。
雨の中、JCを優勝した武豊と一緒に万歳三唱をした思い出があります。
そんな「ディープインパクト」の子どもにはGI馬で桜花賞馬のマルセリーナ、
安田記念を3歳で制したリアルインパクト、
今年の牝馬クラシックの主役だと思われる阪神JFに勝ったジョワドヴィーヴルもいます。
安田記念を3歳で制したリアルインパクト、
今年の牝馬クラシックの主役だと思われる阪神JFに勝ったジョワドヴィーヴルもいます。
そして、そんな大スターに引けを取らないが奥にいる白い馬は、
NHKマイルCとJCダートで優勝した「クロフネ」・・・
NHKマイルCとJCダートで優勝した「クロフネ」・・・
って、ボクの思い出話はもういいッスよね?
「クロフネ」にもたくさんの思い出があるんですけどねぇ・・・
アグネスタキオン、ジャングルポケットと戦ったあの伝説の「ラジオたんぱ杯3歳S」。
外国産馬であるがゆえに、菊花賞に出られず天皇賞(秋)もアグネスデジタルにゆずり、
しかたなくダート路線に変更した末、つかみ取った2001年の「JRA賞最優秀ダートホース」の栄光。
しかたなくダート路線に変更した末、つかみ取った2001年の「JRA賞最優秀ダートホース」の栄光。
などなど・・・
って、ハイハイわかりましたよ。
思い出は尽きないのですが、相方や息子が退屈そうなのでこの辺にしておいて次に行きましょう!
飛行機の時間が迫っているのですがあと一ヶ所だけ、
相方のリクエストで行かなければならないところがあるんですよ。
相方のリクエストで行かなければならないところがあるんですよ。
急げ~~~~~っ!!
「社台スタリオンステーション」 北海道勇払郡安平町早来源武275 電話(テレホンサービス):0145-22-4600 放牧時間:9:30~14:00 ※天候や種牡馬の体調、牧場の都合により見学時間や内容が変更になる場合があります。
・・・次回最終回につづく。