イヴは温泉で | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

12/24のクリスマスイヴから、ボクら家族は原発事故の風評被害で苦しむお隣の県は、
福島県の会津に足をのばしてきました。

その風評被害に屈せず、むしろボクの出会った会津はむしろ活気にあふれていて、
リニューアルしたばかりの「若松城」や、ご当地グルメの「ソースカツ丼」
ボクらの目や舌を楽しませてくれましたよ。


さて、お腹を満たされた後に向かったのはJR東日本、只見線の「七日町駅」。

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新潟には六日町や十日町がありますが、ここは「七日町」(なぬかまち)です。

無人駅ではありますが、レトロな駅舎がいい味出していますね。


で、なぜ駅に来たかといいますと、この「七日町駅」には
「駅Cafe.」という、会津17市町村のアンテナショップが駅内にあるんですよ。

アンテナショップだから地元の美味しいものや工芸品などの会津のお土産がたくさん集まっています。

その中でも、ボクがブログのネタにもなりそうだと、買おうか悩んだのがこれ↓

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天然有機ゲルマニウムイオン水の「五色水」。

300mlで950円って、高っ!!

これは磐梯朝日国立公園裏磐梯高原の極々限られた場所だけに湧き出る
「天然有機ゲルマニウムイオン水」なんだそうで、
ここまで飲み水として純度の高い天然水は、世界中でもまれなんだそうですよ。

「天然有機ゲルマニウム」は抗ウイルスや抗がん作用として注目を浴びているのですが、
それが自然水の約2万倍以上も含まれた「五色水」は採取量も少ないために
こんなに高価になってしまうそうです。

世界一高価な水としてTVでも紹介されたそうですが、ボクには手の届かない商品でしたぁ・・・

この水の効果は帰って来てから調べて知ったのですが、母親に買って行けば良かったなぁ。

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そのかわり、会津あずき茶「あずき御前」(170円)を買いました。

これもなかなか珍しいですよねぇ。

味はおしるこに近い訳ではないのですが、甘くなくサラットしていてほんのりとあずきの香りがします。

あずきはポリフェノールを多く含むので身体にもいいですよねぇ。


そして、この「駅Cafe.」では、その名の通りちょっとしたお茶もできます。

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名物は野口英世ゆかりのペルーの豆を自家焙煎し、
会津の地酒の仕込み水でウォータードリップしている「名水水出しコーヒー」(400円)ですが、

今なら3/31まで、この駅前の昔ながらの情緒を残してて観光名所ともなっている道路、
「七日町通り」にある15軒のお店で「まち歩きスイーツ」と題したキャンペーンのもと、
各店特別メニューとして500円のスイーツセットが用意されているんですよ。

ここ「駅Cafe.」ではそのコーヒーと「まろやかかぼちゃのバターケーキセット」で500円とお得♪

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かぼちゃの甘味が自然の素朴な味わいで、息子にも安心して食べさせてあげられました。
って、いうか半分以上は食べられちゃいましたが・・・

さらに、「まち歩きスイーツ」では、15軒中の2軒のお店でスイーツを食べると
記念品がもらえるそうなので、また違いお店で後ほど食べに行きたいと思ってます。

って、食べてばっかりだなぁ・・・

クリスマスイヴの暮れゆく時間をとっても落ち着いた空間で過ごす事ができましたよ。

会津磐梯山が夕日に照らされてキレイですねぇ♪

全国的に寒波がやってくるという予報だったこの日ですが、
ボクらにこんな素晴らしい景色を見せてくれました。

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「駅カフェ」 

福島県会津若松市七日町JR七日町駅舎内
電話:0242-39-3880
営業時間:9時~18時


ちなみに、「まち歩きスイーツ」のキャンペーンはスイーツを2軒のお店で食べる以外に、
さらに会津若松にある「東山温泉」か「芦ノ牧温泉」の
このキャンペーンに加盟している10軒の温泉宿に日帰り温泉として500円で入浴するか、
宿泊すると、さらに宿泊券などが当たる懸賞に参加できるそうなんですよ。

こういった観光客が楽しめるキャンペーン、いいですよねぇ。

って言う事で、ボクらが次に目指したのは「東山温泉」!

しかも、実は日帰りじゃなくて今回は泊りなのです。

そうなんです、今年ののみ家のクリスマスイヴは温泉旅館で過ごす事にしたんですよ。

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今回ボクらがお世話になる宿は「庄助の宿 瀧の湯」。

会津の名所「伏見ヶ滝」を真横に望みながら温泉を楽しめる宿で、
不思議な力を持つ滝「不思議な滝」が訛って名が付いたと言う説もある
古くからのパワースポットなんだそうです。

また昔、藤という娘が叶わぬ恋に絶望し、身を投げたことから「藤身ヶ滝」と
呼ばれたことからその名が付いたと言う云われもありますが・・・

そこから1300年前に行基上人が、3本足の烏に霧のたちこめる滝の方へと導かれていくと、
一瞬にして霧が晴れ、滝の近くにある大岩の影からコンコンと湧き出るお湯を発見。

それが「東山温泉」発祥の湯なんだそうですよ。

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そして、120年前に開業したこの宿の前身「旅館 松島」には、あの民謡「会津磐梯山」にも登場する
♪小原庄助さん、なんで身上つぶした?
朝寝朝酒朝湯が大好きで、それで身上つぶした、 あ~もっともだぁ、もっともだぁ

と、小原庄助さんも訪れたと言い伝えのある宿だそうで、
「庄助の宿 瀧の湯」と名称を変更したそうです。

でも、小原庄助さんっていう人物にはモデルが多数いるらしいので、
どの庄助さんかは謎ですが、身上つぶすぐらいにこの温泉にハマってしまったのですね。


チェックインすると、まずお部屋に案内してもらう前にお抹茶のおもてなしがありました。

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自分で茶せんでたて、お菓子には「水ようかん」がついてきました。
どうやらこれは「東山温泉」で有名な創業文政二年の老舗「松本屋の水ようかん」だそうです。

さらにうれしい事に酒杯が用意され、用意されている地酒を飲んでもいいそうなんですよ。

ボクらは温泉に浸かった後、気分次第でまた市街地に車で戻り、「野口英世青春広場」に施された
会津で初の本格的なイルミネーションを見に行こうかなぁ、とも思っていたのですが、

この酒杯見た瞬間それは諦めて会津の地酒を満喫するモードにチェンジしちゃいましたよ。

しかも、まだ断乳できていない相方の分までいただいちゃいましたぁ♪

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この後、泊る部屋まで案内されたのですが、どこまで歩くんだ?
ってぐらい長い長い廊下を渡っていきました。

全ての部屋が絶景の川沿いにあるためだと思いますが、
どうやら安いプランのお部屋は奥の方にあるみたいですね。

まあ、お風呂や食堂を往復したりするのは大変だけど、それはしょうがないか・・・


夫婦でそれぞれ入浴後に自由に部屋に帰って来られる様に、
カギも2つ用意してくれる気遣いもありましたしね。

この様に、この「庄助の宿 瀧の湯」には細かいちょっとした「気遣い」や「おもてなし」があって
なかなか面白かったので目についたものをダイジェストでご紹介します。

まずは、貸出の小説本。

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これは紙ではなくプラスチックで出来ていて防水の本なんです。

お風呂にゆっくり浸かりながら読書が出来るような「おもてなし」ですね。


また女性限定ですが、華やかな浴衣の貸し出しはもちろん、
こんな「シャンプーバー」というものもあり、お風呂に備え付け以外の
お好きなシャンプーを選び、小さなコップに入れて利用できる「おもてなし」。

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さらには温泉から出た後に火照った身体にうれしいその場で食べられる冷えた「ところてん」。

ボクらは夕飯も近いのでお風呂に入る前に食べちゃいましたが、
それでもかなり身体に沁み渡りましたよ♪

日によっては地元の牛乳で作られた冷たい「ヨーグルト」の時もあるそうです。

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また、トイレのウォシュレットから出てくる温水はなんと、珍しい事に温泉。

ここの温泉の効能には痔にも効くと言われているんだそうですよ。


もちろん最近温泉宿に設置されているところも多くなってきた足湯「かわかぜ足湯」もあり、
「伏見ヶ滝」を眺めながらゆっくりと入れます。

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これが到着して真っ先に目についたアイデア溢れる多彩な「おもてなし」なのですが、
まだまだたくさんありましたよ。

でも、なかなか先に進まないので、とりあえずは夕食前に一っ風呂浴びましょう!

息子も「日帰り温泉」での特訓のかいあって大浴場も慣れましたが、
興味あるもんを見つけるとすぐそっちに行ってしまうので、制御するのが大変ですよ。

一応、子ども用のバスチェアがありましたが、そこに大人しく座っている訳はありません。

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もう、着替えさせるのも大変でゆっくり出来なかったので、また夜に入りくることにします。

あ、そうそう、ボクらは利用しませんでしたが、子どもが遊べるキッズルームもあるようですよ。


さて、さっぱりしたところで、ってたいしてさっぱりは出来ませんでしたが、いよいよ夕食タイムです。

すっかり和風で頭から離れていましたが、この日はクリスマスイヴ。

ちょっといつもと違うクリスマスディナーを楽しもうと思います♪


・・・つづく。