ぶらり散歩と北京ダック | 馬の会長日記

馬の会長日記

「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ニイハオ~♪


思い出を振り返り、再びあの時の感動に出会える記憶の旅「過去旅ログ」。

今回は「死ぬ前に1度、万里の長城が見てみたぁ~い!」という思いで
2005年4月29日(金)~5月3日(火)の4泊5日で行ってきた、
中国旅行「こだわりの万里の長城と北京5つの世界遺産」の旅となります。

新潟県人は「熱しににくくて、冷めにくい・・・」。

やっと火がついたので今日も「中国旅日記」行かせていただきまぁ~す!


1、2日目に念願の世界遺産、「万里の長城」を3ヶ所も訪れ、
「天安門」「故宮」「天壇」とたてつづけに3つの世界遺産に3日目。

昔ながらの商店街が並ぶ「瑠璃廠」に行った後、ツアーではオプションで
明代から700年近く続く趣のある住宅街「胡同」への観光に行きましたが、

ボクらはここで一時離脱。

このツアーはあと一日で終わりなので、お土産を買いに街へくり出しましたぁ。

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♪チリンチリ~ン

やっぱり中国は自転車天国ですねぇ。

日本にある自転車の数は約4000万台だそうですが、
なんと中国全土には4億~5億台の自転車が走っているそうですよ。

特に北京市内ではオートバイが禁止されているし、
大きな通りでは一番右側に車と同じぐらい幅のある自転車専用レーンもあったりするので、
とっても自転車が活躍するそうです。

なんだかイメージ通りでうれしい♪


だた当然、スピードは出すし交差点とか赤信号とか平気で渡ります。

歩行者も信号なんて守らないし、逆に止まっていると邪魔者な感じなので
ボクらもその流れにのるのがなかなか難しかったです。

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買い物にやってきたのはたまたま近くにあったデパート「そごう」です。

これはお得意のコピー店ではなくて、
正真正銘のあの日本にもある「そごう」の北京店ですよ。

この頃、反日ムードが漂い、日本食の飲食店などが襲われるほど、
各地で過激なデモが行われていた時ということもあって
あまり日本の企業が経営する所に行かない方がいいとも言われていたのですが、
まったく中国語も話せない2人なので、何かと助かるかもと思って行っちゃいました。


って、言っても危険な目に会う事も無く、買い物のシステムも難く無く、
商品だって漢字で書いてあるからだいたい想像がつきましたけどね。

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特に困ったことも無かったのですが、せっかくなので地元の人とコミュニケーションをとりたくて
紙とエンピツを持って中国のデパガと筆談してみたりしちゃいました。

と言っても、漢字もそんなに得意ではないので、ケータイ電話で変換しながら・・・
って、直接ケータイの画面を見せた方が早いんじゃないかい?


ここで注意しなければならないのが、日本で使っている漢字と中国の漢字とは形が違うものが多いってこと。

それと、全く日本語とは意味の違うものもあるってことですね。

有名なのが『手紙』は中国では「トイレットペーパー」という意味で、
日本語の「手紙」に相当するのは「信」と書くとか、

『湯』はお風呂の事ではなくて「スープ」のことだったり・・・

中国の方が日本に来た時には「銭湯」をスープ屋さんだと思っちゃうんですかねぇ?

「男湯」「女湯」ってどんなスープだ??


まあ、思ってたよりも筆談も通じなかったです・・・

でも、最後に「很高興(ヘンガオシン)」って言うと、とってもよろこんでくれましたよ。

これは「うれし~い♪」って意味みたいで、鉄板だったのでぜひ使ってみてください。

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ここがボクらがスイートルームで過ごすことになったホテル「マルコポーロ」。


この時季の北京の空は黄砂が飛んでいてくすんだ感じがありますし、
街中には風に乗ってふわふわと多くの綿毛が舞っています。

これは「楊樹」という植物から飛ぶそうなのですが、車の排気ガスも手伝い
空気はなんとなくキレいな感じがありませんでした。

まあ、「黄砂」と「綿毛」はこの季節の風物詩らしいので、これも観光と思えば貴重な体験かな。


さて、ホテルでオプショナルツアーの人と合流したら夕食に出かけますよ。





バスで到着したのは「全聚徳」。

「全聚徳」と言えば日本でも有名な「北京ダック」の老舗です。

日本にもあるお店じゃん・・・って言っても、日本にいたらこんな高級店行く機会ないですけどね。

せっかくなら本場の北京で食べるのがいいですよねぇ。

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「全聚徳」は1864年に創業され、各国の首脳陣や政府関係者、
著名文化人など数え切れないほど来ているほど歴史と格式のあるところですもんね。

で、比較的お金持ちが集まってくる場所なのでお店の外にもたくさんの物売りがいました。


『社長さんロレックスあるよ』・・・って言われても誰がこんな道端でロレックスを買うのでしょうか?

もう中国に来て一番発している中国語「不要」(ブーヤオ)を連呼してお店に入ります。




ここで、なんととんでもない事件発生!!

そのしつこい物売り男に『不要』と断り続けていた相方でしたが、
当時まだボクと結婚する前の相方の胸をその男が突然鷲づかみにしてスタスタ去って行きました。


??? え? ええ? ええぇ~!!? これってチカン? 

あまりにも突然で大胆過ぎてボクも相方もフリーズしてしまいました。

どうやら、中国のチカンって日本では考えられないぐらい大胆なものが多いそうです。

むむむ・・・許せん!

しかし、状況を理解した時にはその男の姿も無く、みんなもお店に入って行っているので
もうここは鴨を鷲づかみに食べて忘れるしかないですね。

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店内にはいると高級感あふれるところかと思いきや、GWってこともありスゴい人が溢れていました。

ボクらが案内された席までいく廊下みたいなところにもテーブルが出ていて
みんな夢中でむさぼっていましたよ。

もともと明朝宮廷の高級料理を、街の人にも味わって欲しいと広めたのも「全聚徳」なんだそうですね。

ツアーの皆さんと丸テーブルに着くと、まるまる太った飴色に光る北京ダックを
調理人が目の前でさばいてとり分けてくれました。

これを、最初は皮の部分をそのままいただきます。

ん~香ばしくて甘くて、美味しい~♪

これは中国のビールにピッタリです!

中国にきて初めて幸せになれる食事を口にした気がしましたぁ。


つづいて、「荷葉餅」という小麦粉で作った薄いクレープみたいな生地をお皿に1枚敷き、
北京ダックに甜麺醤をたっぷり付け、白ねぎと一緒にクルリと巻いて食べます。

ん~、最高♪

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北京ダックって皮しか食べないと誤解していたんですが、お肉も食べるんですね。

肉も蒸し鳥の様にホロっと柔らかくとってもジューシーで「好吃(ハオチー)」(美味しい)♪

一緒の席に座ったツアーの皆さんはご年配の方が多くて、少し食べたらもう満腹っていうので、
ボクら2人で遠慮なくここぞとばかり食べまくりましたよ。

北京ダックはあの「西太后」も愛したもので、鉄分や、ビタミンが豊富で美容にも健康にもいいそうです。

牛肉や、鶏肉と比較してみると鉄分は約2~4倍、ビタミンAは3~10倍)、
ビタミンB1は約4倍、ビタミンB2は約3倍も含まれているそうです。

しかも、不飽和脂肪酸もたっぷりで、脂も残りにくいというのだからとってもヘルシー。


って、言っても皮以外はほとんどまるまる1羽を相方と2人で食べてしまったので、
さすがのボクらでもかなり苦しくなってしまいましたけどね・・・

でも、食べる前の嫌な出来事は満腹と共に忘れてしまった鴨。

ふ~食った、食った~ごちそうさまでしたぁ~♪



さて、食べ終わったらバスでホテルに帰るというツアー行程ですが、ボクらは得意のガイド泣かせの単独行動。

「自分たちでなんとかホテルに帰るから」とガイドさんに断って、腹ごなしに夜の北京の街を散歩します。

こういった行動も、息子がいる今ではしばらく出来ませんね。

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特に行くあては無かったのですが、地下鉄に乗ってみました。

電車やバスなど公共の乗り物に乗ると、広告だったり人の流れとか、
その土地の人の生活や文化が見られるから好きなんですよねぇ。

ボクが海外に行くとなるべくそうしてます。

ただ治安が悪かったりするとさすがに怖いので、人の少ないところには行きませんが・・・


特にこの頃は反日ムードに漂っていた時なのでドキドキしましたが、
周りを見てみたらGWの北京ということもありいろんな民族ばかりです。

単一民族の日本に住んでいればすぐ見わけもつきますが、
ここ中国ではもともと50以上の民族がいるとされてますから、
ボクらが日本人だなんてしゃべらなければわからない一アジア人なんですよねぇ。

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で、とりあえず人で一番賑わっているかもしれないと思う「天安門広場」で下りてみました。

しかし、昼間あれだけ賑わっていた「天安門広場」も夜は閉鎖され、誰も入れない状況でしたよ。

でも、「天安門」ライトアップがキレいで来てみて良かったです。


それから、ホントに3年後に控えている「北京オリンピック」に力を入れているんだなぁ
というカウントダウンモニュメントも見る事ができましたよ。

って、もう22時過ぎてますね。

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さすがに、賑わう繁華街にも行ってみましたが、普通のお店はほとんど閉まりはじめてました。

人はいっぱい出ているけど、いったい何をしているんだろう?

まあ、ボクらも目的があった訳ではないので、雰囲気だけ味わって、
ちょこっと買い食いをして(って、また食うんかい!)

また地下鉄に乗ってスイートホテルのあるホテルに帰り、3日目を終えました。

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さて、この中国の旅もあと1日となりましたよぉ。

予定されている世界遺産はあと1つ!

つづきはいつになるかわかりませんが、また気が向いたら更新しますね。


それでは、再見(サイチェン)♪