J1第6節「川崎フロンターレ」【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

7/23(土)はJ1リーグ第6節「アルビレックス新潟 vs 川崎フロンターレ」に参戦しに
ホームの「東北電力ビッグスワンスタジアム」に行ってきました!

第6節は4/16(土)に行われる予定でしたが、東日本大震災直後で延期となった試合です。

これで震災の影響で移行した試合は最後となりますね。

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我がアルビは前節のアウェイ「清水戦」では前半からアグレッシブにいき、
試合を完全に支配していたにもかかわらず、1つのミスにより形勢逆転、
結果まで一気にひっくり返ってしまうというショックな敗戦をしてしまいました。

そして、順位もこれ以上は下げられないJ2降格ラインギリギリの15位。

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「FIFA女子ワールドカップドイツ2011」での日本代表の優勝という結果は
目指してきたとは言え、まるで夢のような未だ信じられないほどうれしいことで、
日本サッカー界にも大きな影響を与えたと思いますが、
それでも何だかボクの心が満たされないのは、このアルビの低迷ぶりが原因でしょう・・・

サポーター仲間からは、今回の日本代表でアルビレックス新潟レディースの2人、
『阪口夢穂と上尾野辺めぐみをトップチームにいれたら』なんていうジョークも飛びかってますよ。

シャレにならねぇ~

試合開始前にはその日本代表を世界一に導いた2人から挨拶がありました。

アルビの選手もこれに感化され、もともとアルビの信条でもあった
「あきらめない精神」を再び見せてほしいです。

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一方、川崎は前節首位を独走していた柏レイソルを終盤に引き離し、
首位から引きずり落とす勝利をして勢いがあります。

しかし、これまで川崎をホームに迎えてのアルビはここ12戦負けなし!

なんとか今回もその伝説をもう一つ更新してほしいですね。

川崎のサポーターさん、鬼門でもある我がホーム「ビッグスワン」に
こんなにもお越しいただきありがとうございましたぁ。

昨年、一昨年と芝への散水用のスプリンクラーの水をかけてしまい、大変申し訳ありませんでした。

今年は春だから大丈夫だろうなぁと思っていたのですが、結局この季節になってしまいましたね。
でも今年は大丈夫だったみたいです。

散水のサービスはありませんでしたが、できれば今年も勝ち点を置いていっていただけたら幸いです。

ホントに今アルビは切実なもので・・・

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そんなアルビに朗報は、ヨンチョルのスタメン復帰や東口GKのベンチ入り復帰などもありますが、
柏レイソルから完全移籍してきた右サイドバックの村上佑介も即戦力でベンチ入り。

村上はJリーグデビュー戦でDFながらハットトリックを達成したという伝説の持ち主。

アルビが伸び悩む得点力への貢献が期待できます。

無敗伝説、そしてハットトリック伝説が過去のものとならないように
消化試合半分を終えた折り返し地点で、ここで気をとりなおして上昇したいッス!

いや、上昇しなければならないのです!

入場ゲートで配られたKONAMIのオンラインゲーム、「FOOTBALL ALLSTAR'S」のカード、
そしてオレンジシートを掲げて選手を迎え入れ、
いよいよ立て直しへの第一歩が 25,420人の観客のもと19:03にキックオフしました!

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前半の立ち上がりのアルビは、最近完璧に出来ている最終ラインを高く保ちつつ
前線からの激しいプレスでアグレッシブに守備をしています。

まあ、守備はいつも悪くないんだけど、攻撃面では相手の裏をつこうにも
なかなか上手くフィニッシュまで行けません。

これが毎度毎度の課題ですね。

一方、川崎は破壊力を誇るはずなに、思ったよりもなかなか攻めてこない。

ここは様子見といった感じで、引いて守って、カウンターで攻めてくる戦略をとっていました。

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ま、まさか・・・

いつも試合終了時に失点してしまうアルビを見透かし、後半に勝負をかけてこようという作戦か!?

いや、アルビの守備がフィニッシュまでさせていないと思いましょう。

お互いが中盤でのボールの奪いでなかなか前にいけず、
お互いこの攻撃面で上手くいかないことにイラついてきたのか?

ミシェウがコッチのFKになった時になかなかボールを渡さない川崎の選手から無理やりボールを奪いにいき、
イエローカードをもらってしまったのです。

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ダメだ、熱くなり過ぎちゃ、イライラしちゃ。

プレイが雑になってくる・・・

そしてその心配は当たり前のように川崎の選手も感じていたかのように、
崩れつつアルビを見逃さず一気に攻撃に転じてきます。

息が詰まる程の怒涛の攻撃をつづける川崎でしたが、
何とか小澤を始めとしたアルビの堅い守りで前半をスコアレスドローで折り返せましたよ。

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ハーフタイムには新潟海上保安部こと「海猿」が海難防止強調運動のPR。

後半に入ると再び中盤での激しい攻防。
お互い様子見なんてありません、思い切りのガチンコ勝負!

川崎もガンガン攻めて来ますが、アルビだってここホームで引く訳にはいきません。

そして後半8分、なかなか切り崩せなかった川崎のプレッシャーを、
アルビは右サイドを見事なパス回して崩しにかかりました。

菊池から始まり→千葉→高徳→三門→亜土夢→高徳→勲→亜土夢と
ほぼダイレクトに近いパスで前に持っていき、

亜土夢からミシェウに渡したパスをワンタッチでブルーノロペスへ!

相手ディフェンスラインを上手くかいくぐったロペスは、
新潟出身の川崎のGK相澤貴志選手の動きをよく見て落ち着いてゴールの左隅へ・・・

ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーール!!

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よっしゃあ! やったぜ先制点だぁ!

なんてキレイなつながりなんだろう、こんなことアルビもやれたんだぁ♪

そして、ロペスがゴール裏に打ち込んだ「かめはめ波」パフォーマンスに、ボクらのハートも撃ち抜かれましたよ♪

しかし、まだまだ時間はあります。

これまでのアルビを見てきた者にここで「今日は勝てる!」なんて安心する人はいないでしょう。

それもそう、今シーズンのアルビは先制点をとっておきながら
「3勝1敗4分」と、5つも勝ちを落としてきているんですよ。

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1点じゃ足りない、追加点だ!

アルビのラインを下げることはもう無い。

これまでの反省を活かして攻めの姿勢を崩さない。

だけど、それには高い位置からの守備も怠ってはいけない。

ヨンチョルだってロペスだって積極的にプレスにいきますよ。

不器用かもしれないけれど常に全員攻撃、全員守備・・・これこそがアルビの戦い方。

センターバックの菊池が足をツッていても、交代するのはミシェウ→長袖王子の木暮や
自陣ゴール前のディフェンスを行った際に左腕を負傷したロペスの代わりには川又と、
攻撃的な選手を2人も入れる。

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黒崎監督の元FWの魂がそうさせるのだろうか?

それとも川崎の相馬監督に対し、鹿島の同門対決として引く姿勢は見せられないのか?

しかし、その攻撃の姿勢もなかなか実らない・・・

菊池から亜土夢への惜しいスルーパスも、
川又のペナルティエリア外からの魂を込めたヘディングも、再びゴールネットを揺らすまではいかなかった。

守備陣も追加点を望みながらも、あの攻撃的なサッカーをする川崎を
シュートまでさせないようによく耐えていますよ。

特にGKの小澤はキャッチでのセーブなど安心して見られるシーンが多かったです。

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そして、追加点をとれないまま魔のアディショナルタイムの表示は「4分」。

長めのアディショナルタイム。

でも、もう長さなんて関係ありません。

時計なんて見ません。

笛が鳴るまで選手は走り続け、ボクらは声を出し続けるだけ。

アディショナルタイム4分に移籍したばかりの村上が入った時にも、
時間が早く過ぎて欲しいというよりもどれだけアルビにフィットしているか見てみたいと思ってしまいましたよ。

まあ、アルビのゴール前で高くバウンドするボールの処理を2人が空振りした時には
さすがにヒヤヒヤしましたけどね・・・

そして、ついに試合終了のホイッスル。

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結果、「1-0」でアルビの勝利♪ ヤッタァーーーー!!

これで川崎を新潟に招いてのホームゲームは「13年連続無敗記録」として更新できましたぁ。

しかもあの攻撃力を誇る川崎のシュートを8本しか打たせなかった・・・
アルビのシュート数は10本だけど、相手より打てたのもなかなか珍しい。

まさにチーム全員で1点をとり、チーム全体で守れた、
ドロくさいけどなかなかアルビらしい試合だったと思いますよ。

黒崎監督の言葉じゃないけど、勝つって気持ちいいなぁ♪

バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪

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そして次のアルビレックス新潟は、7/30(日)J1リーグ第19節のアウェイ
「NDソフトスタジアム山形」で「モンテディオ山形」との対戦となります。

山形とは震災の影響で試合日程に変更があったために一ヶ月も経たないうちに再戦です。

7/2(土)に行われた第2節では、9戦連続未勝利に終止符を打つ、
久しぶりの複数得点の完封勝利に「ビッグスワン」が湧きましたね。

アルビは2つ順位を上げて13位になれたけど、まだまだこんなもんじゃマズいっす。
前半の借金をした分、今季はまだしていない「連勝」することは必須です。

お互いここは絶対に勝ち星を積み上げたいという思いが強くあり、楽な戦いになるはずはありません。

実際前節、それまでアウェイで勝てなかった山形は
18位のアビスパ福岡を確実に仕留め浮上のきっかけを掴んでいるかもしれません。

お隣の県なので参戦したい気持ちはあるんですが、その日はちょっと用事があるため
スカパー!観戦で勝利を祈ります。

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ちなみに今節のヒーローはもちろん無失点で抑えたこの人! GK小澤です!

鹿島時代、ベンチで過ごしてきたことが多かった苦労人についにスポットライトが当たりました。

『チーム一丸になって得た勝利なので、ここの場所にみんなで立つべき』と謙虚に言ってましたが、
スタンドからは彼に惜しみない拍手が送られていました。

新潟に来てくれてありがとう、我らが守護神、小澤。

ちなみに心配していたブルーノロペスの左腕の負傷についてですが、
試合の翌日、左腕にはスポーツテーピングはしていましたが、ニコニコで新潟駅にある
アルビのオフィシャルショップ「オレンジガーデン」を訪れていたので大丈夫そうでした。