J1第2節「モンテディオ山形」【J特】 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

7/2(土)はJ1リーグ第2節「アルビレックス新潟 vs モンテディオ山形」に参戦しに
ホームの「東北電力ビッグスワンスタジアム」に行ってきました!

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第2節は3/12(土)に行われる予定でしたが、東日本大震災直後で延期となった試合です。

あの悲劇があるまでは、第1節でアルビがアウェイの地で快勝し、首位で迎えるホーム開幕戦に
「今年はやれる!」と浮かれていた自分がいました・・・

それが、今では9戦連続未勝利のチーム記録の樹立と共に、15位という順位。

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しかもここホーム3戦は試合終了間際に多くの勝ち点がこぼれていってしまうという
なんとも悔やんでも悔やみきれない結末で、相当精神的ダメージを受けましたよ。

でも下を向いていたって、希望の光は見えてくる訳はありませんもんね。

この1週間、頭を冷やして立ち直らせ、前向きに自分を震え上がらせ、
そして熱い思いとともに今節もここビッグスワンにやってきましたよ。

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相手の山形にはJ2時代から通算14勝6敗4分と大きく勝ち越せてますし、
現在2連敗中のアウェイでは今季勝ち無し、17位と降格圏内にいる調子が上がらないチームです。

しかしもしこれが、リーグ終盤戦の対戦であったらお互い崖っぷちのチーム同士、
事実上残留争いの直接対決といったカードとなるでしょう。

お互いここは絶対に勝ち星を積み上げたいという思いが強くあり、楽な戦いになるはずはありません。

お隣の県ということもありますが、こんなに多くの山形のサポーターの方に
お越しいただきありがとうございます。

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さてさて、こんな苦しい状況の両チームですが、アルビにはU-22日本代表の召集されていた
酒井高徳と鈴木大輔が戻ってくるという明るいニュースがありますよね。

これまでアルビは勝てなかったとは言え、ホームではこの3戦1失点ずつしかしていません。

この、ディフェンスの2人が戻ってきてくれたら負ける事は考えられませんね。

って、・・・大輔がクウェート戦での相手の2得点に絡んでしまったってことはここでは忘れましょう。

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今日は今年からアルビの背中のユニフォームスポンサーさまになっていただいた
ホームセンターの「コメリ」さまのサンクスデーで、

入場ゲートで「アルビ応援3連うちわ」と、キックオフ前には映像、
そして、熱い・・・っていうか、素朴であたたかく、ちょっと長めなメッセージとをいただきました。

まさか起立してみんなで「エイエイオー!!」をやるとは思ってませんでしたよ・・・


さて、山形からのたくさんのサポーターの方が来てくれなければマズい人数になっていた
23,408人の両サポーターが見守る中19:03、「天地人ダービー」キックオフです!

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って、あれれ? これが9戦勝ち無しで現在15位のチームなのか?

いい意味で全然熱くない。

勝ちに恵まれていないチームは得てして、選手一人一人が熱くなってガムシャラにバラバラに攻めたり、
ボールを奪われるのを怖がり、なかなか前にいけない事が多いのですが、
今日のアルビはまるで、王者の風格があると言えるほど冷静です。

何の王者でも無いのに、この貫禄はこの1週間、
前日までの5連戦でボロボロになった身も心も完全にリフレッシュしてこれたからだと思えます。

両サイドハーフの三門や亜土夢、またサイドバックの石川などが積極的に上がれ攻撃に参加できるのは、
やっぱり後ろにUー22の2人が戻ってきたおかげかなぁ。

最終ラインも高くて全体で攻めている感じです。

そんな中、前半13分に試合が動きました。

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試合開始前からこのアストロボーイはもうそろそろやってくれそうな予感はしていましたよ。

ヨンチョルの活躍で一時期ベンチにも入れず、
さらにはヨンチョルがいなくなっても木暮が代わりに入る場合が多く、
きっとずっと悔しい思いをしていた事でしょう。

ここ近戦のホーム、激しい仙台戦ではスタメン起用で90分相手選手を果敢に削りに行って走り抜いてましたし、
前節のセレッソ戦では全てのFKを任せられ、枠内にいく惜しいシュートも見られましたね。

そして今節、スタメンで起用された右サイドでボールをキープしていたところをファールで止められ、
ペナルティエリア前のFKを自らゴール左隅をねらい、山形のGKの手を弾きながらの・・・

ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーールッ!!

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やったぜ!

待望の先制点!!

しかし、ここでよろこんではいられないッス。

これまでのホーム3戦、終了間際の悪夢が脳裏を過ぎります。

追加点が絶対欲しい!

アルビ側のみんな全ての人がそう思っているはずです。
だからまだまたアルビの攻撃は休まりません!

三門やブルーノ・ロペスの枠を捉えれなかったシュートからはじまり、
前半18分、高徳の右を強引にこじ開けて突破したシュートは相手に当たりギリギリのところでコーナーに、

そのコーナーから今度はミシェウの鋭いシュートがまたもや、ポストに阻まれる。

前半40分にはキレキレの亜土夢がミドルシュートを放つも相手GKのファインセーブに弾かれました。

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ん~遠い・・・次の1点まで遠いッスよ。

アルビが珍しくこれだけ怒涛の攻めが出来ているのに、そう簡単に追加点は許してもらえません。

このまま、危ないシーンも追加点も無いまま前半を1点リードで終えました・・・

って、嘘!

ありましたよ、最大のピンチ!

前半33分、山形の長身FW大久保選手にゴール前で競り負けヘディングシュート!

まさかの同点弾かと思いましたが、なんとかクロスバーにセーブをしてもらったんです。

いやぁ、危なかったッスよ。

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ハーフタイムにはモンテディオ山形や、BCリーグのアルビレックスのマスコット、
新潟県内の天地人に関わるマスコットが大集合!


さて、後半に入ってもアルビは攻撃の手・・・いや、足を休めません。

今、きっと選手たちの気持ちはボクらと同じ「ここからスタートだ!」と思ってるはず。

そんな思いで攻め続けた結果が後半4分、すぐに表れました。

右サイドの高徳から繰り出された絶妙なクロスに中央のブルーノ・ロペスがダイビングヘッド!

きたぁ~~~~~っ! ・・・か?!

うわぁ~、またクロスバーに弾かれたかぁ! なんで枠の中に入らないのかなぁ・・・

と思った瞬間!? その弾かれたボールに小さな背中に23を背負った影が突っ込んできたっ!

マイティ亜土夢だぁ!!

そのルーズボールに勢いよく飛び込んだにも関わらず、優しいリフティングのようなヘディングで・・・

ゴーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーッル!!!

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よぉおしっ! 待望の追加点だぁ♪

亜土夢はピッチに両拳を握ってのヘッドスライディング。
これは「鉄腕アトム」のつもりだったみたいだけど思ったほど滑らなかったらしい。

だけど、時間はたっぷりあるし、これまでの事を思えば、まだまだ足りない。

もっと、追加点を!


なんてアマく無いッス。

山形も必死にフレッシュな選手を入れて攻めの姿勢が強まります。

しかし、焦ることなくアルビのDFもむやみに飛び込まず、相手の前線に渡る前に刈り取れてます。

いよいよアディショナルタイムに入りますが、ゲゲゲゲ!またもや長めの「5分」の表示。

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これまで、ここからのパワープレイに翻弄されてきたアルビ。

今日も守りの意識が強いのか? 簡単に中にボールを入れられてしまいます。

あぁ、これまでの反省があんまり活かされていない・・・

コワい、コワい、やめてぇ~

5分あれば、試合がひっくり返られる恐れがあることを、特にアルビは思い知らされています。

それと同時に山形も、相手がアルビならその可能性はあると思っているかのように攻め立ててますよ。

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長い、長すぎる、アディショナルタイム。
そして、これまでのチーム最悪最長の暗くて長い勝利へのトンネル。

しかし、ついにそのトンネルをホイッスルと共に抜け出しましたぁ!

その瞬間、スタジアムは喚起に湧く前に、周りの人と
「終わった? ファールのホイッスルじゃないよね? 今日は勝ったんだよね?」って、何度も確認してから・・・

よし、ヤッターーーーーーーーーーーーっ! と、声をあげましたよ。

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結果は「2-0」で我がアルビの勝利。

やっと10試合ぶりに勝利を手に入れることができました。

しかも、失点を0で抑え、複数点ですよ。

確かに試合終了間際のバタバタ感はまだまだ大きな課題となりますが、
長いトンネルを抜け出すには最高に自信が持てる結果になったと思います。
いやぁ~、うれしいッスよ♪

この苦しい時を耐え、選手を称え、ガムシャラに闘って勝てない、
日々を過ごしたサポーターの皆さまお疲れ様でした。

スタジアムにはアルビサポが2万人ぐらいしかいなくなってしまいましたが、
この瞬間を一緒に分かち合えて良かったです♪

♪オ~レンジブル~ オ~レンジブル~ オ~レンジブル~ゥ オ~レンジブル~ 

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バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪ バンザーイ♪


でもよろこびに浸るのはこの週末まで!

次のアルビレックス新潟は、中3日で試合がやってきますよ。

4/3(日)に行われる予定でしたが、震災直後で延期となったJ1リーグ第4節。
7/6(水)ホームの「東北電力ビッグスワンスタジアム」で「ヴァンフォーレ甲府」との対戦となります。

甲斐と越後の対戦、通称「川中島ダービー」ですね。

甲府相手にJ2時代からアルビは通算17勝4敗5分と大きく勝ち越せてますし、
現在16位と降格圏内にいるチーム。

しかも今節では今季一度も勝ち星のなかったアビスパ福岡に初めて勝ちを譲ってしまい、好調とはいえません。

しかし山形の時も書きましたが、もしこれがリーグ終盤戦の対戦であったらお互い崖っぷちのチーム同士、
事実上残留争いの直接対決といったカードとなるでしょう。

お互いここは絶対に勝ち星を積み上げたいという思いが強くあり、
楽な戦いになるはずはありません。

今回の結果で満足せず・・・いや、満足出来る訳はないので、
ここはこれまでのマイナス分を取り戻すためにも次節もホームですし、
「勝って兜の緒を締めよ!で、再びこの場所で歓喜をあげたいと思います!

って、平日だから、上手く仕事を切り上げてこないとなぁ・・・

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ちなみに今節のヒーローは、もちろん田中亜土夢です♪