パリ、最後の観光場所は | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ボンジュール♪


過去の旅の記憶をたどる「過去旅ログ」。

相方の強い希望で「ドイツ」から始まった2006年6月18日(日)~26日(月)の
ヨーロッパ「新婚旅行」の記憶旅も、いよいよ残すところあと約5時間となりました。

終わりの3日間は「フランス」は「パリ」で過ごし、最後の日6/25(日)は生憎の雨模様。

そんな中、午前中は憧れの「凱旋門賞」の地「ロンシャン競馬場」をこの目に焼きつけ、

再びパリの中心地に戻り、ボクらが最後の観光地に選んだのは・・・

さてドコでしょう?




メトロ「シャルル・ド・ゴール・エトワール駅」を降りて
「シャンゼリゼ通り」の西端、「シャルル・ド・ゴール広場」に到着しました。

そこは「シャンゼリゼ通り」を含む12本の通りが放射状にのびている円形の広場です。

上から見るとまるで星の形をしているので、昔は「étoile」(星)と名のついた
「la place de l'Etoile」(エトワール広場)と呼ばれていました。

その広場の周りは車道のロータリーになっていて、
12本の大通りから出入りする車は無秩序のように見えるのですが、
ちゃんと右優先のルールに基づいて流れているそうなのです。

でも、初心者はなかなか曲がることが出来ず鮪の様に永遠と回ってしまうかもしれませんね。


広場の中央に行くには「シャンゼリゼ大通り」側から入れる地下道を利用します。

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円の中心部の足元にはこの様な第一次大戦で亡くなった「無名戦士の墓」があり、
献花と炎が絶えることはありません。

その上を見上げると巨大なアーチが覆っています。

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この建造物は1806年にアウステルリッツの戦いに勝利した記念としてナポレオン・ボナパルトの命令で着工。

30年の月日をかけて1836年に完成したのですが、ナポレオン本人はすでに死亡していて、
彼がここをくぐったのは1840年、セントヘレナ島から棺で帰国し、
アンヴァリッドに改葬された時だったといいます。

その壁面にはナポレオンの戦いや義勇軍の出陣の様子を描いた10個の彫刻で飾られていますよ。

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さあ、もうおわかりですよねぇ♪

ボクらがこの「新婚旅行」の最後の観光場所に選んだのはこの「凱旋門」です!

正確には「エトワール凱旋門」と言いまして、

実はパリだけでもこの様な門は「カルーゼル門」「サン・ドニ門」「サン・マルタン門」など複数存在しています。

日本では「凱旋門」と言えばこの「エトワール凱旋門」を指すのですが、
そもそも「凱旋門」とは軍事的勝利を讃え、その勝利をもたらした将軍や国家元首や軍隊が
凱旋式を行う記念のために作られた「戦勝記念の門」のこと全てをそう呼ぶんですねぇ。

「エトワール凱旋門」をはじめとするほとんどの「凱旋門」は
その発祥である古代ローマの「凱旋門」を模範にしたもので、新古典主義の代表作の一つなんですよ。


ちなみに北朝鮮の首都「平壌」には金日成の帰還を記念してつくられた「凱旋門」があるそうです。

それはこの「エトワール凱旋門」を意識し、それよりも10m高くして世界一の高さを誇るものにしたらしいです。

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ちなみに「エトワール凱旋門」は高さ49.54m、幅44.82mです。

この「エトワール凱旋門」、実は屋上は吹きっさらしの展望台になているんですよ。

「シャンゼリゼ大通り」から見て右側の柱の中は階段があって、この当時8ユーロで登れました。

狭くて暗い約300段弱ある一方通行の螺旋階段を息を切らしながら上へ上へと登っていきます。

まるでグルグルバットリレーをしているかの様に回って、まったく方向感覚がなくなってしまいますよ。

これ、暑い日はホントに間が回って倒れますって・・・

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でも、身障者、シルバー、ベビーカー専用有料エレベーターもありますので安心ですね。

やっと光が見えてきたと思ったらそこに待っていたのは想像を絶する風景が!

まるで自分が「パリ」の中心に立っているかの様に、景色が360°放射状に広がります。

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ビルが立ち並び「新凱旋門」のあるラディファンス方面や、
パリで一番の高層ビル「モンパルナスタワー」のあるモンパルナス地区、


エッフェル塔もこんな間近で見ることができますよぉ♪

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実は「パリ」って大都会のイメージがありますが、市内は規制で高層ビルがないんですよ。

だから、こんなに景色が開けているんですねぇ~


多分はじめて登った人はきっと一通りパノラマの景色をグルっと見たら、
次に真下を見る行動をすることでしょう・・・

これがまた面白いんです。

円形のロータリーを車が12本ある道路から入ってきて、オドオドしながらもまたどこかの道に入ってきます。

ミニカーの様な車がクルクルと回って、まるで万華鏡を見ているようでしたよ。

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最後にルーヴル方向にはしる、世界一オシャレだと言われる道、「シャンゼリゼ通り」をこの旅の見納めにして、
今度は反対側の柱から降りました。


ん~ちょっと悔やまれるのは、天気が良かったらもっとキレイだったんでしょうねぇ。

それに夜は23時まで登れるそうなので、絶対キレイだと思われるここから見る夜景は
次来るときまでのおあずけですね。



さあ、いよいよこの「新婚旅行」のエンディングが流れ始めましたよ。

長々と書いてきましたこの「新婚旅行記」も次回全20話をもちまして完結となります。

ここまで一緒に旅をしてくれた方、または途中で離脱してしまった方も、
大変ありがとうございます、そして長旅お疲れ様でした。

次回最終話はやっと日本に帰ります。


それでは、オ フヴォワーフ♪ 


・・・つづく。