ボンジュール♪
過去の旅の記憶をたどる「過去旅ログ」。
この旅行は「新婚旅行」なのを忘れてはいけませんよねぇ。
この旅も明日で終わり、最後の夜ぐらいは2人の世界を優雅に過ごして終わりにしようと思いました。
ボクらは17時半頃宿泊しているホテルに一度戻り、
相方はワンピースに、ボクはスーツにネクタイを締め、フォーマルスタイルに変身して再びでかけました。
相方はワンピースに、ボクはスーツにネクタイを締め、フォーマルスタイルに変身して再びでかけました。

バスに乗って向かった先は「アルマ橋」にたもとにある桟橋です。
そこには、正装した紳士や淑女がたくさんいました。
さすがスタイルがいい外国人ばかりで、ボクらはまるで社交パーティーに迷い込んだ子どもの様でした。
そうです、「新婚旅行」最後の夜は、シックに「セーヌ川のディナークルーズ」でキメたいと思います。
この船は別の会社の船なのですが、「セーヌ川のディナークルーズ」が出来る会社は、
パリには4社あるそうなのですが、それぞれ発着地点、値段、運行時間が微妙に違います。
パリには4社あるそうなのですが、それぞれ発着地点、値段、運行時間が微妙に違います。

ボクらは日本から予約でき、ホテルからも近く、クルーズ時間も長いし、値段も料理込みで2万円もしなかった、
1949年創業の一番の老舗「バトー・ムッシュ」にしました。
今や、「セーヌ川のディナークルーズ」の呼び名を
「バトー・ムッシュ」と思っている人も多いほど信頼のおけるところです。
「バトー・ムッシュ」と思っている人も多いほど信頼のおけるところです。
まだ19時半で日は明るいですが、数時間たっぷりとクルージングしていくので、景色の移り変わりも楽しみです♪
「アルマ橋」を出発した船は「シーニュ島」の脇を通り「グルネル橋」へ向かいました。
そこのたもとには、ニューヨークのその姿が有名な「自由の女神像」が立っています。
もともとアメリカの「自由の女神像」はアメリカ合衆国の独立100周年を記念して、
1886年にフランスが贈ったもので、原作者もフランスの彫刻家。
1886年にフランスが贈ったもので、原作者もフランスの彫刻家。
そして、そのお返しとしてアメリカが1889年にフランスに贈ったのがこの「自由の女神像」だそうです。
高さは11.5mとちょっと小さめですけどね。
パリ市内には「リュクサンブール公園」にもさらに一回り小さな「自由の女神像」があるそうですよ。
まあ、日本にもお台場ににあったり、青森県おいらせ町にあったり、
ボクの実家の近くの岩槻のホテルの屋根の上に立ってたりと、
「自由の女神像」がその名のごとく自由気ままに世界各国に点在してますよねぇ。
ボクの実家の近くの岩槻のホテルの屋根の上に立ってたりと、
「自由の女神像」がその名のごとく自由気ままに世界各国に点在してますよねぇ。
ちなみに先日ご紹介しました函館山、「ニ十間坂」上の「自由の女神像」は、撤去されると情報が入りました。
・・・やっぱりね。

船は「グルネル橋」を旋回して再び「アルマ橋」方面へ、
セーヌ川の橋の中でも一際異色で、金ぴかで豪華な彫刻がほどこされている
「アレクサンドル三世橋」を下から見上げるとは、なんとも絶景ですよ。
「アレクサンドル三世橋」を下から見上げるとは、なんとも絶景ですよ。
地上から見るのもいいですが、このセーヌ川の中から見上げるパリの風景はまた違った表情を見せますね。
中でも「オルセー美術館」は趣があってボクはとっても好きです♪
印象派の画を中心に19世紀の芸術作品が数多く収蔵されていることで有名な
「オルセー美術館」の建物はもともと1900年の「パリ万博」の開催に合わせて、
「オルレアン鉄道」によって建設された駅兼ホテルだったので、
その時のなごりの大きな時計があります。
「オルセー美術館」の建物はもともと1900年の「パリ万博」の開催に合わせて、
「オルレアン鉄道」によって建設された駅兼ホテルだったので、
その時のなごりの大きな時計があります。
時計の針は「21:40」を指してますね。
その姿はそのものズバリ、このパリの時を刻んでいるような気がしますよ。
そしてまた、暗くなってきたら別の顔を見せますので、それは後ほど。

景色ももちろん楽しみなのですが、なんと言っても本場フランスで食べる「フランス料理」です♪
まずは「シャンパン」でこの旅とこれからの2人の人生に乾杯。
あんまり料理の写真を撮っている場合の雰囲気じゃなかったので料理画像が残ってないのですが、
フランス語(英語)で書かれたメニューが手元にあったので、食べたものだけ記しておきますね。
フランス語(英語)で書かれたメニューが手元にあったので、食べたものだけ記しておきますね。
って、言ってもよく訳せないんですけどね・・・

前菜は「季節のサラダ」にプリップリの「焼いたロブスター」、
そして相方が大好きな本場の「フォアグラ」、「スモークサーモン」。
前菜からいきなり豪華ッスよ♪
さらにメインディッシュは、4品あるうちからそれぞれ1品を選びました。
相方は「ローストビーフ」、ボクは「スズキのムニエル」にしました。
「sea bass」って書いてあったから釣りをやっていたボクには英語でもピンときましたよ。
「sea bass」って書いてあったから釣りをやっていたボクには英語でもピンときましたよ。
その他には「ラム肉の蒸し煮」と「サーモンのムニエル」がありました。

あとは、赤ワインもボトルでそれぞれ追加し、「チーズとサラダ」。
デザートには「焼かれたアイスクリーム」と「チョコレートケーキ」が選べたので、
2人でそれぞれたのみ、食事の最後はコーヒーでシメました。
2人でそれぞれたのみ、食事の最後はコーヒーでシメました。
お料理を先にご紹介しましたが、ゆっくりと暮れ行く景色を見ながら、
セーヌ川の揺れを感じつつじっくりと本場のフレンチを楽しみましたよ。
セーヌ川の揺れを感じつつじっくりと本場のフレンチを楽しみましたよ。

船は「ルーブル美術館」の脇を通り、絵のモチーフなどにもよく使われる歩行者専用の鉄橋
「ポン・デ・ザール橋」をくぐりました。
そしてセーヌ川は2つに分かれ、川幅は狭くなり「シテ島」を右に見ます。
横から後ろからと見上げる「ノートルダム寺院」はスゴい迫力があります。
その様な風景の素晴らしさにも驚きですが、
それをさらにひき立てているのがゴミやラクガキがほとんどない事なのかなぁって思いました。
それをさらにひき立てているのがゴミやラクガキがほとんどない事なのかなぁって思いました。
川岸の近くを通るのですが、まったく見当たりませんでしたよ。
さすが、世界的観光都市「パリ」です。

・・・パリの街並みも薄っすらと暗くなってきました。
川岸には夕暮れのひと時を過ごすカップルたちがイチャイチャしてますよ。
さすがフランス、オープンですねぇ~
これが本場の「フレンチキッス」ってやつですかぁ。
これが本場の「フレンチキッス」ってやつですかぁ。
「サン・ルイ島」を過ぎてからUターンし、「エッフェル塔」を前方左に見ながら戻りますよ。
街全体が、暖色系の灯りに包まれて本当に美しく幻想的なパリの街。
再びボクらの目の前にあの「オルセー美術館」姿を現しました。
時計の針が「22:20」を指す「オルセー美術館」はぼんやりとライトアップされています。

この頃は他のお客さんも食事を終え、2階の甲板に出て写真を撮りあっていましたよ。
乗船する時には紳士と淑女も、子どものように目をキラキラさせていました。
ボクらもこの「オルセー美術館」をバックに撮ったツーショット写真を、
4年経った今でもリビングに飾ってあります。
4年経った今でもリビングに飾ってあります。
様々な歴史が刻まれ、ゴシックやアールヌーボー、バロック、
さらには近代建築などの建築物で構成された色彩と表情が豊かな街、
さらには近代建築などの建築物で構成された色彩と表情が豊かな街、
そして、今でも国際的情報発信の中心の1つであり、世界中の人が憧れ訪れる観光都市の「パリ」は、
夜の帳に包まれると橙の灯一色に染められ、街全体が1つの輝きを放っていました。
そして、その街のほぼ中心で「新婚旅行」の最後の夜を迎えられるなんて、
自分なりにはこれ以上無い、かなり背伸びしたシチュエーションがつくれたと思っています。
自分なりにはこれ以上無い、かなり背伸びしたシチュエーションがつくれたと思っています。

しかし、ここからが2人のスタートです。
今、この瞬間が2人にとって最も感動した時間だったと終わらないように、
これからこれ以上の感動する物語を2人で築いていかねばなりませんね。
これからこれ以上の感動する物語を2人で築いていかねばなりませんね。
・・・さて、ついにこのヨーロッパ「新婚旅行記」も「パリ」出発まで19時間となりました。
残された時間はあとわずか、最後の日にボクらにやれることは限られていますが、
悔いなく最後まで旅を堪能したいと思います!
悔いなく最後まで旅を堪能したいと思います!
それでは、オ フヴォワーフ♪
・・・つづく。