イタリア旅行記XXVI「seiミラノ」 | 馬の会長日記

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「馬の会」の会長“のみ”の気まぐれ日記。
競馬はもちろん、前に住んでいた新潟のこと、
今住んでいる埼玉のこと、趣味の旅行に、
アルビレックス新潟、グルメなどなど
その時思ったことを気ままに更新してま~す。

ボナセーラァ~♪

4/14(火)から始まり、これまで「ローマ」「フィレンツェ」]「ヴェネツィア」「ミラノ」]と
4都市を駆け足でめぐってきた「イタリア旅行」も、4/20(月)の夕方で全工程7日間が終了し、
とうとうイタリアの滞在時間も残り3時間となってしまいました・・・

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まだ明るい午後6時にホテルに集合し、イタリアの北の玄関「マルペンサ空港」に向かいます。

ボクら2人は何台ものバスを乗り継いできましたが、いつも一番後ろの席を陣取りました。

遠足で言う「ガキ大将席」ですね。

多人数のツアー旅行では、説明を聞ける添乗員さんのそばや、前の窓から景色が見える前方の席がわりと人気なのですが、
ボクは後ろを振り返れば背後の窓から写真を撮れるし、右や左に見どころがあれば両方見られるし、
眠くなったら横になれる「ガキ大将席」がお気に入りです♪

でも、やっぱりガイドが聞こえなかったり、みんなとワンテンポ遅れたり、常に乗り降りが最後だったり、
3面窓なので日が差し込んできて暑い・・・などと、人気の無い席である理由もわかりますが・・・。

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「マルペンサ空港」は初日イタリアに降り立ったローマの「フィウミチーノ空港」と並ぶ国内最大の国際空港です。

近代的なつくりが、逆に別れの寂しさを増徴させます・・・

空港に到着するなり、すぐに荷物を預けてチェックインの手続きです。

預ける荷物はスーツケース1個あたり20kgまでで、重量オーバーすると超過料金が取られてしまうので、
ワインやオリーブオイルなど、液体のお土産をたくさん買った人は
最後の審査を通る様な気持ちで冷や汗モノです。

ボクらはほとんどお土産なんて買ってないので、「余裕♪余裕♪」って思っていたのですが、
ボクの持っていた大きな方のスーツケースを量りに乗せたら何と「25kg」!

ちょっとビビリましたが、もう一つの小さなスーツケースが「15kg」位だったので、意外とギリギリセーフ・・・

ボクらで、こんな感じなのに他の人は大丈夫だったのだろうか?

まぁ、かなり超過していなければ見逃してくれるという、アバウト・・・いや、おおらかなお国でもありますから。

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おおらかと言えば、ボクらは無かったのですが、
お土産をたくさん買った人は免税手続き(リファンド手続)もしなければならないですよねぇ。

基本、申請するときは商品をオープンチェックしなければならないのですが、
見るのも、見ないのも係員の性格次第だそうで、
ほとんど時間がかからない時もあれば、かわいい女性を見かけたときにはラテン気質全開で、
どうでもいい質問攻めで30分以上も足止めさせるということもあったそうなので、

もしものために早目、早目の行動が必要ですね。

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・・・って、早目、早目の行動をしてきたボクらは何のトラブルにも巻き込まれず、
離陸の時間の2時間も前に出国してしまいました。

あれぇ?・・・バタバタと名残惜しむ間もなく、イタリアを出てしまいましたねぇ。

もちろん、出国も「入国の時」に学習していたので、しっかりと出国スタンプを押してくれる所に並びましたよ。

最初から重いお土産、ワインとオリーブオイルは出国してから買おうと思っていたの
で、ワインはもちろん「フィレンツェ」で衝撃的な出会いをした、「キャンティ・クラシコ」や、
「ヴェネツィア」のあるヴェネト州のワインをゲットしましたぁ。

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ただ、夜も遅い離陸だったので閉まっているお店も多く、
出国しちゃうとちょっとのお土産売り場とレストランしかないので、
2時間時間をつぶすには結構退屈でしたよ。

離陸するとしばらくは機内食が出ないというので、イタリアンビールを飲み、
とり放題のぱっさぱさのパンと、ほとんど味の無いバジルのマカロニを食べながら時間を過ごしました。

お世辞にもこの美味しいとは言えない食事が、イタリアでの最後の晩餐になろうとは・・・

いや、もう出国しているから断じてここはイタリアではありませんよねぇ。
イタリアの最後はあくまでも美味しい「エスプレッソ」でシメたことにしますよぉ。

と、言うことは、これでとうとうホントに楽しかったイタリアの地を離れてしましたね。

最後「ミラノ」の街では、なんと言っても願ってもない大事件「セリエA観戦」がありました。

サッカーも、ファッションも、町並みも全て日常が洗礼されたオシャレな街。

まさに「ミラノ」は「デザインの街」と呼ぶのにふさわしい街でした。

この「ミラノ」での興奮は一生忘れないことでしょう。


グラッツェ、ミラノ。(ありがとう、ミラノ)


アリベデルチ、ミラノ。(さようなら、ミラノ)


・・・イタリア旅行記「ミラノ 篇」おわり




でも、『おウチに帰るまでがイタリア旅行ですよぉ』
と添乗員さんも言ってましたので、もうちょっとだけ続けますね。

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雨の21時45分、ボクらを乗せたJAL0418便は11時間かけて日本に向かいます。

機内はまたラッキーなことに窓際の2人席。
トイレに立ったり座ったり気を使わなくていいですよねぇ♪

でも、ショックなことも1つ。

機内のビデオ番組プログラムが行きの飛行機とまったく一緒!

もう仕方ないから、行きで途中まで見た「感染列島」を見ようかなぁ・・・

・・・z.z.z.

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あ、あれぇ? 明るいよ?

いつの間にか寝てしまいました・・・

どれぐらい眠ってしまったかはわかりませんが、
飛行機は夜から昼間に向かって飛んでいるので夜は短いはずです。

眩しい「ロシア」上空を見ながら、最初の機内食の時間です。

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って、えぇ~・・・さっそく、ひやむぎに鯖と、さらにはアサヒスーパードライっすかぁ!?

いきなり、飛行機で日本食にありつけるとは・・・

まだイタリアンを引きずっていたかったよぉ~

・・・ちなみに飲み放題をいい事に、トマトジュースをビールで割り、
「レッドアイ」にして飲んだりと、ながい退屈な空の旅を楽しんでいました。

そしてまた途中までしか見られなかった「感染列島」に再々挑戦ですよぉぉ・・・

・・・z.z.z.

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って、あれぇ?! もう次の食事!?

これは朝食? 昼食? 何なんだろう・・・?

また、「感染列島」見てないよぉ!

やっぱり、朝から夜まで遊び歩いて、この1週間ゆっくりと寝てないので疲れが貯まっていたかなぁ・・・?

ん~今度こそ再々々挑戦で見るぞぉ!

で、結局なんとか一通り「感染列島」を見ることが出来ましたが、
まさか、日本についてすぐに「新型インフルエンザ」で日本中が大騒ぎになるとは
この時まったく考えもしていませんでした。

って、言うかちょっと遅かったら、ボクの会社の緊急対応で海外帰りの人はしばらく出社禁止を命じられ、
これから旅立とうとしている人には旅行での出国を禁止されたのです。

イタリアでも後に発症がみられましたもんね。

ふ~、ボクらはイタリアの地震と新型インフルエンザの
ギリギリの隙間で行って来たイタリア旅行だったみたいですね。

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そして、ほとんど機内は寝てすごし、いよいよ日本も近づいてきたという時、
機内に緊張感の走る放送が流れました。

『ただ今機内で、急病人が出ました。
お客様の中に、お医者さまが看護士さまがいらっしゃいましたら、ご協力お願いします』

「んぉ!マジで?! ドラマでこんなシーンを見たことあるぞ」
と不謹慎ながら思ってしまったと同時に、何も出来ない非力な自分に恥ずかしさを感じてしまいました。

・・・すると、ボクの近くの席から手があがり、一人の女性が立ち上がりました。

それは、この7日間一緒に過ごしてきたツアーの新婚さんの一人でした。

カッコイイ~・・・

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日がかわって4/21(火)の16時35分、日本の成田空港に無事到着いたしました。

長いはずのフライトはほとんど寝ていたので「あっ」という間でした。

ここからさらに3時間以上かけて新潟に向かわなければなりません。

まさにもう一旅行ですよ。

でも、実は重い方のスーツケースには着替えとか、すぐには必要ないものなどが詰め込んであって、
最初から空港から宅急便で送るつもりでしたぁ。

ほとんど手ぶらの状態で、しばらく成田空港内を散策してやっぱり日本に着いたら
本格的な日本食が食べたくなりますよねぇ♪

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空港内の「天亭」というお店でボクは「鯖の塩焼き定食」を、相方は「天丼と蕎麦定食」を食べましたよ。

やっぱり、お米は日本が美味しいなぁ♪

・・・新潟駅に着く頃にはあたりは真っ暗でしたが、出発前にはもうすぐで満開だった桜も、
緑の葉がちらほら見えて、街には散った花びらが舞っていました。

もう、新潟の春はとっくに始まっていました・・・

ボクの場合、ヨーロッパに行くと時差ボケがヒドイので、もう1日有給休暇をとってのんびり調整します。


これで、8日間にわたるボクの初めての「イタリア旅行」は無事終了です。

イタリアは見るもの、食べるもの、聞くもの、全てが衝撃すぎて
1週間あってももの足りない感じがしましたが、

イタリアにはきっと再び訪れるような気がしてなりません。

今度は、一つか二つの街をゆっくりと過ごしたいと思います。

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これまで「イタリア旅行記」は全26回、約2ヶ月に渡ってのんびりと書いてきました。

自分の記憶が薄れないように、また、皆さんも旅行に行かれている気分になれますようにと、
長々と書いてしまいましたが、全編お付き合いいただきました皆さまありがとうございました。

そして、またこれを読んでイタリア旅行に行きたくなった方がいらっしゃったり、
これからイタリアに行かれる方に少しでもお役にててたりしたら幸いです。

ちなみに、本文中に書かれている金額や時間など、ボクの持ってる資料や、
記憶の中だけで書いているので、最新の情報をご確認していただくことをおすすめします。


「イタリア旅行記」はこれで閉幕しますが、まだこの日記はつづきますので、
今後とも末永くよろしくお願いします。



・・・「イタリア旅行記」おわり

チャオチャオ~♪