ワダツミとは日本神話に登場する海の神である | うほほんのブログ

ワダツミとは日本神話に登場する海の神である











柿本朝臣人麻呂、石見の国より妻に別れて上り来る時の歌二首 并せて短歌

石見の海 角の浦廻を 浦なしと 人こそ見らめ 潟なしと 人こそ見らめ よしゑやし 浦はなくとも よしゑやし 潟はなくとも いさなとり 海辺を指して 和田津の 荒磯の上に か青く生ふる 玉藻沖つ藻 朝羽振る 風こそ寄せめ 夕羽振る 波こそ来寄れ 波の共 か寄りかく寄る 玉藻なす 寄り寝し妹を 露霜の 置きてし来れば この道の 八十隈ごとに よろづたび かへり見すれど いや遠に 里は離りぬ いや高に 山も越え来ぬ 夏草の 思ひ萎えて 偲ふらむ 妹が門見む 靡けこの山

反歌二首
石見のや高角山の木の間より我が振る袖を妹見つらむか
小竹の葉はみ山もさやにさやげども我は妹思ふ別れ来ぬれば