中京(13日)-競走馬たちの光と影① | 馬券究所~競馬ですノート~

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◇年末に使っていたうえに、今年に入ってからも先週までで8日間も使っていて、先週の雨で傷んでしまっているから、芝は良馬場でも水準より1.5秒ほど時計が遅く、最内からでは遅れ差しの3着が2回のみと、基本は3分どころから外が伸びる馬場。ダートは、水準並みの時計の出方と見て良さそう。


2R 3歳未勝利 1700mダート

*ここは素質的に2頭立てで、それで決着しても良いメンバーだったが、アルテミス・ブルーモーメントは共に崩れて水準以下の決着。

前者は、鞍上がいうように休み明けが原因と思われ、手足バラバラの走りでは推進力が出ないから伸びず、後者は、初ダートうんぬんより今回は元気がなかったというから、悪い日のダンス産駒が出たと判断して良さそう。この不安定さが現代競馬の競走馬にある特徴の一つだから、今後も全能力を出せたらという注釈付きの狙いとなる。ここでの結果だけでは見限れず、気力と体力の充実した状態であれば未勝利は卒業できる筈。

勝ち馬セレナプレジールは、初ダートであり今回がまだデビュー2戦目だから、走破レベルが高くなくても上積みを一考の余地あるが、2着のユメミルテーラーが好走する場合は、だいたい決着レベルが水準以下なので、それを踏まえ走破レベルが上がるまでは、未勝利クラスの目安馬という評価で良い。こういったタイプの馬は最後まで、どこかのクラスの目安馬で終わる事が多いのも事実だが…。

※目安馬(自分語)の定義-そのクラスで安定して走るか、いつもソコソコ人気馬ながら飛躍の考えにくいタイプ。水準以上の決着レベルとかメンバーだと、人気でも詰めが甘くなる確率が高く、少し相手が弱くなったり走破レベルが下がると自分の力だけは走る。そこに出走している素質馬なら、この馬に不利もないのに先着される事はない。


4R 3歳未勝利 1200m芝

1着・ウォンビーロング=外枠に恵まれたのは事実だが、良馬場でも今回のような時計のかかる馬場は得意ではないから、昇級してもパンパンの良馬場となれば時計に対応するので要注意。


5R 500万下 1700mダート

*ダートに戻し、外枠に入り3着に善戦したサクセスヒューゴーは、未勝利を勝った時はブリンカーを装着しての外枠で、走破レベルも水準以上だった。ネオユニ産駒だけに、すでに完成形に近いのかもしれないが、再び外枠に入るかブリンカーを装着なら、このクラスを勝てる力がありそう。ただ、配当の妙味は今回だったかもしれない。


6R 500万下 1000mダート

1着・タイキドゥカティ=今回は落ち着いていて出遅れず、先行3頭を見ながらの離れ4番手で追走に余裕。連闘にも問題なかったから、昇級しても落ち着きあって流れに乗れるなら通用。ただし、過去の連対実績は1200mまでなので、それより長い距離だと大丈夫とまでは言えない。

*もうソロソロ勝っておきたいのがフィールドチャペルで、このまま安定だけで終わっていると、目安馬のグループと言いたくなる。あと、1.2走で卒業したいクラス。