本日は、八十八商店、錦と岐阜でお出ししている夏野菜料理のいくつかを一挙ご紹介!





hamozukkini kamonasudengaku 鱧とズッキーニの揚げだし 梅おろし



ありそうでなさそうな組み合わせ、

実際やってみるとすごく自然な取り合わせになりました。

薄ごろもで揚げたズッキーニと鱧、

しっとりかつホクっとした感じを梅の酸味で引き締めて。







加茂茄子ゆず味噌田楽


加茂茄子はやっぱ茄子の王様ですね。

しっとりとクリーミー、柔らかいのにしっかり存在感があって。

味噌は西京味噌で甘めに仕立ててあります。

夏の青柚子をたっぷり漬け込んで香りを移しました。

どこかお菓子を思わせるような料理でもあります。






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海老しんじょと冬瓜 薄葛仕立


今月のお碗、その一。

海老と冬瓜、鉄壁の組み合わせです。

普段、しんじょは極限まで柔らかく仕立てる事が多いのですが

今回はプリっと食感を生かして、

その分、冬瓜はみずみずしく柔らかなしあがりで
vici
ヴィシソワーズ 焼き茄子ジュレのロワイヤル


今月のお碗、その2.

一番だしですっきりと伸ばしたあくまで和食のヴィシソワーズです。

とろんとした焼き茄子とダシのジュレと二層に仕立ててあります。

スダチをあしらって爽やかさもプラス。
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夏野菜と生湯葉 冷やし焚き合わせ


なす・とうがん・おくら・フルーツトマト・生湯葉、

それぞれ異なる味付けのダシを含ませて冷たく冷やしました。

わさびと大徳寺納豆がアクセントです。


余談ですがコレに使うトマトを浸しておいたダシがめちゃくちゃおいしくて。

何かに使えないものかとセコいことを考えてしまいます。






いやー、夏野菜っていいですね。

個人的に一番好きな夏野菜料理は

「刻んだオクラと茄子の煮つけで冷ご飯を食べる」と

「茄子と茗荷の味噌汁が冷えたヤツをおたまから直吸い」ですかね。

びんぼーくさくてすみません。

ていうか身も蓋もないなこりゃw


hassun


八寸とは、まあ言わば和食における前菜盛り合わせ、アンティパストミストのようなものでして、

本来は八寸角の杉の盆に山海の珍味を盛り合わせてお酒を勧めるものなのですが

現在ではその拡大解釈で、提供するタイミングや器なんかも様々なスタイルがあります。

もっと詳しく知りたい人はググっていただくとして話を進めますと、

八寸の内容を考えてこれを盛り込むというのはなかなか楽しいシゴトなわけです。


この楽しさは例えるならば、

公園の砂場で秘密基地を作る、とか

自慢のガンプラ大集合させてジオラマ作る、とか

RPGツクールで俺だけのアレフガルドを作る、とか

そういう誰もが一度は経験した事のある楽しさ、と言えばおわかりになるでしょう。

はい、すいませんでした、俺だけのアレフガルドは普通作りませんね。


さてこの「八寸」には重大な落とし穴というべきものが御座いまして

つまりそれは

「どうってことのないものばかり寄せ集めても

なんとなくそれっぽく作れてしまう」

という大変に都合の良い、じゃなくて困った要素なのであります。

例えば極端な話、コンビニの幕の内弁当かびっくり海苔弁当でも買ってきて

バラして組み合わせればなんかそれらしくなるんじゃないかという話。


まあコンビニ弁当は言い杉としても、ちょっと油断すると

「マズいとは言わないが食べても食べんでもまあどっちゃでもえーもんばっか」

みたいな事になりかねないというね、はい、これはもう自戒も含めてなんですけどね。


写真は八十八商店錦で五〇〇〇円のコースにお付けしている八寸の一例です。

食べても食べんでもまあどっちゃでもえーもんは一品も含まれていない・・・はずです!





八十八商店錦では爆音でFMかけながら仕込みを行う事も多いのでありますが

ZIPFMのチャートでラヴサイケデリコが二週連続一位とかなんとかで

デリコ好きのハゼヤマ↓が


megu

大はしゃぎしたりなんかしているわけですよ。

しかしですね、今の日本はおかしい。

日本のポップチャート一位の曲なんてのは

もっとこう、ダサくて笑っちゃうような曲じゃないとどうも釈然としない。

デリコが一位(たとえFMチャートであるにせよ)なんてのは

あまりにも出来すぎていて

何かが大きく間違っているとしか思えません。


などとインネンのようなグチをたれつつ鯵をおろしていると

スタッフのジャン君が九条葱を切りながら

「最近はもうみんな耳が肥えてんじゃないっすかねえ」などと

若いくせにおっさんのような達観したセリフをのたもうわけで

それはまあ、そうに違いないんでしょうけど

しかしお前ら耳ばっかり肥えてんじゃないよと。


だんだん自分でも何に文句が言いたいのかわからなくなってきましたが

肥えているのはなにもあながち耳ばかりじゃないようでして

最近タクシーなんかに乗っても

「最近の若い人たちは舌が肥えてるんだろうねえ、特に女の子は」

みたいな話をしてくるおじさんがけっこういるんですね。

車内で、あの店はどーだこの店はどーだみたいな女の子同士の会話が

昔にくらべて矢鱈に多くなってるんだそうな。

しかもその評価のほとんどは辛辣な悪口なんですと。


まあウチらも何言われてるかわかんないという話なんですが

聞いてみたいような聞きたくないような。