四苦八苦とは、
人間が抱える複雑な悩み事、苦しみ事はすべてこの四苦八苦に当て嵌まる。
四苦とは
生
老
病
死
八苦とは
愛別離苦
怨憎会苦
求不得苦
五陰盛苦
生きるのは苦しみであるとは、
生きて行く上では
物欲
食欲
性欲
が生じるため
◎生きる苦しみ
生きるために食べることは、他の生命を奪って食べる事
生きること、則ち殺生する事でもあるが、全ての者は永遠には生きられない。
殺生をしながら生きている事自体が、カルマ=罪であり、苦である。
◎老いる苦しみ
誰でも歳をとり、歯が抜け、髪が白くなり、皮膚はシワだらけになり体力がなくなることが苦。
◎病の苦しみ
誰でも病になり、苦痛が伴う
病には治る病と不治の病がある
◎死ぬ苦しみ
誰もが必ず迎える死に対して生への執着が苦を生む
以上が四苦
以下の四苦を足して八苦となる。
☆愛別離苦(あいべつりく)
別れたくない人との永遠の別離
☆怨憎会苦(おんぞうえく)
一緒に居たくない人と過ごす事
☆求不得苦(ぐふとくく)
求めても得られない、満たされない
☆五陰盛苦(ごおんじょうく)
五感があるから生じる苦
肉体〔色〕
感受性〔受〕
心〔想〕
意識〔行〕
知覚〔識〕
があるから、多くの悩み事、苦痛が生じる。