自殺をすると魂はどうなるでしょう。
何故、あらゆる宗教は自殺を禁じているのでしょうか?
それには理由があります。
まず、理解しておく必要がありますが、我々が居る世界を「この世」
死後の世界を「あの世」とよく言いますが、「あの世」がある事を理解しないとなりません。
死後は無の世界ではないのです。
我々は「あの世と言う霊界」から来た魂が「この世と言う物質霊界」で人体と言う肉体に乗っているのです。
これを素直に理解しないとなりません。
見たこと、体験したことだけが全てではないのです。
前世の記憶を消して今、「この世」に居るのです。
そして「この世」に居る理由ですが、「この世」は修行を行う場です。
自殺と言う自ら命を断つ事は、収監された牢獄からの脱獄と同じと見做されます。
脱獄するとどうなるでしょうか?
再び捕まり収監され、罪が増します。
それと同じ事が起きます。
「あの世」で魂にカルマ(=罪、苦)が増して「この世」で自殺したくなった理由以上にさらに重く辛く苦しむ事になるのです。
それを抱えて、またカルマを浄化する修行しに生まれてくる輪廻転生を繰り返します。
ですから、「この世」で起こる辛い事や悲しい事、悔しい事、情けない事、怨みたい事、怒りたい事など理不尽で不都合な事は、前世のカルマを浄化させるために起きますから、自殺したくなる程、辛い事が起きるのです。
それを克服して乗り越えないと、課題は残されたままとなります。
死後は、「この世」で浄化した修行によって得た自分の霊質に合った霊界に行きます。
仏教ではそれを『六道』と言います。
ネイティブアメリカン「スー族」に伝わる祈祷の詩です。
霊魂は生成することもなく、死滅することもない。
またその存在を止めたときもない。
霊魂は永久にして不滅てある。
人生の終わりと始まりは夢でしかない。
生まれることもなく、死ぬこともなく、変化することもない。
死が霊魂に触れたこともない。
たとえ霊魂の仮の宿、肉体が死んだように見えても。
以上ですが、
誰が知りえたのでしょうか?