吉田修一の山本周五郎賞受賞作を
行定勲監督が映画化した『パレード』を見た。

アパートの一室に共同生活する5人の若者の物語。
それぞれに不安や悩みを抱える彼らの姿が淡々と描かれ、
このところ大作続きだった行定監督の原点回帰的な感じ。

若者5人を演じるのは、
藤原竜也、香里奈、貫地谷しほり、林遣都、小出恵介。
とくに貫地谷しほりがよかったな。
彼女は器の大きい女優になりそう。

念願の映画版『のだめカンタービレ』を見た。
のだめ好きだけに、映画的にどうのこうのでなく、
のだめと千秋の姿が再び見られたことが幸せ。
さすがに試写室で私の隣に座っていた女の子のように
途中で涙したり、最後に拍手したり、なんてことはなかったけれど。
きっと彼女、ものすごいのだめファンなんでしょうね。

ただ、映画は何の説明もなしに始まるので(まさに続きといった感じ)、
TVドラマを見てない人はまったくわからんでしょう。
まあ、TVドラマを見てない人が映画を見るとは思わないけど。

本編終了後に後編の予告編が流れるのだけど、
感動は後編にもちこしって感じ?
まさに泣き所がもりだくさんって感じの予告編でした。
前評判のいい『(500)日のサマー』をやっと見た。
いわゆる草食系男子な青年が、
愛など信じてない女の子に振り回される物語。
最初に「これはボーイ・ミーツ・ガールの話ではあるけれど、
ラブストーリーではない」といったナレーションが入るのだけど、
まさにそう。
恋に落ちた主人公の青年がものすごくかわいくて、ものすごくかわいそう。
出会いから別れ、その後までの500日間を
時間軸をシャッフルさせて見せる構成もうまい。
これはかなりおすすめですよ。

そしてもう1本。
小川糸の小説を柴咲コウ主演で映画化した『食堂かたつむり』。
もっとつつましやかな映画化と思いきや、
演出がちょっと中島哲也的で、思いっきりファンタジー。
これはこれで楽しめたけど、意表をつかれました。