元気な金魚の記事


金魚の橋本  夏祭りの金魚すくいで、ある女の子が4匹すくいあげて、来ました。3匹は、元気よく、泳ぎ回り、一匹だけ、藻の下に隠れて、うずくまって、小さくなっていました。その一匹は、みんなから、つつかれ、のけ者にされていました。「泳ぐ時にそんなところにいるのは、お前!!邪魔なんだよ!あっちへいけ。」「うあ~やめて~。」と叫んでも、もう一方側の金魚からも「こっちにもこないで!」と追い返えされていました。

 ある日の朝、3匹の金魚は、泳ぎ疲れて死んで浮いていました。

金魚の橋本は、一人呟きました。「あれ!みんなどうしたの?泳がないの?」声をかけても、返事がありません。かろうじて、一匹が「橋本~。今まで、いじめて悪かったな。許してくれ~。僕たちの分まで長生きして、大きくなって、鯉のようになってくれ。」と言い残して、天国へと旅立っていきました。「鯉って、なに?大きくなれば分かるのかな?」橋本には、意味が分かりませんでした。橋本は、決心しました。「大きくなったら、鯉の意味が分かるかもしれない。みんなの分まで大きくなってたくさん食べるんだ。」

 その日から、来る日も来る日も食べ続けました。それにつれて、体がだんだん大きくなっていきました。力も強くなり、元気になって生きました。