スマホからの投稿。

最近maimaiのモチベがダダ上がりなえいてぃです。

さて、最近のコミケで発売された709さんの新譜「Desire Driver」、買ってきましたよん。

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・・・なぜにジャケが小傘っ!?いや神霊廟にも出てきたけどさ!3面中ボスとしてね!!
まぁそんなことはどうでもいい。問題は中身だ中身。
やっとこさ、まるきゅーさんのアルバムが本筋タイトルに戻ってきた!がしかし、原曲の方は神霊廟あたりから劣化してきているなと感じている俺氏。
しかも神霊廟と言えば、アレンジの難しそうな曲ばかり・・・これ本当に大丈夫なのか?Double Spoilerみたいなのになったりしないのか・・・
少し心配しながら聴いてみた結果。



















・・・ッ!
流石!流石709氏のアレンジ・・・!
まさかのここにきて・・・良アルバム・・・ッ!
俺の心配は・・・文字通りの・・・「杞憂」・・・ッ!

いや本当にすんばらしい出来だった。これぞ709氏のアレンジの全力全開!!

今回は神霊廟アレンジということで、神霊廟の名曲と言えば「デザイアドライブ」、「古きユアンシェン」。709氏のデザドラアレンジといえば、過去に「Reality is Empty」という名曲があったのだが、それを超えうる出来になるのか期待しつつ1曲目を聴いたので、あまりにストレート過ぎるアレンジに軽く失望したのだった。

しかし、2曲目から原曲の影の薄さを気にさせないアップテンポなイケメン曲や、Nana09コンビが映える切なげな曲調のアレンジ、原曲の良さを程よい程度に残した熱いメロディで俺の失望や疑いはほぼ薄れていき・・・

5曲目の「Midnight Echo」で俺の中の何かが爆発すると同時に、先程までの余計な感情はすべて彼方へと吹き飛んで行った。

なんだこの・・・「Purple + Indigo」を遥かに超える爽やかすぎるアレンジは・・・!!
卑怯な程に露骨に艶やかな歌詞、完璧すぎるBメロまでのキャッチ、サビで爆発するイケメンボイス・・・俺の想像する「門前の妖怪小娘」アレンジを超越した何かがそこにはあった。
そう、これは「門前の妖怪小娘」のアレンジなのである。

なんだ、なんなのだこのセンスは。一体どこからこんなアレンジが生まれるのだ・・・
感動のあまりベタ褒めしてもまだ足りないぞ。

鑑賞に浸りつつ6曲目、7曲目・・・これもいい、あれもいい、ああ、これが709sec.のアレンジか。

聴き終わりも爽やかで耳当りの良い、ユアンシェンアレンジ。原曲がかっこいいイメージがあったので最初は物足りなく感じたが、2周目になるとこれはこれで悪くないと感じるのだった。


少し5曲目だけ語りすぎたが、他の曲も皆すべて、かなりの良アレンジ。

2曲目の「日の出づる国」は、原曲名を聞いても思い出せないレベルの空気曲アレンジだが、やたらとメロディーが立っていて、サビも耳に残るほどしっかりしている。

3曲目の「アジサイの季節」は流石に同じ原曲を持つ氏の神曲「Jive at the Graveyard」には劣るが、陽気な原曲からは想像もつかない切ない歌詞と曲調でなかなか趣がある。

4曲目の「tears in rain」、これは原曲のいい部分を的確に使用し、Rockならではの激しさと融合させ、別の何かを完成させているようでまた味が濃い。

6曲目7曲目は聖徳伝説と大神神話伝のアレンジで非常に難易度が高いはずなのだが、これもあっさりと王道Rockに仕上げていて流石の手腕を痛感。
どちらも歌詞が神子と布都にピッタリ、壮大で勇気が出るようなものに仕上がっているのもポイント。今 解き放たれた磐船よ!輝く世界抜けて熱い火風に舞え!って思わず言いたくなるよね・・・

8曲目の「一蓮托生」。これも5曲目に負けず劣らずだと思う。過去のジャズロックの方で同じ二つの原曲でアレンジした「マミゾウスタイル」を彷彿とさせる歌詞の正義の味方っぷり、そしてあちらとはサビの原曲が逆なのだが、こっちでもそのサビの入り方の聴き心地の良さは健在。


あー、結局ほぼ1曲1曲語っちまったじゃねーか。まぁそれだけの価値のあるアルバムだったと言えるんだがな。
こんなの出されると今までファンで良かったと思っちまうじゃねーか・・・
総合的にいえば、名盤。それ以外の何物でもない。上にも書いてる通り1周目は終わり方のアッサリ感からまぁなかなかだな、ぐらいの感想だったが、2周目3周目と聴いていくうちに一際このアルバムが輝いて見えたんだよ。

というかまるきゅーさんコミケの後ライブ行ったらしいんだが、それで歌われた曲が「Midnight Echo」・・・ぐぬぬ!聴きたかったぞ!