開かれた政党より、真・保守政党を私は求める | 最初からクライマックス!

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色んなコトに怒ってます。


マル激トーク・オン・ディマンド 第432回(2009年07月18日)
やっぱり日本にも保守政党が必要だ
ゲスト:杉田敦氏(法政大学法学部教授)
 
自民党政権が、いよいよ土壇場を迎えているようだ。
 東京都議選の惨敗で、このままでは次期衆院選での敗北が必至
という状況を迎えながら、自民党内ではいまなお内輪揉めが続き、
窮余の一策さえ打ち出せないでいる。そこにはもはや、半世紀にわ
たり日本を治めてきた長期政権政党の姿は見いだせない。
 しかし、より深刻なのは、自民党が自らの政党としてのアイデンテ
ィティを見失っているかに見えることだ。この期に及んでも、党内か
ら聞こえてくる声は、誰の方がより人気があるかといった表層的な
議論ばかりだ。政権交代のチャンスをうかがう民主党は政策面、と
りわけ安全保障政策面での党内不一致が取り沙汰されることが多
いが、自民党に至っては伝統的保守政党なのか、小泉改革に代表
される新自由主義政党なのか、はたまた何か別の物なのかさえ、
定かではなくなってしまっている。これではもはや政党の体を成して
いないと言っても過言ではないだろう。
 1955年の保守合同で保守勢力としての歩みを始めた自民党だが、
そもそも自民党が政治的な意味で保守政党だったと言えるかどうか
は再考を要する。再配分を主張する勢力は政治学的にはリベラルも
しくは社民勢力と呼ばれ、保守の対局に位置づけられるが、政治学
者の杉田敦法政大学法学部教授は、自民党は自らが政治基盤を置
く農村への再配分を主軸とした政策を実行してきた政党であることか
ら、世界でも特殊な「再配分保守」という位置づけになるという。
 戦後直後の日本はまだ農村社会であり、自民党は農村に政治的基
盤を置き、農村開発を通じて再配分を行うことで国民の広汎な支持を
獲得してきた。その後、高度経済成長とともに、自民党は池田内閣の
所得倍増計画に見られるような、市場重視の伝統的保守主義に軸足
を移していくが、市場経済がもたらす利益は公共事業によって農村に
還元するという再配分政策だけはその後も続いた。政治思想的には
伝統的保守を標榜しながら、実際は再配分政党であり続けたことが、
自民党の特色だった。
 しかし、農産物の自由化や大型店舗法改正などアメリカからの規制
緩和要求が強まる中で、農村の疲弊は避けられないものとなる。その
後1990年代の低成長時代に入ると、そもそも地方に最配分するための
財源が底をつき始め、自民党型再配分政治の統治モデルがいよいよ
立ち行かなくなる。
 そこに颯爽と登場したのが、自民党をぶっ壊すをスローガンとする小
泉元首相だった。国民の高い支持に支えられた小泉政権は、自民党
の伝統的な利益再配分政治を一掃し、新自由主義へと舵を切った。そ
れが功を奏し、自民党は少なくとも一時的に農村政党から都市政党へ
の脱皮に成功したかに見えた。しかし、小泉政権の新自由主義的政策
は、それまでの再配分で「一億総中流」と言われるほど所得の平準化
が進んでいた日本で所得格差を急拡大させ、公的補助の削減によって
セーフティネットからこぼれ落ちる困窮層を急拡大させた。小泉政権以
後の自民党政権では、改革の負の面が一気に吹き出し、構造改革路線
も立ち行かなくなる。しかし、かといって今更農村政党に戻ることもでき
ず、自民党は政策的には「八つ裂き状態」(杉田氏)に陥ってしまう。
 その間隙をついて、それまで必ずしも方向性が定まっていなかった民
主党は、小沢一郎代表のもと、再配分に主眼を置いたリベラル政党とし
ての方向性を固めていく。また、農家の戸別所得補償制度などを主張
することで、小泉改革の下で自民党が置き去りにした農村票を丸々奪う
ことに成功する。
 しかし、自民党が迷走するのも無理からぬ面があった。保守というか
らには保守すべき対象が問われる。冷戦下の保守勢力が保守すべき
対象は日米同盟であり、自由主義経済であることは自明だった。しかし、
今日の日本の保守勢力が保守すべき対象が何であるかについてコン
センサスを得ることは、決して容易ではない。
 来る総選挙の結果、民主党政権が誕生した場合、日本では事実上初
めてのリベラル政権の誕生ということになる。人間の理性を過度に信じ、
正しい政策を行えば必ず社会は良くなると過信する傾向があるリベラル
政権には、対抗勢力として、伝統や慣習の中に蓄積された叡知を信頼
する保守政党が必要だ。自民党が保守政党として再興し、民主党政権
の暴走をチェックするとともに、有権者に別の選択肢を提示することは、
日本の議会制民主主義の安定のためにはどうしても不可欠だ。
 政権交代がいよいよ現実味を帯びてきた今、日本の保守政党に求め
られる条件とは何かを、杉田氏と考えた。
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今更何ですけど、客観的保守政党が必要なんだってお話をされてる
専門家の文章を見つけましたので補完します。過去記事だけど。

遠まわしですが、リベラル派はお花畑で地に足がついてないから
ストッパーがいるのだよ、と仰ってます。

他にも、これで事実上二度目の社会主義な政策をやろうとしてる
政党が誕生した、と言ってる評論家がいるんですけど、どーゆー
訳か大手のマスコミでは流れない。

自民党でも心ある人はちゃんと「出来ることと出来ないことがある」
と言って約束できないことは言わなかったんですよね。

しかし今どきの有権者は違うそうです。
「自民党は(私たちに)何をしてくれるんだい?」ってまず要求な
んだ、と落選した議員が仰ってました。

まずお金が幾ら貰えるんだろう?ってどちらが得なんだろう?って
即物的なのだそうです。

いや、欲を持つことは悪いことではないのです、それが人間の業と
言うものですし、無から有を生む動力源にもなることですので。

ですが、この場合はどう考えても乞食の物乞いのようです。

私は、今回自民党は惨敗することを前もってリサーチ済みでしたけ
ど、実際年配別に話も聞きました。
全くテレビで言ってることをオウム返しに応えられて吃驚して、選挙
事務所で実際講演会に集まるかどうか聞いてみたりもしたんです。


「講演会は予定より人が入ってます。」
って答えでした。ワシを安心させたかったのかもしれませんが、
そんなつもりで訊いたんじゃなかったので、釘をさしましたけど
本音を言うと危機感が感じられない若者に「落ちるぞっ!」
…て怒鳴りたいのを飲み込みました。

そう、今回の選挙実は誰に聞いても感触は悪くなかったって応えるん
です。ワシも名古屋に行って麻生総理の演説聞きましたけど、凄い
人で、斜め対向車に止まってた民主党の演説の方が少なかったん
です。
狐につままれた様な不思議な現象が起こった、と思ってます。

保守の人でも「今回は民主党に入れるけどね!」って腹の中で
思ってた人が多かったとしか思えない。
無論、組織票も動いたんです。「今回は民主党に入れるから!」
ってね。

今の自民党は純粋な保守じゃない。開かれた党だと麻生総
理はフォローしてましたけどね。
理由は国民の需要に応えてこうなったとお話されてました。
そうなんだよね。選挙で(バカな)国民が選んだんですよね。
(申し訳ない、最近思い出すと自重できず、津川雅彦氏が少し入ります)
総裁はぶれてないけど、足を引っ張る人がいるから、やはり保守
を貫けないでいました。
しかも、通して欲しくない法案が通りました。
通して欲しい法案は流れて、結果テロ国家を幇助しました。
で、党が揉めて見苦しく映りました。そして、麻生総理の功績、
つまりお仕事が報道されず、正しい解釈がされませんでした。
私が知る限りでは一度もデス。

で、民衆に判り易かったのは民主党の無料化、補助、保障だった
わけです。(鳩山由紀夫の演説は稚拙だけど、耳触りはよかった)

何だかんだいって、自民党や官僚を悪ものにして政権交代を
選んだけど、本音はお金が欲しかったんだなーと
思います。
例え、財源がはっきりしなくても、貰っちまえばこっちのもんだって
考えの人が圧倒的だった、と。

お金のことだけで自分は反対してたわけではなく、基本的な
国家の主権に関わる政策にしても反対してました。
しかし、このことに関しては感心を持ってもらえなかったし、
まず疑るということをされない人が圧倒的に多かったのです。
それは、マスコミの作戦、報道しなければ存在しない。
、という具体的な成功例でした。
しかし、知って頂ければこんな根拠のない内政が行われたら
国家の崩壊なのだと直ぐではなくてもじわじわと知って頂けた
筈なのですが。
残念なのは、ここで知ろう!と動く人や説明を受けてもまさかぁ
と信じない人、多分「日本の政治家が日本の為にならないことを
する筈がないじゃないか」って勝手に脳内変換してたとしか思え
なかったんですよ。

「民主党、国旗あげませんけど知りませんか?」って質問しても
「それはこれら変わるんだよ」って返答されたんですけど。
絶対与党になっても掲げません。
その証拠に変なニュースを見ました。韓国の首相と会ってるのに、
後ろには国旗がありませんでした。
不自然さはおいおい気がつくでしょう…。(滅)
既に一度旧社会党には痛い目を見てるんですけど、忘れてし
まったんでしょうねぇ。
(で、またアレな時は変えりゃいいってめでたい考えなんだろう
な。滅)

今、日本が本来の日本の姿を留めていないことに気が付いてる
人がどれだけいるでしょうね?

「今回の選挙で心が折れてしまった」
、と志を殺された議員が多い中で、それでも「4年後を目指して頑
張る」と言ってくれた議員は貴重なのです。

この人たちを守る為にも、今のマスコミをどうにかしないといけない
と思います。また、こうして冷静に分析でき、解説してくれる方は
必要です。

自分怒るとカッなってアレなんですけど。
ふざけんなよ、お前ら=3ってな内容をとってもソフトにした書き
込みをアレな議員にぶつけた。だが後悔はしてない(きっぱり)