日本の科学者って凄いよ=3 バイオ分野 | 最初からクライマックス!

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http://sankei.jp.msn.com/economy/business/090808/biz0908081300007-n1.htm
【すごいぞ!ニッポンのキーテク】納豆菌で

害虫撃退 出光の微生物農薬 (1/3ページ)
2009.8.8 13:00

このニュースのトピックス:農林水産

微生物農薬を散布したイチゴの苗をチェックする出光興産の

研究員 出光興産の微生物農薬が、脚光を浴びている。これ

までも微生物を使った肥料で実績はあったが、「農家の関心

は生産性向上より害虫を予防、駆除できる農薬にある」(アグ

リバイオ事業部の坂井昌和担当課長)とのニーズに応えるた

め、研究開発に着手。平成20年1月、納豆菌を使った「タフ

ブロック」の名称でイネ用の農薬を商品化した。イネの種子

が発芽する際に、消毒液として使用することで「いもち病」な

ど5種類の病気を予防できるのが特徴だ。


生物界の陣取り合戦

 食の安全、安心への関心の高まりを受け、農業分野に相次

いで参入したスーパーや外食チェーン向けを中心に、出光の

微生物農薬の販売は好調だ。自前で安全な野菜を作るため、

低農薬や化学肥料の代わりになる生物農薬への関心が高ま

っているからだ。自然界にある微生物を使えば、土壌の改善

にもつながる。

 今年度の販売目標は作付面積ベースで20年度の4倍に相

当する8万ヘクタールで、数年後に50万ヘクタールを目指す。

価格は一般的な化学農薬に比べやや割高だが、病気の種類

ごとに農薬をそろえる必要がなく、コスト削減にもつながるとい

う。

 「タフブロック」は、11年に発売した水和剤タイプの納豆菌を

使った微生物農薬「ボトキラー」を発展させたものだ。植物の

表面で病気の原因となる「悪玉微生物」より先に「善玉微生物」

が存在していれば、後から浸入しようとする悪玉を抑える「ボト

キラー」の特性に着目した。

 この自然界の“陣取り合戦”の原理に基づき、あらかじめ、ボ

トキラーを野菜などに散布すれば、病気の原因となる悪玉菌

を寄せ付けず、発病を予防できる仕組みだ。

 数万種類の微生物ライブラリーから白羽の矢を立てたのは、

食用にも使われる納豆菌。安全性は折り紙付きだ。悪玉菌と

の競争に強く、保存性に優れることも決め手になった。菌を眠

らせることで常温管理で1年間の保存を可能とし、商品化にこ

ぎつけた。


石油から食用タンパク

 出光興産のバイオ農薬開発は、30年代後半に微生物を使っ

て石油から食用タンパク質を取り出す研究開発にさかのぼる。

 当時、研究は日の目を見なかったが、いまやアグリバイオ関

連のチームは30数人のうち7、8割が研究者という専門集団

だ。イワダレ草による緑化事業などにもビジネスを拡大してい

る。

微生物農薬を散布したイチゴの苗をチェックする出光興産の

研究員
 微生物などの生物農薬市場は約30億円。農薬市場全体の

1割にも満たない一方、年率2けたの成長を続けている。近年、

この成長市場に目をつけたライバル企業が類似商品を販売す

るなど、競争は激化するばかりだ。

 今年2月には、住友化学工業と共同開発した微生物殺虫剤

「ゴッツA●(=R)」の販売も始めた。昆虫病原性糸状菌と呼

ばれる微生物を使って害虫の体内に侵入、増殖することで、

その害虫を防除していく。

 住友化学のケミカル技術に加え、出光の微生物農薬の製造

や製剤技術を組み合わせることで、早期の商品化を実現した。

今後は「異業種ともタッグを組むことで生物農薬の品ぞろえを

一気に増やし、シェアを拡大したい」(坂井担当課長)と意気込

む。

 不況の影響で石油業界では石油製品需要の低迷が続き、原

油処理設備の一時休止など減産を余儀なくされている。石油事

業が成熟化するなか、アグリバイオ事業を海外事業や新エネル

ギーなどと並ぶ成長分野に位置づけたい考えだ。

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なんだかよく判らんけど、微生物で害虫をやっつけちゃう新発明

のようです。

いいニュースだー!(ホクホク顔でいる)

やー日本のバイオ関係分野はスゲーですわ。


太陽光エネルギーの利用やら、この間の廃油利用といい、

日本の研究者は頑張ってるよねぇ=3

天才だっ!天才!(日の丸フリフリ)


でも、

昆虫病原性糸状菌ってどんな菌なんだろね?

なんだかスゴイなまえだなぁ~3と思う。 

…勝手にビフィズス菌みたいなの想像しちゃった。(指くわえ)