バッテンライ!!の感想 | 最初からクライマックス!

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色んなコトに怒ってます。

※バッテンライ!!の感想です。

ナニそれ?人へ、文化省が補助金を出してる、日本人が台湾で

ダムを作ったお話の日本アニメ。

― ストーリー ―
舞台は日本領下の台湾。その南西部に位置する嘉南平原

は不毛の大地と呼ばれていた。総督府から技師として派遣

された八田與一は、この地に広大な灌漑施設を造るという計

画を立てる。その信憑性を疑う地元の農民たちは八田に対し

て敵意を抱く。その中に農民の子、英哲もいた。英哲は八田

の土木にかける切実な想いに動かされ、次第にダムの必要

性を理解し、自らも土木技師になる夢を抱くようになる。現場

の近くの宿舎に移り住んだ日本人作業員の家族の中に、ス

スムという少年がいた。ススムの夢は飛行機乗りである。英

哲と意気投合した二人は、互いの夢を語り合う。そんなある

日、トンネル工事中の爆発事故により、五十余名が殉職して

いまう。被害者の中にススムの父親もいた。工事の中止が

囁かれ、八田は苦悩に陥る・・・。

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90分で簡潔にお話がまとめてあります。

言い辛い内容は、子供たちのエピソードに絡めて上手く

ソフトに伝えてます。


当時は八田與一氏の考える計画を信じる人は誰もいないところ

から始まってるんだね、と。

予算を出してくれた日本政府でさえ信じてなくて半信半疑だった

とを八田氏自身も解かってた事を当人が笑って話してるエピソ

ードに感動しました。


強い信念を持ってダム工事に挑んでなくては、笑い飛ばせたり

はしないでしょう。

技術者としても素晴らしいんですが、人としても偉大な方だったんだ

なぁ、としみじみ思いました。


「農民にとって土地は命」って名言がありました。

本当にその通りでして。

正直、農民を完全に説き伏せるのは最初全く出来なかったのであろう、

と解釈しました。


現地の人はダムの製作過程で八田氏の労働者を労いや公平さを

身をもって知って、初めて皆信じたんでしょうね。


あと、奥様がとっても立派で素敵な人でした。ああ、だから八田氏は

安心して仕事に打ち込めたんでしょうね、と至極納得なご夫婦でした。

比翼連理とはまさにこの夫婦の事なのでした。

それ故に片方が亡くなっては1人では居られなかったんだろう、と

切なく思いました。

http://ja.wikipedia.org/wiki/%E5%85%AB%E7%94%B0%E8%88%87%E4%B8%80