インバル~都響のマーラー
3月30日(金)晴れ
23年度の業務も本日で終了。退職される方々の辞令交付、お見送りなど。
お世話になった上司も、定年退職。本年度はいろいろと震災の影響もあり、
年度末までいろいろ忙しかったためか、本日で最後というのが、あまり実感が
湧かない、とご本人もおっしゃっていた。 4月に入り、出社されなくなると徐々
に実感されるのであろうか? いずれにしてもお元気で・・・・・・・・
夜、サントリーホールにてインバル指揮東京都交響楽団によるマーラー
演奏会に行く。 「亡き子をしのぶ歌」と「大地の歌」。
両曲とも 深い感動があった。 とくに大地の歌の最後の「告別」は、CDでは
味わえない弱音の、消え入りそうな微音までもが確実に耳に届き、長い余韻
に浸ることができて実に素晴らしかった。
インバルの指揮は、いつもながらのアインザッツ明解でオーケストラも的確に
反応していた。金管楽器、木管楽器、弦楽器、それぞれ音の分離が明確であり
これは相当高度な演奏技術の証であろう。
深い感動の後、大きな拍手喝さいがあり、指揮者、独唱者が何度もカーテン
コールで客席に向かって挨拶をしていたのが印象的であった。
楽団員の年長と思われる方々に花束が贈られていたが、もしかすると退団
される方なのかもしれない。 ここでも「別れ」があって感慨一入である。
ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ革命 第2回
3月24日(土)小雨のち晴れ
上野学園にて「ベートーヴェンのヴァイオリン・ソナタ革命」第2回、≪スプリング・
ソナタ≫をめぐってと題したレクチャー・コンサートに行ってきました。
前半の諸井さんのユーモアを交えたレクチャー、面白かったです。
後半の演奏も充実しておりました。
第3回目は来月28日です。 その頃は、もうだいぶ暖かくなっているでしょう。