病院や介護保険施設等に設置されており、身体的異常が発生した時のみでなく、療養生活上の疑問が生じた際や点滴終了を知らせる必要がある時などに看護師や介護士等を呼び出す為のツールである。患者や要介護者が緊急時に呼び出すものと考えられているが、緊急時以外でも用いる。看護師や介護福祉士は使用の用途について、患者や要介護者に対して説明義務が課せられており、どのような時に押せば良いのかを明確にし説明しなければならない。説明後は記録に、どのように説明を行ったのか明確に書く必要がある。

親機が詰所にあり、呼び出されると患者と職員間での通話のやりとりが可能。近年では、子機の導入を積極的に進めている病院や施設があり、子機は一般的にペースメーカーを埋め込んでいる患者や医療機器への影響が携帯電話に比べ低いとされるPHSが用いられる。子機の使用により親機のある詰所へ行かなくても建物内ならば職員がどこにいても対応出来るメリットがある。

病院や介護保険施設等では、設置が義務づけられている。
有料老人ホームは設置の義務はないが安心を売りに自主的に設置するところもある。

最近では、病院や施設に限らず、家庭用のモノも販売されている。当然、これは要介護者の家族やヘルパーが対応することとなる。

院内で医師を呼ぶことを通常【ドクターコール】と言うが、航空機内で急に体調の悪い乗客が出て「この中にお医者様はいらっしゃいませんか?」と、医師を呼び出すアナウンスもそのように言う。