日本語では【対称性】という。

ある変換(例えば、左右反転や45°回転)に関して、変換を適用しても変わらない性質のことをいう。

一般的に『ある対象Mが、対称性S(S対象性)を持つ』とは、<S>で指定された操作を<M>に施しても、Mが変わらないことをいう。(なお、このような操作を『対称操作』とも呼び、また『変換』とも呼ぶ)
例えば『球が回転対称性を持つ』と言えば、球は、その中心を通る任意の直線を軸にしてどんな角だけ回転させても、元の球とぴったり重なることを意味する。

芸術分野の用語として用いられ、人や物の配置や向き、振り付けやポーズについて基準線(主にその場の中心)に対して左右鏡面対称とすることを意味する。
これは平面的な対称性に対して用いられ、立体的な対称性については使われにくい。口語では省略され【シンメ】と呼称されることもある。芸術に於けるモノは整列性を想起させて『美しい』と評されることもあれば、動物的でなくなる為に無機質とされることもある。